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農林水産省

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プレスリリース

野菜の生育状況及び価格見通し(令和8年1月)について

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令和7年12月26日
農林水産省
〇 令和8年1月は、トマト、たまねぎ等の価格は平年を上回って推移することが見込まれる一方で、キャベツ、レタスの価格は平年を下回って推移する見込み。

東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び価格の見通しについて、主産地等からの聞き取りを行った結果を公表します。

1.背景

近年、天候不順により野菜の価格変動が大きくなっている中で、産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化を促し、野菜の供給及び価格の安定に寄与することを目的として、平成23年より、野菜の生育状況や価格の見通しについて、主産地、卸売会社等からの聞き取りを行っております。
今回、聞き取り結果に基づく、令和8年1月の野菜の生育状況及び価格の見通しを次のとおり公表します。
なお、2020年基準消費者物価指数によると、令和7年11月の総合の指数は113.2、食料の指数も128.6と上昇傾向にありますが、本プレスリリースについては、主産地、卸売会社等からの聞き取りをもとに過去5か年平均を基準として作成しておりますこと、ご留意ください。

「野菜を食べよう」プロジェクト

農林水産省では、野菜の消費拡大を推進するため、「野菜を食べよう」プロジェクトを実施しています。
野菜はビタミンやミネラル、食物繊維等が豊富に含まれており、毎日を健康で元気に過ごすために欠かせない食材です。
皆さんもご自宅等で野菜をたっぷり使った料理をお楽しみください。
詳細は次のURLをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/2ibent.html

(おすすめレシピ)レタス鍋 (おすすめレシピ)キャベツスープ
レタス鍋 キャベツスープ














また、「令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査と野菜・果物のレシピ」、「cookpad 農林水産省のキッチン」、「(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集」でも野菜のレシピを紹介していますので、是非ご覧ください。

令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査と野菜・果物のレシピ
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/aftercovid19/1.html

「cookpad 農林水産省のキッチン」
https://cookpad.com/kitchen/11469357(外部リンク)

「(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集」
https://www.alic.go.jp/y-kanri/yagyomu03_000001_00046.html(外部リンク)

2.主要な野菜の生育、出荷及び価格の見通し

品目 主産地
( )書きは
令和7年1月の入荷シェア
今後の生育及び出荷見通し 1月の価格見通し
(平年(直近5か年平均)比)
だいこん 千葉(48%)
神奈川(47%)

一部産地では11月以降の低温と少雨の影響により肥大の鈍化がみられるが、主産地の生育は概ね順調。全体として、1月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
にんじん 千葉(81%)

千葉県産は11月以降の少雨の影響により若干の細物傾向がみられ、1月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。

やや平年を上回って推移
はくさい 茨城(85%)

茨城県産は11月以降の低温と少雨の影響により若干の小玉傾向がみられるが、生育は概ね順調。1月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
キャベツ 愛知(51%)
千葉(27%)
神奈川(14%)

愛知県産・千葉県産・神奈川県産は11月以降の少雨の影響により若干の小玉傾向がみられるが、生育は概ね順調。夏季の高温を避け定植を遅らせ、1月に増量見込みの産地もあることから、全体として、1月の出荷数量はやや平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。

平年を下回って推移
ほうれんそう 群馬(43%)
茨城(35%)

主産地の生育は概ね順調であり、1月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
ねぎ 千葉(29%)
茨城(23%)
埼玉(18%)
群馬(10%)

主産地において、8月から9月の高温と11月以降の少雨の影響により生育の鈍化がみられ、細物傾向となっているものの、回復傾向にあり大幅な出荷数量の減少は見込まれない。1月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
レタス 静岡(33%)
長崎(14%)
香川(13%)
茨城(10%)

主産県において、11月の少雨により一部産地で生育の遅れがみられるものの、12月以降の降雨により回復傾向。1月の出荷数量は平年並みで推移するが、他の葉物野菜も出荷順調のため引き合いが弱く、価格は平年を下回って推移する見込み。

平年を下回って推移
きゅうり 宮崎(45%)
千葉(17%)
高知(15%)

主産地の生育は概ね順調であり、1月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
なす 高知(65%)
福岡(19%)

高知県産は急な気温低下の影響による果実肥大の鈍化等がみられていたが、回復傾向。福岡県産は急な気温の低下の影響により生育不良等がみられているが、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。全体として、1月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
トマト 熊本(37%)
栃木(22%)
愛知(15%)

熊本県産は8月の豪雨の影響により定植遅れ、生育不良等がみられている。栃木県産・愛知県産は急な気温低下の影響により生育不良等がみられていたが、回復傾向。全体として、1月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

平年を上回って推移
ピーマン 宮崎(51%)
高知(16%)
鹿児島(16%)
茨城(10%)

主産地の生育は概ね順調であり、1月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
ばれいしょ 北海道(68%)
長崎(19%)
鹿児島(13%)

北海道産・長崎県産に加え、鹿児島県産が増加する。北海道産は夏季の高温・干ばつの影響により小玉傾向となっており、春先までの供給を確保するために計画的に出荷を行っている。長崎県産・鹿児島県産の生育は概ね順調。全体として、1月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

平年を上回って推移
さといも 埼玉(70%)
主産地の生育は概ね順調であり、1月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
たまねぎ 北海道(92%)
北海道産に加え、静岡県産が増加する。北海道産は夏季の高温・干ばつの影響により小玉傾向となっており、春先までの供給を確保するために計画的に出荷を行っている。静岡県産の生育は概ね順調。全体として、1月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

平年を上回って推移
ブロッコリー 愛知(22%)
香川(22%)
熊本(13%)

主産地において、気温の低下と少雨の影響による生育停滞がみられているものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。全体として、1月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移


注:「平年並み」とは、平年(過去5か年平均)との比率が概ね90%以上、110%以下であることを示
   しています。

<添付資料>
東京都中央卸売市場における指定野菜の価格の平年比(PDF : 96KB)

これまでの公表資料は、次のURLページで公開しております。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/

お問合せ先

農産局園芸作物課
担当者:価格班
代表:03-3502-8111(内線4822)
ダイヤルイン:03-3502-5961

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