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令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査結果と野菜・果物のレシピ紹介

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野菜・果物の1人1日当たりの平均摂取量(令和元年)は野菜280.5g、果物100.2gで、「健康日本21(第二次)」(厚生労働省策定)等で目標とする野菜350g、果物200gにいずれも達しておらず、1人当たりの野菜・果物の摂取量の増加が課題となっています。

このため、新型コロナウイルス感染拡大の影響による野菜・果物の需要の変化を把握し、家庭需要の伸びている品目等について産地へ情報提供するとともに、国産野菜・果物の消費拡大施策の検討のための基礎資料とすることを目的に本調査を実施しました。​

野菜・果物の消費動向調査結果

調査内容

<消費者向け>
野菜・果物について、摂取に関する変化や産地・小売業者等への要望等に係るアンケート調査を実施

<小売業者向け>
野菜・果物について、販売方法や消費者ニーズの変化等に係るアンケート調査を実施

<卸売・仲卸業者向け>
野菜・果物について、販売方法や実需者・消費者ニーズの変化等に係るアンケート調査を実施

調査方法・調査対象

<調査方法>
インターネット(オンライン)又は郵送によるアンケート調査

<調査対象>
消費者:2,098名(回答者の年代・性別の構成比は、統計局人口推計「2022年11月1日現在(概算値)」に準じる)
小売業者:8業者
卸売・仲卸業者:10業者

消費者向けアンケート結果(概要)

<野菜>

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、野菜を食べる頻度の変化を聞いたところ、全体の16%が「増加した」(「増加した」+「少し増加した」)と回答した。増加した人に理由を聞いたところ、「健康増進のため(免疫力・抵抗力の強化等)」が最も多く、次いで「家で食事を食べる機会が増えたから」などであった。

野菜の摂取量が増えた理由

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う野菜摂取増加者のみ
※3.0未満のデータラベルは非表示

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、野菜の摂取が増加した人に摂取が増えた野菜を聞いたところ、「ブロッコリー」が最も多く、次いで「トマト」、「キャベツ」、「しめじ・なめこ」、「豆類」などが挙げられた。

摂取が増えた野菜の種類(複数回答)新型コロナウイルスの感染拡大に伴う野菜摂取増加者のみ

  ※全体比+10pt以上() 5pt以上()5pt以下() 10pt以下()

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、野菜の摂取が増加した人に摂取が増えた野菜の形態を聞いたところ、「生鮮野菜」が最も多く、次いで「カット野菜・冷凍野菜」、「野菜ジュース」などが挙げられた。


摂取が増えた野菜の形態

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う野菜摂取増加者のみ

全体比+10pt以上() 5pt以上()5pt以下() 10pt以下()


<果物>

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、果物を食べる頻度の変化を聞いたところ、全体の14%が「増加した」(「増加した」+「少し増加した」)と回答した。増加した人に理由を聞いたところ、「健康増進のため(免疫力・抵抗力の強化等)」が最も多く、次いで「家で食事を食べる機会が増えたから」、「おいしいから」などであった。

果物の摂取量が増えた理由

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う果物摂取増加者のみ

※3.0未満のデータラベルは非表示

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、果物の摂取が増加した人に摂取が増えた果物の種類を聞いたところ、「みかん」が最も多く、次いで「りんご」、「バナナ」、「かき」、「キウイフルーツ」などが挙げられた。

摂取が増えた果物の種類(複数回答)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う果物摂取増加者のみ

全体比+10pt以上() 5pt以上()5pt以下() 10pt以下()

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、果物の摂取が増加した人に摂取が増えた果物の形態を聞いたところ、「生鮮果物」が最も多く、次いで「カットフルーツ・冷凍フルーツ」、「果汁ジュース」などが挙げられた。

摂取が増えた果物の形態

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う果物摂取増加者のみ

全体比+10pt以上() 5pt以上()5pt以下() 10pt以下()

詳細については、消費者向けアンケート結果(PDF : 1,626KB)をご参照ください。

小売業者向けアンケート結果(概要)

<野菜>

新型コロナウイルス感染拡大による野菜の販売方法の変化について、8事業者中7者が変化したと回答。変化したと回答した事業者からは、買い物頻度の減少により、一度に大量購入やネットスーパーの利用が増え、日持ちのする野菜、冷凍野菜、大容量パックなどが多く出るようになった等の回答があった。

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新型コロナウイルス感染拡大に伴い、野菜に関する消費者ニーズの変化を感じたか聞いたところ、8事業者中8者で変化を感じたと回答。変化を感じたと回答した事業者からは、健康志向から「国産商品」や「オーガニック商品」の需要が増えた等の回答があった。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、野菜に関する実需者や消費者ニーズの変化を感じたか

新型コロナウイルス感染拡大前と終息後の消費者ニーズの変化について、8事業者中4者が変化すると思うと回答。変化すると思うと回答した事業者からは、簡便化商品(「カット野菜」、「冷凍野菜」、「ミールキット」等)による家庭内調理の負担軽減や、国産商品の美味しさ、EC購入の利便性などを消費者が経験したことから、これらの需要は終息後も続く等の回答があった。

変化


<果物>

新型コロナウイルス感染拡大による果物の販売方法の変化について、8事業者中7者が変化したと回答。変化したと回答した事業者からは、買い物頻度の減少により、一度に大量購入やネットスーパーの利用が増え、「カットフルーツ」、「冷凍フルーツ」、「大容量商品」などが多く出るようになった等の回答があった。

果物理由.png


新型コロナウイルス感染拡大に伴い、果物に関する消費者ニーズの変化を感じたか聞いたところ、8事業者中7者が変化を感じたと回答。変化を感じたと回答した事業者からは、健康志向による「国産商品」や「オーガニック商品」の需要が増え、節約志向から「バナナ」の需要が増加し、簡便化志向から「カットフルーツ」の需要が増加した等の回答があった。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、果物に関する実需者や消費者ニーズの変化を感じたか


新型コロナウイルス感染拡大前と終息後の消費者ニーズの変化について、8事業者中4者が変化すると思うと回答。変化すると思うと回答した事業者からは、簡便化商品(「カットフルーツ」、「冷凍フルーツ」、「ドライフルーツ」等)による家庭内調理の負担軽減や、国産商品の美味しさ、EC購入の利便性などを消費者が経験したことから、これらの需要は終息後も続く等の回答があった。

変化


詳細については、小売業者向けアンケート結果(PDF : 625KB)をご参照ください。

卸売・仲卸業者向けアンケート結果(概要)

<野菜>

新型コロナウイルス感染拡大直後から現在までの野菜の販売先割合の変化について、10事業者中8者が変化したと回答。変化したと回答した事業者からは、巣ごもり需要により業務向け需要が減少した一方、量販店・一般小売店の割合が増加し、量販店においても非接触販売であるEC(電子商取引)・宅配の需要が高かった等の回答があった。

販売先の変化


新型コロナウイルス感染拡大に伴い、野菜に関する実需者や消費者ニーズの変化を感じたか聞いたところ、10事業者中9者が変化を感じたと回答。変化を感じたと回答した事業者からは、家庭での食事が増えたことで、労力や時間の短縮に、「カット野菜」、「冷凍野菜」、「惣菜・弁当」の需要の増加が感じられた等の回答があった。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、野菜に関する実需者や消費者ニーズの変化を感じたか


新型コロナウイルス感染拡大に伴い、産地の供給内容の変化を感じたか聞いたところ、10事業者中6者が変化を感じたと回答。変化したと回答した事業者からは、輸入野菜の減少、価格高により、加工向けの野菜について国内産の需要が伸びている等の回答があった。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、産地の供給内容の変化を感じたか

新型コロナウイルス感染拡大前と終息後の実需者や消費者ニーズの変化について、10事業者中8者が変化すると思うと回答。変化すると思うと回答した事業者からは、3年間でライフスタイルに変化が生じ、コロナ感染症が終息してもすぐには元に戻らず、非接触型の購入方法は増加し、特に「冷凍食品」はゴミにならず使い切りで長期保存が出来るため、食生活の中で占める割合が今後も増加する等の回答があった。

変化の予想


<果物>

新型コロナウイルス感染拡大直後から現在までの果物の販売先割合の変化について、10事業者中8者が変化したと回答。変化したと回答した事業者からは、外食需要から家庭内需要へのシフトによる販売先の変化があった等の回答があった。

販売先の変化


新型コロナウイルス感染拡大に伴い、果物に関する実需者や消費者ニーズの変化を感じたか聞いたところ、10事業者中7者が変化を感じたと回答。変化を感じたと回答した事業者からは、巣ごもり需要の影響で、食味の良い簡便性に優れた生果が好まれ、また、 生ごみが発生しないカットフルーツの需要も増加した等の回答があった。

ニーズの変化


新型コロナウイルス感染拡大に伴い、産地の供給内容の変化を感じたか聞いたところ、10事業者中5者が変化を感じたと回答。変化を感じたと回答した事業者からは、果物はふるさと納税、ネット販売、 巣ごもりの影響で、食味が良い本物志向の生果を消費者も好むようになり、フルーツサンドの流行から生果を好む消費者が増えた等の回答があった。

供給内容の変化


新型コロナウイルス感染拡大前と終息後の実需者や消費者ニーズの変化について、10事業者中7者が変化すると思うと回答。変化すると思うと回答した事業者からは、現在の消費者は多くの量は求めず、味を重視し、食べやすさを求めており、残さず食べきれるカットフルーツの需要はある等の回答があった。

ニーズの変化


詳細については、卸売・仲卸業者向けアンケート結果(PDF : 722KB)をご参照ください。

レシピ紹介

上記の調査結果を踏まえ、摂取量が増えた野菜(ブロッコリー、トマト、キャベツ、しめじ・なめこ)や果物(みかん、りんご、かき、キウイフルーツ)のほか、様々な野菜や果物を使用した一般家庭で作ることができるおすすめレシピを計305品掲載しています。

気に入ったレシピを見つけて料理にチャレンジしてみませんか?

いももち

北海道の郷土料理

りんごのカプレーゼ

おうちで簡単スイーツ料理!

たっぷりトマトの無水カレー

おうちカレーを極める!


レシピ一覧

食材から探す

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野菜のレシピ



果菜類 葉茎菜類 根菜類 きのこ
果菜類 葉茎菜類 根菜類 きのこ類
果菜類 葉茎菜類 根菜類 その他

果物のレシピ


仁果類 柑橘類 果菜類
仁果類 柑橘類 果菜類
核果類 熱帯植物 その他
核果類 熱帯植物 その他



資料・パンフレット

果樹をめぐる情勢

資料全体(PDF : 2,683KB)分割版】表紙~14ページ(PDF : 1,272KB)【分割版】15ページ~裏表紙(PDF : 1,991KB)野菜の需給動向や価格の推移、国が行っている支援対策事業等、野菜に関する様々な情報をまとめた資料です。

(発行:農林水産省)

果樹をめぐる情勢

果樹をめぐる情勢(令和5年5月)分割1(PDF : 1,268KB)分割2(PDF : 1,996KB)分割3(PDF : 1,719KB)分割4(PDF : 1,900KB)分割5(PDF : 1,972KB)果樹をめぐる情勢【別冊】省力樹形に関する資料(PDF : 780KB)
果樹の生産、消費、流通・加工、輸出入、需給等に関する様々な情報をまとめた資料です。

(発行:農林水産省)

野菜ブック

野菜ブック(外部リンク)
野菜の特性等について理解を深めるとともに、食や農に関する知識を得て、健康的な食生活が実践できるような参考書としてご活用ください。

(リンク先:独立行政法人 農畜産業振興機構HP)

ベジたん

ベジ探(外部リンク)
野菜の価格動向や輸出入動向、生産出荷情報、産地・作柄情報など野菜にまつわるあらゆる情報をまとめたサイトです。

(リンク先:独立行政法人 農畜産業振興機構HP)

果物が好き!になるパンフレット

果物が好き!になるパンフレット(PDF : 1,253KB)
消費者の皆さんの果物に対する誤解を解き、心おきなく安心して食べていただくための最新情報を集めたパンフレットです。

(発行:公益財団法人 中央果実協会)

果物が好き!になるパンフレット資料編

果物が好き!になるパンフレット資料編
果物が好き!になるパンフレットよりも詳しい内容をまとめた資料です。

(発行:公益財団法人 中央果実協会)

毎日果物200グラム

毎日くだもの200グラム運動指針9訂版
分割1(PDF : 2,038KB)分割2(PDF : 2,038KB) 分割3(PDF : 2,027KB)分割4(PDF : 2,046KB) 分割5(PDF : 759KB)
「毎日くだもの200グラム運動」の指針であり、運動の趣旨をはじめ、くだものの健康機能性や栄養素等についての詳しい解説が専門家向けに記されています。

(発行:公益財団法人 中央果実協会)

FACT BOOK 果物と健康

FACT BOOK 果物と健康6訂版(2,093KB)
食事バランスガイドにおけるくだものの位置づけや、くだものに関する健康効果を詳しく解説した冊子です。
「毎日くだもの200グラム」運動指針を元に図表を入れて見やすくしました。

(発行:公益財団法人 中央果実協会)

果物200グラムってどのくらい?

くだもの200グラムってどのくらい?(PDF : 142KB)
国が定めた「食事バランスガイド」では、果物を1日200グラム摂ることを勧めています。実際に200グラムがどのくらいの量なのか確認しましょう。

(発行:公益財団法人 中央果実協会)

お問合せ先

農産局園芸作物課

担当者:中村・鶴屋・藤富
代表:03-3502-8111(内線4791)
ダイヤルイン:03-3502-5958

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