畜産の融雪出水期の備え
情報収集
- 最新の積雪状況、なだれ注意報、融雪注意報等の気象情報を常にチェックしましょう。
融雪期の対策
- 落雪のおそれがある場所での作業は避け、安全に十分に配慮し、事前に雪下ろしをするなど落雪事故の防止に努めましょう。
- 農場敷地やパドックのぬかるみを早期に解消できるように、除雪や溝切り等の排水対策に努めましょう。
- 融雪水が、畜舎、飼料庫、家畜ふん尿処理施設等に入らないように、排水路を確保しましょう。
- 特に、家畜ふん尿処理施設内等に融雪水が入ると、ふん尿が外に流れ出すおそれがあることに留意しましょう。
- 融雪に伴い野生動物侵入防護柵や防鳥ネットに被害がある場合は、速やかな補修・改修を行いましょう。
- 飼料、燃料は、1週間以上飼養するために必要な量を、最低在庫量として確保しましょう。
- 隔日で集乳されている場合は事前に出荷するなど生乳廃棄が生じないように努めましょう。
- 融雪が遅く、雪腐病の被害が懸念される場合、又は播種作業を早期に開始する場合には、融雪促進剤を散布するとともに排水の悪いほ場では、適切な排水対策に努めましょう。
- 収量確保のため、周辺環境への影響にも配慮しつつ、速やかな追肥や追播に努めましょう。
高温傾向に伴う栽培管理等対策
- 高温が続くことにより、牧草等が急激に成長する可能性を考慮し、適切な作業に努めましょう。
- 土壌条件等により高温及び晴天の影響が大きい地域では、土壌の保水力を向上させるため土壌改良資材の投入等、土壌改良に努めましょう。また、今後、播種を行う場合には、耐干性の優れた草種・品種の選定に努めましょう。
損害の補償
- 自然災害に備え、家畜共済に加入しましょう。
- 詳しくはお近くの農業共済組合等にお問合せください。
関連情報(リンク)
お問合せ先
生産局畜産企画課
担当者:松井、柳田、佐竹
代表:03-3502-8111(内線4893)
ダイヤルイン:03-3501-1083
FAX番号:03-3501-1386