このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

小麦の技術情報のページ

小麦の基本的な栽培技術(PDF : 741KB)

麦類の実用化技術情報

  • 当ページのリンクは外部サイトへ接続するものも含みます。

  ◆播種 ◆施肥 ◆防除・除草 ◆収穫 ◆品種 ◆排水対策 ◆栽培管理全般

◆播種

1. 農地の高度利用のための立毛間播種技術

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 立毛間播種とは、収穫前の作物の畦間に次の作物を播種することで、作期の競合を回避し、二毛作が困難な地域でも水稲、麦、大豆などの二毛作を可能とする栽培技術。 圃場の利用効率が上がり、単作よりも収益性が向上。 二毛作により気象条件の変動による減収などのリスク分散が可能。

【問合せ先】

  • 農研機構 東北農業研究センター広報チーム
    (電話番号)019-643-3414

【参考資料】

2. 不耕起播種機を用いて生産費を40%削減する水稲-小麦-大豆輪作体系

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】労働費の軽減

【技術の特徴】

  • 不耕起状態の圃場に播種できる「ディスク駆動式不耕起播種機」を水稲や麦類、大豆の播種作業に汎用利用し、省力・高能率な輪作体系を構築。 不耕起播種機を用いた体系は耕起・整地の作業を省略でき、播種作業も高速(3~5km/h)で実施可能。 導入事例では慣行体系に比べて労働時間の7割、生産費の4割を削減。

【問合せ先】

  • 農研機構 中央農業研究センター 広報チーム
    (電話番号)029-838-8421

【参考資料】

3. RTK-GPSを用いた圃場面の省力・高精度均平化技術

【技術の分類】農機具

【導入効果】労働費の低減

【技術の特徴】

  • RTK(Real Time Kinematic)-GPS測位技術を活用した精密農業の展開によって、特に乾田直播で重要となるほ場面の均平作業を省力的かつ高精度に行い、農作業等の省力・軽労化の実現と生産コストを大幅削減。 RTK-GPS測位システムの田面均平への活用による作業時間の削減は、計測作業で64%、作業人数を考慮すると82%、整地作業では32%、均平度は90%程度を確保。

【問合せ先】

【参考資料】

4. 耕うん同時畝立て播種機の汎用利用による平高畝を活用した麦-大豆体系

【技術の分類】農機具

【導入効果】労働費の低減

【技術の特徴】

  • 耕うん同時畝立て播種機の汎用利用が可能となる、大豆狭畦栽培の導入による麦・大豆の平高畝を利用した栽培体系。 麦類、大豆ともに平高畝を利用するため、耕うん同時畝立て播種機の仕様変更が不要 ・大麦後晩播でも大豆狭畦栽培により生育量の早期確保が可能で、中耕・培土作業も不要。

【問合せ先】

  • 農研機構 中央農業研究センター企画チーム
    (電話番号)025-526-3215
  • 長野県農業試験場
    (電話番号)026-246-9783
  • 富山県農林水産総合技術センター
    (電話番号)076-429-2111

【参考資料】

5. 小明渠浅耕播種機を用いた省コストな水稲-小麦-大豆の2年3作輪作体系

【技術の分類】農機具

【導入効果】労働費の低減

【技術の特徴】

  • 構成が容易で、水稲・小麦・大豆に汎用利用が可能な小明渠浅耕播種機。 小明渠浅耕播種機は、市販ロータリシーダ等に3つの部品で構成される作溝・畦形成ユニットを装着するだけで容易に構成が可能。 50haの水稲-小麦-大豆の2年3作輪作体系では、慣行体系に比べて、作業時間を57%、生産物60kg当たり費用を43%削減可能。

【問合せ先】

  • 農研機構 中央農業総合研究センター東海研究拠点
    (電話番号)050-3732-6450

【参考資料】

6. 浅耕播種技術を活用した水稲乾田直播を核とした稲・麦・大豆輪作技術マニュアル

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】物財費の低減

【技術の特徴】

  • 浅耕播種(耕起深を5cm程度で播種)を活用した稲・麦・大豆の省力的な輪作技術マニュアル。 麦については、大豆後作圃場では荒起こしを省略した浅耕一工程播種、水稲後作圃場では荒起こし、播種時の耕起とも5cm程度とする浅耕二工程播種を実施することで、作業の省力化が図れる。

【問合せ先】

【参考資料】

7. プラウ耕・グレーンドリル播種による稲-麦-大豆の2年3作輪作体系

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】労働費の低減

【技術の特徴】

  • 大規模畑作で麦用に使われているグレーンドリルやスタブルカルチ(チゼルプラウ)などを用いる水稲乾田直播の高速作業体系。 ケンブリッジローラなどによる鎮圧作業を播種床造成や播種後に行うことで、安定した苗立ちが得られ、漏水(縦浸透)対策にもなる。 プラウ耕と鎮圧を行う本乾田直播体系では、移植体系では不可欠な耕盤層が不要となり排水性が改善されるため、麦、大豆との輪作体系が可能。

【問合せ先】

  • 農研機構東北農業研究センター
    (電話番号)019-643-3414

【参考資料】

◆施肥

8. 安全・簡便・低コストな畑土壌中リン酸の現場型測定法簡易測定用試薬と簡易吸光度計を用いた畑土壌分析マニュアル

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】物材費の低減

【技術の特徴】

  • 実験設備のない農業現場でも実施可能な新手法として開発した土壌中水溶性リン酸の測定法や、近年開発された畑土壌可給態窒素の簡易・迅速評価法を応用しつつ、目視によらず簡単に詳しく数値化できる測定法を紹介。

【問合せ先】

  • 農研機構中央農業総合研究センター土壌肥料研究領域
    (電話番号)029-838-8829

【参考資料】

9. 植物(緑肥)の機能を利用したリン酸施肥の削減

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】労働費の低減

【技術の特徴】

  • 緑肥のリン酸源としての効果のほか、ホスファターゼ活性の増加やリン溶解菌・アーバスキュラー菌根菌(VA菌根菌)増殖により、次の作物のリン酸施肥を減らす。

【問合せ先】

  • 農研機構 中央農業研究センター 広報チーム
    (電話番号)029-838-8421

【参考資料】

10. 畑輪作で活用できる生育履歴情報を利用したマップベース可変施肥技術

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】物財費の低減

【技術の特徴】

  • 小麦などの可変追肥作業で取得した生育データを施肥マップに変換することで、後作のてん菜、馬鈴薯でも可変施肥を可能とするソフトフェアを開発。 複数品目での効率的な機械利用により北海道の平均的規模の畑作農家でも導入可能。 収量の増加と施肥量の適正化による資材の抑制、過剰な施肥の削減による環境負荷の低減に寄与。

【問合せ先】

  • 農林水産省大臣官房政策課技術政策室
    (電話番号)03-6744-0415

【参考資料】

◆防除・除草

11. 麦作・大豆作・水稲作の難防除雑草 埋土種子調査マニュアル(第2版)

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】農業の持続可能性の向上

【技術の特徴】

  • 麦・大豆・水稲作での難防除雑草の埋土種子の調査についての基本的な手法や代表的な難防除雑草の判別や検定法などを解説。 圃場の潜在的な雑草発生量の把握、作物栽培時の雑草発生予測、さらには雑草防除技術の適正な評価に資する。

【問合せ先】

  • 農研機構 中央農業研究センター 広報チーム
    (電話番号)029-838-8421

【参考資料】

12. 麦類で増加する黒節病などの種子伝染性病害を防ぐ総合管理技術の開発

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】単収の向上

【技術の特徴】

  • 種子の遅まきと種子消毒、圃場での薬剤散布といった種子伝染性病害を防ぐ個別の手法を組み合わせた防除体系を構築。 当該防除体系により黒節病の発病及び種子への感染を低減。 圃場に雨よけや風よけを設置することで発病や感染を抑制。 黒節病保菌種子の混入を0.5%から検出できる手法を開発。

【問合せ先】

  • 農研機構 中央農業研究センター
    (電話番号)029-838-8481

【参考資料】

13. コムギなまぐさ黒穂病の発生要因の解明とまん延防止策の緊急普及

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】単収の向上

【技術の特徴】

  • 本病に罹患した子実に胞子が充満し、異臭を放ち、小麦の品質低下に繋がるコムギなまぐさ黒穂病について、発生要因の解明と、まん延防止のための防除ポイントをQ&A方式で明確にした資料を作成。

【問合せ先】

  • 農研機構北海道農業研究センター
    (電話番号)0156-62-2721

【参考資料】

◆収穫

14. ダイレクト収穫体系による飼料用稲麦二毛作技術マニュアル(2013年度版)

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 関東、東海、九州地域において飼料用イネの裏作で飼料用麦類を導入し、水田の有効活用と年間最大収量の確保を目的とした栽培技術。 飼料用イネ専用収穫機を活用したダイレクト収穫による飼料用稲麦二毛作体系が可能となる各地域に適したの品種と作型を選定。 気象条件に合った適切な作期の確保と適期作業により、二毛作限界地帯の東北地域においても実乾物収量として1.6t/10a 以上が確保できる。

【問合せ先】

  • 農研機構 畜産研究部門企画連絡チーム
    (電話番号)0287-37-7803

【参考資料】

15. 飼料用コムギのダイレクト収穫によるホールクロップサイレージの収穫適期及び長期貯蔵方法

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】農業の持続可能性の向上

【技術の特徴】

  • 食用コムギ品種を、飼料用としてホールクロップサイレージ(WCS)に収穫調製する場合の収穫適期を乾物収量、消化性、発酵品質の面から解明。 地上部全体の水分が70%程度まで低下した時期(糊熟期)に収穫すると、廃汁やカビの発生もなく、pHの低いサイレージが調製できる。 糊熟期に収穫した飼料用コムギは長期貯蔵が可能で、乳酸菌を添加することで品質も安定。 コムギWCSはイネWCSが利用できるようになるまでの夏場を中心に利用できるといった利点。

【問合せ先】

  • 三重県畜産研究所
    (電話番号)0598-42-2029

【参考資料】

16. 4tトラックに積載可能な小型汎用コンバイン

【技術の分類】農機具

【導入効果】物材費の低減

【技術の特徴】

  • 小区画ほ場やほ場の分散等により、既存の汎用コンバインの導入が困難な地域においても利用可能な小型汎用コンバイン。 4tトラックに積載可能であり、水稲収穫作業において脱穀選別損失の発生を3%程度に抑え、作業速度1m/s程度で収穫することができる。

【問合せ先】

  • 農研機構農業技術革新工学研究センター連携推進室
    (電話番号)048-654-7030

【参考資料】

◆品種

17. デュラム小麦「セトデュール」

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 瀬戸内地域での栽培に適する日本で初めてのデュラム小麦。 赤かび病に弱いため、適期防除を徹底する必要。 普通小麦のスパゲッティよりも黄色みが強く、国産のデュラム小麦を100%使用したスパゲッティが作れる。

【問合せ先】

【参考資料】

18. 製パン性に優れ、多収のパン用小麦新品種「せときらら」

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 温暖地西部での栽培に適するパン・中華麺用小麦。 穂発芽や赤かび病に強く、「ニシノカオリ」、「ミナミノカオリ」よりも多収。 パン比容積やパン評価点が高く、製パン性は「ミナミノカオリ」よりも優れる。

【問合せ先】

  • 農研機構西日本農業研究センター広報チーム
    (電話番号)084-923-5385

【参考資料】

19. 画期的な北海道産強力小麦のブレンド粉等を用いた自給率向上のための高品質国産小麦商品の開発

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 超強力小麦品種「ゆめちから」のブレンドを用いて、従来のグルテン添加以上の品質改善効果と低コスト化を実現するとともに、「ゆめちから」とのブレンドにより国産小麦を使った商品開発を促進。 「ゆめちから」の目標タンパク含量を得るための栽培法の解明や超強力性の特徴が最も現れる小麦粉調整法を解明。 食パンや麺の加工に最適のブレンド比率を解明。

【問合せ先】

  • 農研機構 北海道農業研究センター
    (電話番号)011-857-9260

【参考資料】

20. もち性小麦「もち姫」

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 世界的にめずらしい、もち性の小麦品種で、東北地域での栽培に適する。 加熱によりよく膨張し、食品にもちもち感やしっとり感を与える。 「もち姫」で作った餅は、米の餅よりも粘らないので、飲み込みやすい。

【問合せ先】

  • 農研機構 東北農業研究センター
    (電話番号)019-634-3414

【参考資料】

21. 日本麺用小麦「さとのそら」

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 関東・東海などの温暖地の二毛作地域に適した日本麺用小麦品種。 「農林61号」と比べて、耐倒伏性、収量性、縞萎縮病、うどん粉病等の抵抗性に優れ、製粉性やうどんの加工適性にも優れている。

【問合せ先】

  • 群馬県農業技術センター
    (電話番号)0270-62-1021

【参考資料】

22. パン・中華麺用小麦「ゆめちから」

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 北海道向けの超強力小麦品種でパンや中華麺、醤油の原料として利用できる。 中力粉麦とのブレンドにより優れた製パン適性を示す。 コムギ縞萎縮病に対して強い抵抗性を有する。

【問合せ先】

  • 農研機構 北海道農業研究センター
    (電話番号)011-857-9260

【参考資料】

23. パン・中華麺用小麦「銀河のちから」

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 寒冷地向けの超強力小麦品種でパンや中華麺の原料として利用できる。 東北地方のパン用品種「ゆきちから」よりもグルテンが強靱で、コムギ縞萎縮病抵抗性や穂発芽耐性が強い。

【問合せ先】

  • 農研機構東北農業研究センター
    (電話番号)019-643-3414

【参考資料】

24. パン・中華麺用小麦「夏黄金」

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 寒冷地向けのパン用小麦品種。 パン用品種「ゆきちから」よりもパン生地の力が強く、製パン性に優れる。 「ゆきちから」と比較して、収量性は同程度だが、穂発芽耐性および赤かび病抵抗性に優れる。

【問合せ先】

  • 農研機構東北農業研究センター
    (電話番号)019-643-3414

【参考資料】

25. 中華麺用小麦「タマイズミR」

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 関東・東海地域で栽培され、醤油や中華麺への加工適性が高い「タマイズミ」を改良し、コムギ縞萎縮病抵抗性を強化。 コムギ縞萎縮病が発生している圃場では、「タマイズミ」から「タマイズミR」に品種を転換することで収量性の向上が期待できる。

【問合せ先】

  • 農研機構次世代作物研究開発センター
    (電話番号)029-838-7497

【参考資料】

26. 炊飯後に褐変しにくい、モチ性二条裸麦品種「キラリモチ」

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 既存の品種に比べて炊飯後に褐変しにくく、もち性で食味に優れ、食物繊維「β-グルカン」が多く含まれる食用大麦。 食用大麦の新たな商品開発や新規需要拡大への貢献が期待。

【問合せ先】

  • 近畿中国四国農業研究センター 四国研究センター 作物機能開発研究領域 大麦育種研究グループ
    (電話番号)0877-63-8126

【参考資料】

27. 「はねうまもち」栽培マニュアル

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 寒冷地向けのもち性大麦品種「はねうまもち」の栽培マニュアル。品種の特徴、栽培歴、特性を活かした多肥栽培等について解説。

【問合せ先】

  • 農研機構中央農業研究センター北陸研究拠点
    (電話番号)025-526-3215

【参考資料】

28. 寒冷地向けめん用小麦「ナンブキラリ」

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 縞萎縮病に強く製麺適性に優れる寒冷地向けめん用小麦。短稈多収である。穂発芽と縞萎縮病に強い。製粉性と製麺適性に優れためん用品種である。

【問合せ先】

  • 農研機構東北農業研究センター地域戦略部研究推進室
    (電話番号)019-643-3414

【参考資料】

29. きはだもち栽培マニュアル

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 温暖地向けのもち性大麦品種「きはだもち」の栽培マニュアル。多収で倒伏しにくく、オオムギ縞萎縮病に抵抗性。「β-グルカン」が豊富に含まれ、食味はもちもちで良好。

【問合せ先】

  • 農研機構中央農業総合研究センター
    (電話番号)029-838-8481

【参考資料】

30. 実需者ニーズに応じた加工適性と栽培特性を持つ暖地・温暖地向けパン用小麦品種の開発

【技術の分類】品種

【導入効果】売上の拡大

【技術の特徴】

  • 西日本地域で最も多く栽培されているパン用小麦品種「ミナミノカオリ」は、穂発芽がしばしば発生し、実需者が求める需要量を供給出来ない状況にある。このため、穂発芽耐性を強化し、実需者が求めるより高いパン加工適性を備えた暖地・温暖地向け高品質小麦品種の「はる風ふわり」及び「はるみずき」を育成。

【問合せ先】

  • 農研機構九州・沖縄農業研究センター
    (電話番号)0942-52-0664

【参考資料】

◆排水対策

31. FOEAS導入費用と、施工費償還のために必要な収量増加量

【技術の分類】施設

【導入効果】単収の向上

【技術の特徴】

  • 水田輪作による個別もしくは集落営農による大規模経営において、FOEASによる基盤整備を行った場合の経済性を評価。 「FOEAS」設置の償却費は施工面積1haで約23千円/10a。 50ha規模の水田作経営が排水不良田に「FOEAS」を設置し、収益向上を図るには、麦・大豆の二毛作を行い、未設置水田よりも大麦で46kg/10a以上、大豆で30kg/10a以上の単収増加が必要。

【問合せ先】

  • 農研機構 中央農業研究センター 広報チーム
    (電話番号)029-838-8421

【参考資料】

32. 代かきによる地下水位制御システムの排水機能低下と簡易な機能回復技術

【技術の分類】基盤整備

【導入効果】単収の向上

【技術の特徴】

  • 地下水位制御システムの排水能力回復技術。 籾殻弾丸暗渠を再施工すると排水性が回復し、作物の生育も順調となる

【問合せ先】

【参考資料】

33. 北陸地域の地下水位制御システムにおける新技術導入効果の実証

【技術の分類】基盤整備

【導入効果】単収の向上

【技術の特徴】

  • 排水不良や作目間の作業競合が大きい日本海側多雪重粘土地域において、地下水位制御システムの導入効果を実証。 北陸地域の実証試験では、地域平均よりも収量が水稲で1割、大麦で5割、大豆で9割向上。 地下水位を制御することで乾田直播の導入による省力化、機械作業の容易化、融雪時などの迅速な排水による収量の安定化が可能。

【問合せ先】

  • 農研機構中央農業研究センター(北陸拠点)
    (電話番号)025-523-4131

【参考資料】

34. 生産者が使える簡便でリーズナブルな排水改良技術のラインナップ

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】単収の向上

【技術の特徴】

  • 多様なトラクタ(出力20~120ps)やほ場条件に合わせて、生産者自身が施行可能な以下のトラクタ用排水改良機をラインナップ。 穿孔暗渠には、「カットドレーン」や「カットドレーンmini」 溝堀り機として、溝堀りユニット「カットサーフ」 有材補助暗渠には、「カットソイラー」 圃場条件に適した排水対策により、畑作物の収量性が向上。

【問合せ先】

  • 農研機構農村工学研究部門
    (電話番号)029-838-7513

【参考資料】

35. トラクタで利用できる浅層暗渠施工器

【技術の分類】農機具

【導入効果】単収の向上

【技術の特徴】

  • 農家の所有するトラクタで容易に暗渠を施行できる浅層暗渠施工器を開発。暗渠の施工方法や維持管理対策も紹介。 85PS以上のセミクローラ型トラクタにより施工が可能。 地域の鉄工所等において80~100万円程度で施工器が制作できる。暗渠の施工のみならず、施工器で疎水材の再投入も可能。

【問合せ先】

  • 農研機構東北農業研究センター
    (電話番号)019-643-3414

【参考資料】

◆栽培管理全般

36. 有機農業 実践の手引き

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】農業の持続可能性の向上

【技術の特徴】

  • 暖地における有機農業の普及・拡大に資するため、二毛作の導入を可能とする麦などの冬作物における有機栽培技術などを確立。 九州北部において活用可能な小麦の有機栽培における雑草対策、施肥管理、病害虫防除などの技術を紹介。

【問合せ先】

  • 農研機構 中央農業研究センター 広報チーム
    (電話番号)029-838-8421

【参考資料】

37. 農業機械におけるシンプル化と情報化・高度化を両立する通信制御共通化技術の開発

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】物財費の低減

【技術の特徴】

  • トラクタと作業機間の通信制御技術をメーカー間で共通化することで農業機械の高度化と低コスト化を両立。 高機能型と低価格型のECU(電子制御ユニット)を開発し、後付型トラクタECU、作業機用ECU、リモートコントローラを開発、各メーカーが共通の規格で農機を開発することで農業者の農業機械導入コストを低減。 日本農業機械工業会規格(AG-PORT)として制定。

【問合せ先】

  • 農研機構 北海道農業研究センター 畑作研究領域
    (電話番号)0155-62-6340

【参考資料】

38. クラウド型生産工程管理システム「apras(アプラス)」

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】農産物の安全生の向上

【技術の特徴】

  • 農業生産に関する様々な情報をクラウド上で簡単に蓄積でき、生産者団体等の生産履歴管理に活用が可能。
  • 専用のソフトウエア不要で、ウエブブラウザがあれば、パソコン、タブレット、スマートフォンなどの様々な端末で利用できる。
  • スキャンにより手書き帳票のデータ変換も可能。

【問合せ先】

  • 農研機構北海道農業センター
    (電話番号)0155-62-9282

【参考資料】

39. 小麦「さとのそら」の主稈長による茎立ち期、幼穂長による出穂期予測法 

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】単収の向上

【技術の特徴】

  • 生育ステージに合わせた防除、追肥、収穫などの適期栽培管理の実施に資する精度の高い生育予測技術。 圃場での生育データを用いることで茎立ち期や出穂期などの予測精度を高め、効率的な作業計画の作成に活用できる。 予測用ファイルはホームページからダウンロードが可能、表計算ソフトの利用により簡易に操作ができる。

【問合せ先】

  • 農林水産技術会議事務局研究推進課
    (電話番号)03-3502-8111(内線5892)

【参考資料】

40. 予測を含む気象データを利用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援システム

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】単収の向上

【技術の特徴】

  • 農研機構メッシュ農業気象データと作物生育予測モデルや病害予測モデルを利用して、農業気象災害を軽減するための早期警戒情報と作物の栽培管理に役立つ情報を作成・配信し、農業生産者の意思決定を支援する情報システム
  • 小麦の発育予測、子実水分・穂発芽危険度予測が可能

【問合せ先】

  • 農研機構農業環境変動研究センター 研究推進室
    (電話番号)029-838-8191

【参考資料】

41. 診断に基づく小麦・大麦の 栽培改善技術導入支援マニュアル(総合版)

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】単収の向上

【技術の特徴】

  • 収量が上がりにくい圃場の多収阻害要因を診断・判定し、導入すべき対策技術をフローチャートで解説。

【問合せ先】

  • 農研機構 中央農業研究センター
    (電話番号)029-838-8481

【参考資料】

42. 温暖地の大規模経営体のための水田輪作高収化事例集

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】単収の向上

【技術の特徴】

  • 温暖地の大規模水田作経営体における小麦の早まき・追肥等の増収・高品質化技術や、営農支援システムの利用による小麦の収量・食味の向上等、収益性の向上に関する事例を紹介。

【問合せ先】

  • 農研機構 中央農業研究センター
    (電話番号)029-838-8481

【参考資料】

43. ドローンによるリモートセンシングを利用した小麦追肥重点型多肥栽培

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】単収の向上

【技術の特徴】

  • 品種「シロガネコムギ」を対象として、多収を目指した追肥重点型栽培の基本技術を確立し、適切な追肥量を決定するための、ドローンによるリモートセンシングの活用法を紹介。

【問合せ先】

  • 農研機構九州沖縄農業研究センター 地域戦略部 研究推進
    (電話番号)096-242-7530

【参考資料】

44. 日本海側砂丘地・気候における砂丘畑地パン用小麦の栽培技術マニュアル Web版

【技術の分類】栽培技術

【導入効果】単収の向上

【技術の特徴】

  • 日本海側砂丘畑地における追肥診断技術と省力栽培体系技術を開発。追肥回数は従来の03月05日に減少し、収量は6割増加、タンパク質含有率は品質ランク区分(パン用)の基準値を達成。

【問合せ先】

  • 農研機構中央農業研究センター北陸拠点
    (電話番号)025-526-3215

【参考資料】

お問合せ先

農産局穀物課

担当者:麦生産班
代表:03-3502-8111(内線4768)
ダイヤルイン:03-6744-2108

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader