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農林水産省

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土づくりコンソーシアム

土づくりに関するステークホルダーの総力を結集し、土壌データの収集・蓄積・利用を通じて、生産現場における土づくりを実践する生産者を支え、スマート農業に対応した土づくりを再興し、もって持続的な農業生産の実現を目指す「土づくりコンソーシアム」を設立しました。
また、2019年日本国際賞を受賞したオハイオ州立大学のラタン・ラル博士から、土づくりコンソーシアムへの期待の言葉をいただきました。メッセージはこちらから。 

「土づくりコンソーシアム」設立総会・記念講演会

2019年3月7日(木曜日)「土づくりコンソーシアム」設立総会・記念講演会を開催しました。(コンソーシアム参加予定者及び一般参加者計260名が参加)
設立総会では、農林水産省生産振興審議官、(国研)農研機構副理事長の挨拶、(一財)日本土壌協会松本会長、京都大学間藤教授の「土づくりコンソーシアムへの期待」の言葉、農林水産省による土づくりコンソーシアムの活動や規約等の説明を行いました。
設立総会終了後、記念講演会では、本コンソーシアムの趣旨である生産現場で土づくりを実践する先進的な農業者の取組として東京農業大学後藤名誉教授による基調講演の後、(一財)日本土壌協会、(国研)農研機構農業環境変動研究センター、青森県、宮崎県、日本電信電話株式会社から、こうした取組を支えるステークホルダーの取組の発表がありました。

集合写真
<記念撮影>土づくりコンソーシアム参画予定県・機関一同
土づくりコンソーシアム構成員等一覧(令和元年12月時点)(PDF : 59KB)
 

<日時>平成31年3月7日(木曜日)14時00分~17時45分
<会場>TKPガーデンシティ竹橋  大ホール(東京都千代田区一ツ橋1-2-2  住友商事竹橋ビル2階)

<資料>
第1部 設立総会(全体版(PDF : 2,722KB)
目次・次第(PDF : 488KB)
土づくりコンソーシアムへの期待(PDF : 567KB)
土づくりコンソーシアムの設立について(PDF : 1,091KB)
設立趣意書(PDF : 154KB)
規約・入会届・誓約書(PDF : 406KB)
土づくりに関する調査結果(PDF : 848KB)

第2部 記念講演会
目次・次第(PDF : 285KB)
農業者による「土壌診断に基づいた土づくり」の普及に向けて
全体版(PDF : 3,979KB)分割版1(PDF : 1,446KB)分割版2(PDF : 1,742KB)分割版3(PDF : 1,299KB)
土づくりの人材育成と土づくりの普及について(PDF : 1,260KB)
研究開発プラットフォームにおける農地土壌情報の集積と利用(PDF : 1,313KB)
青森県における土づくりの取組について(PDF : 1,593KB)
宮崎県における土づくりの取組について(PDF : 897KB)
NTTグループの農業×ICTの取組(PDF : 2,841KB)
 
<設立総会の様子>

菱沼生産振興審議官

菱沼生産振興審議官

中谷農研機構副理事長

中谷農研機構副理事長

松本日本土壌協会会長

松本日本土壌協会会長

間藤京都大学教授

間藤京都大学教授



<講演会の様子>

後藤東京農業大学名誉教授

後藤東京農業大学名誉教授

猪股日本土壌協会専務理事

猪股日本土壌協会専務理事

神山農業環境変動研究センター領域長

神山農業環境変動研究
センター領域長

越後青森県食の安全・安心推進課主幹

越後青森県食の安全・
安心推進課主幹

上田宮崎県農業経営支援課主幹

上田宮崎県農業経営支援課主幹

久住日本電信電話株式会社担当部長

久住日本電信電話株式会社担当部長

ラタン・ラル博士からのメッセージ   土づくりコンソーシアムへの期待

I congratulate and commend the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries and other stake holders involved in conceptualization and implementation of the Soil Management Consortium in Japan.
農林水産省と土づくりに関わるステークホルダーが、土づくりコンソーシアムの理念を形にし、そして実行されることを、お祝いするとともに推奨の意を示します。

The “Tsuchi-zukuri” project is critical to addressing soil problems of nutrient imbalance, soil borne diseases caused by excessive phosphorus, and other constraints impacting productivity, sustainability and the environment quality.
この土づくりプロジェクトは、栄養バランスの悪化、リン酸の蓄積による土壌病害の発生をはじめ、農業の生産性、持続性そして環境の質にかかる様々な障害を解決しようとする重要なプロジェクトです

The 3-phase project (e.g., collating soil survey data, sharing results of soil analyses under on-farm conditions, and promoting simple and proper Tsuchi-zukuri methods for farmers) is not only important to improving soil and environment of Japan but is also a role model for other countries to follow.
土壌調査データの収集、農家の土壌診断の結果の共有、そしてシンプルで適切な土壌改善方法の促進、この3つのフェイズからなるプロジェクトは、日本の土壌及び環境の改善に重要であるだけでなく、今後、他国のモデルにもなるものです。

The unique strength of the Tsuchi-zukuri project, cooperation between soil doctors or “Dojo-I” and other stake holders, is essential to advancing the Sustainable Development Goals or the Agenda 2030 of the U.N. especially to achieving zero hunger, mitigating climate change, and improving the life on land.
土壌医と他のステークホルダーの連携によるプロジェクトの強化というユニークは取組は、国連における2030年に向けた持続可能な開発目標、特に飢餓を撲滅し、気候変動の緩和、そして陸上生物圏の改善を進めるにあたって必要不可欠なものと言えます。

The Consortium indicates the global leadership of Japan in stewardship of soil and natural resources.
このコンソーシアムは、土壌及び自然資源の管理における日本の国際的なリーダーシップを示すでしょう。

 

Prof. Dr. Rattan Lal(ラタン・ラル博士)
  オハイオ州立大学特別栄誉教授/炭素管理・隔離研究センターセンター長

ラタン・ラル博士は、土壌と地球環境問題の関係について研究を進め、食糧生産と地球環境の保全という大きな問題の解決には、土壌の適切な管理が重要であることを明らかにするとともに、土壌の適切な管理の実行を訴え続けてきました。
博士の理念は「フォー・パー・ミル・イニシアティブ(全世界の土壌炭素を毎年 1000分の4(フォー・パー・ミル)ずつ増やそう)」という土壌保全の国際的な取り組みとして政策化され、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の推進とも密接に関わっています。(公益財団法人国際科学技術財団ホームページより引用)

土づくりコンソーシアムフェイズ1データのとりまとめについて

土づくりコンソーシアムフェイズ1参画の都府県から提供のあったデータをもとに、2004年~2018年の土壌調査データについて、とりまとめました。
<フェイズ1データとりまとめ結果>(PDF : 530KB)

お問合せ先

農産局農産政策部農業環境対策課

担当者:土壌環境保全班
代表:03-3502-8111(内線4760)
ダイヤルイン:03-3593-6495

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