更新日:令和6年9月19日
担当:農産局農産政策部企画課
米に関するメールマガジン(第127号)(令和6年9月19日)
【本号のトピックス】
(1)需給・価格に関する情報 米の流通状況等について 米の価格、販売動向、民間在庫の状況 (2)米政策等に関する情報 GAP(農業生産工程管理)の優れた取組を募集しています! 令和6年度 病害虫発生予報第7号を発表しました (3)補助事業に関する情報 政府備蓄米の無償交付に関する運用改善について (4)米の消費に関する情報等 膨らむ米粉の世界米粉の展示会に行ってきました |
(1) 需給・価格に関する情報
米の流通状況等について
農林水産省では、昨今の米の需給状況について広くお知らせするため、小売・卸売・生産の各段階でのデータを集めたページを作成しました。
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/r6_kome_ryutu.html
上記ページには以下のようなデータを掲載しています。
米の需給状況の現状について
スーパーでの販売数量の推移
集出荷業者による集出荷数量
卸売業者の米の仕入れ・スーパーへの納品状況について
卸売業者の精米の販売数量
令和6年産米の出荷時期見込み等
米の価格、販売動向、民間在庫の状況
価格
(1)令和5年産米の相対取引価格(令和6年8月)は、全銘柄平均で16,133円/玄米60kg(対前月差+507円)です。出回りの9月からの令和5年産平均価格は15,313円(対前年産+1,469円)です。
(2)令和6年7月の小売価格(POSデータ)は、5kg当たりの平均価格で、2,383円(対前月差+182円、対前年同月差+496円)です。
上記の価格はいずれも税込価格
販売動向
(1)令和5年産米の全国の集荷数量(令和6年7月末)は257.3万トン(対前年同月差▲14.3万トン)、契約数量は253.6万トン(同▲10.1万トン)、販売数量は208.2万トン(同+13.3万トン)です。
(2)米穀販売事業者における販売数量(令和6年7月)の対前年同月比は102%(対令和元年同月比では100%。以下カッコ内は同様)です。うち小売事業者向けが104%(104%)、中食・外食事業者等向けが99%(97%)です。販売価格の対前年同月比は、小売事業者向けが118.7%、中食・外食事業者等向けが114.9%です。
民間在庫
令和6年7月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差▲40万ト ンの82万トンとなっています。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差 ▲38万トンの58万トン、販売段階で▲3万トンの25万トンとなっています。
在庫水準を在庫率で見た場合、令和6年7月末は12%であり、平成23年7月末(10%)、 平成24年7月末(10%)などよりは高い水準です。
詳細については、米に関するマンスリーレポート令和6年9月号から御確認ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html
(2) 米政策等に関する情報
GAP(農業生産工程管理)の優れた取組を募集しています!
農林水産省では、農業の持続的な発展に向けて、食品安全、環境保全、労働安全、人権保護、農場経営管理等の持続可能性を確保するための一連の取組であるGAP(※)を推進しています。
また、令和3年5月、食料、農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定したところであり、持続的な農業生産にも資するGAPの導入の推進等を目指すこととしています。
これらの一環として、持続可能な農業の確立を目指し意欲的に経営や技術の改善、普及等に取り組んでいる農業者、農業団体、流通・加工業者、自治体、教育機関等を表彰する「令和6年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」を実施します。
(※)GAP(Good Agricultural Practices:農業生産工程管理)
応募〆切:令和6年10月31日(木曜日)
農業環境対策課に直接提出の場合は11月15日(金曜日)まで
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kankyo/240830.html
令和6年度 病害虫発生予報第7号を発表しました
農林水産省は、向こう1か月の主要な病害虫の発生予察情報(発生予報)をとりまとめた「令和6年度 病害虫発生予報第7号」(9月11日(水曜日)付け)を発表しました。
水稲では、斑点米カメムシ類の発生が、北東北、南関東、北陸、東海、近畿、中国及び四国の一部の地域で多くなると予想されています。
また、斑点米だけでなく、不稔被害も引き起こすイネカメムシについては、他の主要な斑点米カメムシ類と異なり、穂揃い期以降ではなく、出穂期に防除することが重要です。
各都道府県の発生予察情報等を参考に、適期・適切な病害虫防除を実施してください。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/gaicyu/yosatu/index.html
(3) 補助事業に関する情報
政府備蓄米の無償交付に関する運用改善について
農林水産省では食育の一環として、こども食堂・こども宅食への政府備蓄米の無償交付を行っています。
このことについて、本制度をさらに利用しやすくし、食品アクセスの向上を図る観点から、
(1)各地域拠点における交付申請窓口の開設
(2)交付申請の受付期間の通年化
の2つの運用改善を図り、令和6年9月2日(月曜日)から実施しています。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/b_taisaku/240830.html
(4) 米の消費に関する情報等
膨らむ米粉の世界米粉の展示会に行ってきました
(株)cotta主催、製菓・製パン・飲食店・カフェ・その他食品に関わる事業者向けの米粉展示会「米・米粉の可能性を広げる展示会」が、09月11日、12に恵比寿で行われました。料理家やシェフによるトークショーや、米・米粉素材のご紹介、米粉についての情報発信など盛りだくさんの内容でした。会場いっぱいになるほどの来場者で、皆さん熱心にお話を聞いていらっしゃいました。米粉の関心が高まっているように感じました。これを機に、たくさんのお店で米粉メニューが提供されるといいですね。後日、展示会のレポートを「米コ塾」に掲載予定です!
「米コ塾」では、事業者向けの米粉に関する情報を随時発信中!チェックお願いします!
米コ塾:https://jyuku.komeko-times.jp/ (外部リンク)
米粉タイムズ:https://komeko-times.jp/(外部リンク)
お問合せ先
農産局企画課
担当者:企画班
代表:03-3502-8111(内線4972)
ダイヤルイン:03-6738-8961