更新日:令和7年5月21日
担当:農産局農産政策部企画課
米に関するメールマガジン(第135号)(令和7年5月21日)
【本号のトピックス】
(1) 需給・価格に関する情報米の価格、販売動向、民間在庫の状況
米の流通安定化に向けた対策パッケージについて
米の流通状況等について
(2) 米政策等に関する情報
政府備蓄米の買戻し条件付売渡しの販売数量等報告結果(04月14日~04月27日期分)について
政府備蓄米の流通実績(03月17日~04月27日)について
政府備蓄米の買戻し条件付売渡しの入札結果(第3回)の概要について
(3)補助事業に関する情報
ニーズに基づく播種前契約のための取組を支援します
米を利用した新たな商品開発等を支援します
(4)米の消費に関する情報等
膨らむ米粉の世界米コ塾が2年目を迎えました
(1) 需給・価格に関する情報
米の価格、販売動向、民間在庫の状況
価格
(1)令和6年産米の相対取引価格(令和7年4月)は、全銘柄平均で27,102円/玄米60kgです。5年産との価格差は、年産平均価格15,526円に対して+11,576円となっています。
(2)令和7年4月の小売価格(POSデータ)は、5kg当たりの平均価格で、4,225円(対前月差+80円、対前年同月差+2,142円)です。
上記の価格はいずれも税込価格
販売動向
(1)令和6年産米の全国の集荷数量(令和7年3月末)は225.0万トン(対前年同月差▲26.5万トン)、契約数量は221.2万トン(同▲11.4万トン)、販売数量は115.0万トン(同+1.3万トン)です。
(2)米穀販売事業者における販売数量(令和7年3月)の対前年同月比は91%(対令和元年同月比では93%。以下カッコ内は同様)、うち小売事業者向けが86%(94%)、中食・外食事業者等向けが98%(93%)です。販売価格の対前年同月比は小売事業者向けが184.5%、中食・外食事業者等向けが170.0%です。
民間在庫
令和7年3月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差▲35万トンの179万トンとなっています。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差▲36万トンの135万トン、販売段階で+1万トンの45万トンとなっています。
詳細については、米に関するマンスリーレポート令和7年5月号から御確認ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html
米の流通安定化に向けた対策パッケージについて
農林水産省では、備蓄米放出の効果を多くの消費者が実感できるようにしつつ、米の供給の強化により米の流通の安定が図られるよう、5月16日に『米の流通安定化に向けた対策パッケージ』を発表いたしました。
本パッケージでは、政府備蓄米の流通の円滑化、政府備蓄米も含めた供給の強化、消費者への丁寧な情報発信を図ることとしています。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/r6_kome_ryutu.html
米の流通状況等について
農林水産省では、昨今の米の需給状況について広くお知らせするため、生産・販売・価格等のデータを集めたページを作成・公開しています。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/r6_kome_ryutu.html
上記ページには以下のようなデータを掲載しています。
米の需給状況の現状について
スーパーでの販売数量・価格の推移(POSデータ(週次))
『米の流通安定化に向けた対策パッケージ』を踏まえ、05月19日より公表内容を変更しています。
世帯当たりの購入数量(家計調査)、消費者物価指数の推移
政府備蓄米の買戻し条件付売渡しの状況
等
(2) 米政策等に関する情報
政府備蓄米の買戻し条件付売渡しの販売数量等報告結果について(04月14日~04月27日期分)
農林水産省では、政府備蓄米の買戻し条件付売渡しに係る集荷業者への引渡状況や集荷業者から卸売業者への販売状況について取りまとめて公表することとしています。直近では、04月14日~04月27日期分の販売状況について公表しました。
(詳しくはこちら)
政府備蓄米の買戻し条件付売渡しの販売数量等報告結果(04月14日~04月27日期分)(PDF : 144KB)
政府備蓄米の流通実績(03月17日~04月27日)
農林水産省では、政府備蓄米の買戻し条件付売渡しに係る流通実績及び各段階における経費・利益等について取りまとめて公表しました。
(詳しくはこちら)
政府備蓄米の流通実績(03月17日~04月27日)(PDF : 288KB)
政府備蓄米の買戻し条件付売渡しの入札結果(第3回)の概要について
農林水産省は、第3回の政府備蓄米の買戻し条件付売渡しに係る入札を令和7年4月23日~25日の間で実施しましたので、入札結果についてお知らせします。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/boeki/250430.html
(3) 補助事業に関する情報
ニーズに基づく播種前契約のための取組を支援します
米穀周年供給・需要拡大支援事業のうち、業務用米、新市場開拓用米等の安定取引拡大支援(ニーズに基づく播種前契約のための取組)について、事業実施主体である全国米穀販売事業共済協同組合(全米販)による公募が開始されました。
産地と結びついた卸・中食・外食事業者等が行う播種前契約の拡大・深化のための取組を支援します。
公募期間:令和7年5月20日(火曜日)~6月25日(水曜日)17時
(詳しくはこちら)
https://www.zenbeihan.com/kobo_r7/(外部リンク)
米を利用した新たな商品開発等を支援します
米穀周年供給・需要拡大支援事業のうち、業務用米、新市場開拓用米等の安定取引拡大支援(米を利用した新たな商品開発等の取組)について、事業実施主体である株式会社ぐるなびによる公募が開始されました。
民間事業者等が取り組む、米の需要拡大が見込める新商品(加工品等)の開発・販路開拓等の取組を支援します。
公募期間:令和7年5月20日(火曜日)~6月19日(木曜日)17時
(詳しくはこちら)
https://kome-kaihatsu.jp(外部リンク)
(過去の商品実績:https://komenomiryoku.jp/news/(外部リンク))
(4) 米の消費に関する情報等
膨らむ米粉の世界米コ塾が2年目を迎えました
米・米粉消費拡大推進プロジェクト事務局は、お米・米粉を普及させるために、製粉企業、小売、外食、消費者との意見交換を促進するプロジェクトとして始動いたしました「米コ塾」が2年目に突入しました。米コ塾は「食」の各専門家が集まり、技術やノウハウを共有しながら米粉普及の未来を探求するコミュニティです。これまで、300を超える個人・団体、企業様に会員登録いただいております。取組としては「お好み焼」や「たこ焼き」の米粉と小麦粉の配合比率による食感や風味などの特徴の変化の検証、米粉を使った新たな麺の製造や調理方法の研究や、「2025年流行すると思う米粉グルメ」の紹介等を行った「米粉カンファレンス」の開催を行ってきました。2年目も、米粉の魅力をお伝えしていきます。
(米コ塾に関して、詳しくはこちら)
https://jyuku.komeko-times.jp/ (外部リンク)
https://komeko-times.jp/ (外部リンク)
米コ塾では、賛同いただける企業会員を募集しております。あらゆる職種の方々とのコラボレーションによって、これまでになかった米粉の魅力を発掘し、業界の垣根を越えた取り組みを通して、大きな米粉ムーブメントを創出しましょう!
(米コ塾会員に関して、詳しくはこちら)
https://jyuku.komeko-times.jp/member/ (外部リンク)
お問合せ先
農産局企画課
担当者:企画班
代表:03-3502-8111(内線4972)
ダイヤルイン:03-6738-8961