卵について|フェアプライスプロジェクト


卵
卵は60年前からほとんど価格が変わっていなかったため、「物価の優等生」と呼ばれていました。しかし、今ニワトリを育てるために必要な飼料の価格が大きく値上がりしています。なぜなら、日本ではニワトリの飼料の多くを海外からの輸入に頼っており、今、円安やウクライナ情勢の影響などで、輸入飼料の価格が上がっているからです。
また養鶏場でのニワトリの飼育や鶏卵の選別やパック詰めに使う機械を動かすための電気代や燃料代も同じ理由で上がっています。畜産に携わる方々の努力により、上昇した生産コストを最大限抑える努力を続けていますが、卵の生産コストがとても高くなっている中で、コスト削減努力は限界に近付いており、これまでどおりの価格で販売をつづけると、採算があわないことから、養鶏場の経営者たちやそのまわりの加工や販売に携わる人たちの生活が立ち行かなくなってしまいます。これからも、わたしたちの食卓においしくて良質な卵を届けてもらうためには、需要等を考慮しつつ、上昇した生産コストを適正に販売価格に反映し、その価格を引き上げることについて御理解いただきたいと思います。
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- 当サイト「フェアプライスプロジェクト」は令和4年度円滑な価格転嫁に向けた消費者理解醸成対策委託事業のうち広報事業で作成したものです。