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農林水産省

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第13回(令和4年度)ブロンズ賞受賞者

天野 功

天寿し 京町店
福岡県北九州市
日本料理(寿司)

  • 仲卸の方々やほかの料理人と協力し、地元で水揚げされる食材を生かした「天寿し前と言われる寿司で、地元食材(アワビ、ウニ、鰆など)のブランド化を進め、生産者の販路拡大、後継者不足解消、収入増に貢献している。
  • 地元食材のブランド価値を上げるため、北九州市観光大使として国内外からの来店者や取材時のテレビ、雑誌等の広報媒体に対し、地元食材の素晴らしさをPRしている。

桑木野 恵子

里山十帖
新潟県南魚沼市
日本料理

  • 雪国という独特の気候風土に合った昔からの食が失われつつある中、その食文化を守り、次世代に残していこうという考えから、地域の風土と歴史、文化を総合的に考え現代的に表現した料理を提供している。
  • 伝統野菜を積極的に使用することで、さらなる需要の創出に取り組んでいる。地元農業従事者は希少で出回ることが少ない伝統野菜を安心して栽培でき、レストランにとっては店の特色を出すことができるという好循環を構築している。

佐々木 要太郎

とおの屋 要
岩手県遠野市
日本料理

  • 食材の命(存在)を蘇らせる料理を、水を通して表現する料理人であり、どぶろく醸造家でもあり、酒米の原料米「遠野1号」の栽培農家でもある。自らの活動をまとめて「遠野ガストロノミー」と表現し、民話だけでない遠野の魅力を発信している。
  • 生産者としての委託醸造や研修システムの取組を広げ、どぶろく醸造の輪を全国に広げる取り組みを積極的に行っている。農家との連携、海外への輸出を積極的に行っている。

谷 昇

Restaurant Le Mange-tout
東京都新宿区
フランス料理 

  • 生産者や狩猟者、仲卸の方々が食材に対して持つ想いや敬意、生産プロセスにおける創意工夫、良さや特徴を最大限料理に生かすため、生産者と何度も対話を重ね、料理に投影している。食材を使い切り、極力ごみを出さない調理方針をずっと実践している。
  • 風評被害にあっている食材を利用することやシンポジウムでの情報発信を積極的に行い、生産者の認知度向上、海外への情報発信、生産者の取引拡大に寄与している。

戸枝 忠孝

restaurant toeda
長野県北佐久郡
フランス料理

  • 生産者と協力し、長野県内の食材を組み合わせたメニューを多数開発し、ここに来なければ味わえない軽井沢及び長野の魅力をフランス料理で表現している。同世代の料理人たちと共同して軽井沢という地域を美食の街という観点からアピールしている。
  • 「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」世界大会に日本代表として出場し、長野の食材を世界に発信した。

西原 理人

白 Tsukumo
奈良県奈良市
日本料理

  • 古(いにしえ)と今を同時に表現するという意図で、古都・奈良で、ニューヨークなど海外での料理経験を生かして国際的にも発信できる日本料理を作り、地元の農林水産物の価値を引き出す料理に表現している。
  • 日本最古の柑橘である大和橘を使ったメニューを考案するなど、地域と歴史を踏まえて、その個性を存分に生かした調理をすることで希少な食材の継承にも貢献している。

廣戸 良幸

hiroto
広島県広島市
フランス料理

  • 地元の和牛生産者と焼肉店とで協力して開発している、融点の低い良質な脂と旨味成分の高い赤身質を有する広島県産和牛・榊山牛の品質向上に寄与して、新しい広島牛ブランドの確立に協力している。様々な機会を通じてこの牛肉を県内外へ向けてアピールしている。
  • 地元のジビエ肉を活用している企業と協力し、一般家庭には馴染みの薄かったジビエソーセージを開発し、ジビエ肉の有効活用の道筋を示すと同時に、地元食材を全国に向けてアピールした。

本多 哲也

RISTORANTE HONDA
東京都港区
イタリア料理

  • 当初から日本の旬の食材を多用し、四季のある国、日本の魅力をイタリアンの手法を使って表現している。現地に足を運んで旬の食材を取り扱い、料理を提供する際、産地や生産者さんのこだわり、味の特徴を伝え、生産拡大に貢献している。
  • 光の当たっていなかった国産食材の持つ個性を活かした料理で、出身地の小田原市の活性化にも貢献するだけでなく、神奈川県には無かった銘柄鶏の生産を提案し“湘南チキン”の誕生にも寄与している。

お問合せ先

新事業・食品産業部外食・食文化課

代表:03-3502-8111(内線4352)
ダイヤルイン:03-6744-7177