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農林水産省

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指定の公示について(指定番号第105号)

下記の地理表示について、指定の公示をしたのでお知らせします。

更新日:令和4年2月1日
担当:輸出・国際局 知的財産課

Prosciutto di Modena(プロシュット ディ モデナ)


1 指定年月日  令和4年2月1日
2 指定番号  第105号
3 締約国の名称  欧州連合
4 農林水産物等の区分  第6類 畜産加工品類 食肉産品類(ハム類)
5 農林水産物等の名称  Prosciutto di Modena(プロシュット ディ モデナ)
6 農林水産物等の生産地   イタリア

  本産品の生産は、以下自治体のうち、標高900m以下のパナロ川流域とその支流の谷間を囲む丘陵地帯でのみで行われる。
Castelnuovo Rangone、Castelvetro、Spilamberto 、San Cesario sul Panaro、Savignano sul Panaro、Vignola 、Marano 、Guiglia 、Zocca 、Montese 、Maranello 、Serramazzoni 、Pavullo nel Frignano、Lama Mocogno、Pievepelago 、Riolunato 、Montecreto 、Fanano 、Sestola、Gaggio Montanto、Monteveglio 、Savigno 、Monte San Pietro, Sasso Marconi、Castello di Serravalle、Castel d’Aiano、Bazzano 、Zola Predosa、Bibbiano 、San Polo d’Enza、Quattro Castella、Canossa (formerly Ciano d’Enza) 、Viano and Castelnuovo Monti.

  原材料となる豚の飼育と食肉処理は、エミリア=ロマーニャ(Emilia-Romagna)、ヴェネト(Veneto)、ロンバルディア(Lombardy)、ピエモンテ(Piedmont)、モリーゼ(Molise)、ウンブリア(Umbria)、トスカーナ(Tuscany)、マルケ(Marche)、アブルッツォ(Abruzzi)、ラツィオ(Lazio)各州でのみ行われる。
7 農林水産物等の特性、生産の方法その他の当該農林水産物等を特定するために必要な事項 (1) 特性
  プロシュット ディ モデナは熟成した乾塩せきハムである。皮の一部と表面の余分な脂肪を取り除くことで洋ナシ形状の外観を有する。切り目を入れると中は鮮やかな赤色をしている。香ばしい風味、マイルドだがツンとする心地よい香りがある。水分含有率59%~63.5%、塩化ナトリウム含有率4.5%~6.7%、タンパク質分解指数21%~31%の条件を満たす。ハムの総重量は8kg~10kgで、7kg以下になることはない。

(2) 生産方法
〇原材料(加工産品のみ対象)
  イタリアの10州(エミリア=ロマーニャ、ヴェネト、ロンバルディア、ピエモンテ、モリーゼ、ウンブリア、トスカーナ、マルケ、アブルッツォ、ラツィオ)で生まれ、飼育され、食肉処理された豚の新鮮な肢部を使用する。
  使用される動物は、伝統品種であるラージホワイト種とランドレース種の純血種又はイタリア家畜血統書(Italian Herd Book)に沿って品種改良された交配豚でなければならない。イタリア家畜血統書に従って品種改良されたデュロック種も認められる。
  混合種、交配種を含む他品種の豚も、イタリア家畜血統書の目的と一致する、重量のある豚の生産のための選抜又は交配計画に基づいて繁殖されたものであれば認められる。

  豚が飼育される生産地内の飼料を用いることが優先されるほか、飼料の使用と組成に関する詳細な規則に従う。飼料は2種類あり、穀類(トウモロコシ、大麦、オート麦など)とチーズ生産の副産物(ホエー、カード、バターミルク)を主原料とする。穀類を主原料とした飼料は液状が好ましく、伝統的にホエーと混合される。
  トレーサビリティーと管理の観点から、プロシュット・ディ・モデナの製造と熟成処理は指定された生産地内で行われなければならない。

〇ラベル表示
  検査機関が皮に記す刻印により識別される。
  骨つきハムは、丸ごとでもスライスでも、刻印やブランドが可視できなくなった場合に備えて、肢部の加工開始日である製造年月日とバッチを識別するための情報をラベルに表示しなければならない。

  「classico」(伝統的)、「autentico」(本物)、「extra」(エクストラ)、「super」(スーパー)といった形容詞又はその他の修飾語、言及語、帰属語を名称に付加することは、「disossato」(骨抜きの)を除いて禁止されており、他の法律規定に従うために必要な場合を除き、特に規定がないその他の表示の使用も禁止されている。形態や文脈に関わらず、これらの制限はプロシュット・ディ・モデナの広告及び販売促進にも適用される。

(3) 農林水産物等の特性がその生産地に主として帰せられるものであることの理由
  本産品の特性は、環境条件、自然要因・人的要因と密接に関連している。原材料の特性は、その生産地域に特有のものであり、農業部門の歴史的・経済的発展によるものである。プロシュット・ディ・モデナの生産は、その生産地域の起伏と微気候を背景に営まれる農業に由来する。この特殊な条件は、原材料の特性、産品の製造方法、そして呼称の確立の関連性を強化し、それが地域の社会経済的発展と密接に結びつき、他地域では見られないハムの品質が生まれた。エトルリア時代以降に中部・北部イタリアで豚の在来品種の改良が飼料として利用される穀物の栽培や牛乳の加工と合わせて進んだ。これらの発展は原料の特徴を決定づけ、重量が基準に達するまで充分に成長させてから食肉処理される豚の飼育という、非常に特殊な畜産形態をもたらした。このため、乾塩せきハムの生産が一つの独立した職業になるのは自然な成り行きであった。

〇自然的要因
  パナロ川流域周辺の丘陵地帯のトスカーナ州―エミリア=ロマーニャ州をまたぐアペニン山脈の陰に位置する地域は、理想的な微気候に恵まれ乾塩せきハムの生産に適した数少ない地域の一つである。ピエモンテ地帯の典型的な植生とパナロ川とその支流による水はけの良さが、乾燥していながら穏やかな風が吹く理想的な気候を作り出している。生産地は偶然や法律に基づいて発展したものではなく、特定の地理的環境へ対応した結果決定されたものであり、長い時間をかけて生産システムと地理的環境との間に培われた繋がりを強化するものである。

〇歴史
  本産品の歴史は古代にまでさかのぼり、家畜の飼育が定着し、塩(塩化ナトリウム)の利用が発見された青銅器時代から原産地で記録されている。塩で肉を保存する習慣はケルト人の到来とともに確立され、ローマ時代にさらに改良された。
  原材料の起源と同様に、本産品の起源は産業革命以前から歴史的に記録されている。それは、ポー地域全体に共通する典型的な農村習慣とパナロ集水域を囲む丘陵地帯(トスカーナ州とミラノ県をまたぐアペニン山脈のピエモンテ地域)の独特の気候と環境条件により生じた並外れた発展の産物である。
8 法第29条第1項第2号ロの該当の有無等 
(1)商標権者の氏名又は名称  -
(2)登録商標  -
(3)指定商品又は指定役務  -
(4)商標登録の登録番号  -
(5)商標権の設定の登録の年月日  -
(6)専用使用権者の氏名又は名称  -
(7)商標権者等の承諾の年月日  -

お問合せ先

輸出・国際局 知的財産課

担当者:地理的表示保護制度担当
代表:03-3502-8111(内線4285)
ダイヤルイン:03-6744-0234
FAX:03-3502-5301