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指定の公示について（指定番号第64号）

更新日：平成31年2月1日
担当：輸出・国際局知的財産課

下記の地理的表示について、指定の公示をしたのでお知らせします。

Sierra de Cazorla （シエラデカソルラ）

1	指定年月日	平成31年2月1日
2	指定番号	第64号
3	締約国の名称	欧州連合
4	農林水産物等の区分	第9類食用油脂類食用植物油脂（オリーブ油）
5	農林水産物等の名称	Sierra de Cazorla （シエラデカソルラ）
6	農林水産物等の生産地	スペインベアスデセグラ、ベナタエ、チクラーナデセグラ、ヘナベ、オルノスデセグラ、オルクラ、ラプエルタデセグラ、プエンテヘナベ、セグラデラシエラ、サンティアゴ-ポントネス、シレス及びトルクスデアルバンチェスイビリャロドリグの各地方自治体搾油及び包装は、生産と同じ地域で行われる。
7	農林水産物等の特性、生産の方法その他の当該農林水産物等を特定するために必要な事項	（1）特性ピクアル種と在来のロイヤル種のオリーブを使用したエクストラバージンオリーブオイル。安定度が高く、非常にフルーティーでやや苦みもある。色は深緑から黄金色と様々で、オリーブの収穫時期とオリーブ園の所在地によって変わる。 ◯ 物理化学的特性・最大酸度：0.7 ・最大過酸化物価：18 ・K270（最大値）：0.2 ・最大含水量及び最大不純物値（%）：0.1 シエラデカソルラは、2001年10月、農産物及び食品の地理的表示及び原産地名称の保護に関する1992年7月14日付理事会規則（EEC）第2081/92号に基づき欧州委員会によりPDOとして指定されている。（2）生産方法監督機関の登録簿に登録された生産地域内のオリーブ園で収穫された認定品種のオリーブを使用し、登録簿に登録されている生産地域内の工場で搾油される。登録オリーブ園で栽培された認定品種のオリーブが適度な熟度に達したら、細心の注意を払って収穫を行い、地面に落ちていた果実と木から摘み取った果実を分別した後、果実の傷みを防ぐために定められた要件に従い搾油工場に運び込まれる。果実を洗浄し、葉、茎、土及び不純物を取り除き、監督機関の指導の下、適切で認定された技術を用いて圧搾して油を抽出する。この工程は、オリーブ収穫後48時間以内に完了させなければならない。搾油後、油の分析及び分類を行い、エクストラバージンオリーブオイルのみにシエラデカソルラの名称が適用される。また、包装は、定められた生産地域内の登録工場で行わなくてはならない。監督機関は、本産品が確実に明細書どおりに入手・生産されるよう定期検査を実施する。（ラベリングのルール）検査過程を経て要件を満たしたオリーブオイルは、監督機関の認証を受けたラベルに「Sierra de Cazorla」と表記しなければならない。続いて同機関は、包装を行う工場に番号が割り振られたラベルを支給し、これによりオリーブオイルの生産地を保証して市場に出荷する。（監督機関） Consejo Regulador de la Denominación de Origen ‘Sierra de Cazorla’ （3）農林水産物等の特性がその生産地に主として帰せられるものであることの理由生産地域におけるオリーブ栽培に関する最古の記録は13世紀まで遡り、当時既にこの地域でオリーブ栽培が行われていたことを証明している。原材料として用いる在来品種であるロイヤル種はこの地域の土壌と気候に完全に適応した品種で、生産量は少ないものの、高品質な油を生み出す。また、生産地域は大部分が丘陵地で、一部の丘陵は高峰となっている。土壌の層は、エンティソル（最も新しく未発達な土壌）、インセプティソル（石灰岩上に生成され、本来アルカリ性）、アルフィソル（粘土分に富む層位）である。季節毎の平均気温は、春は16℃、夏は23℃、秋は13℃、冬は4℃で、年間平均降水量は600～800 mmである。このような、生産地域に特有の自然科学的・生物学的特徴が、本産品に独特の品質特性を与えている。
8	法第29条第1項第2号ロの該当の有無等
	(1)商標権者の氏名又は名称	－
	(2)登録商標	－
	(3)指定商品又は指定役務	－
	(4)商標登録の登録番号	－
	(5)商標権の設定の登録の年月日	－
	(6)専用使用権者の氏名又は名称	－
	(7)商標権者等の承諾の年月日	－

お問合せ先

輸出・国際局知的財産課

担当者：地理的表示保護制度担当
代表：03-3502-8111（内線4284）
ダイヤルイン：03-6744-2062
FAX番号：03-3502-5301