令和元年度リスク管理検討会(第1回)議事概要
日時
令和元年7月16日(火曜日)13時30分~15時30分
場所
三田共用会議所 3階 大会議室
出席者
メンバー(敬称略):莇祥子、伊賀由則、鬼武一夫、山口廣治(島原氏の代理)、手塚義博、室谷元
農林水産省関係者
各議事の概要
1.議題と主なご意見(●:メンバーのご意見、→農水省の回答)
(1) 食品中の汚染物質に関する最近の動き(議事1)
- ●食品中の汚染物質を低減させる措置を策定・普及し、その効果を検証していることは非常に重要であり、素晴らしい。
- ●実態調査の方法や結果を海外に向けて更にアピールしてほしい。
→実態調査結果は、GEMS/Foodのデータベース(WHOが管理)に提出するほか、概要版を英訳してウェブサイトに掲載しており海外政府当局は認知。リスク管理はやればやるほど目立たないので広報が重要。 - ●コスト・ベネフィットの情報は措置を現場で導入するために重要。
→今年度から研究を開始。
(2) 食品中の3-MCPD脂肪酸エステル類、グリシドール脂肪酸エステル類低減に向けたこれまでの成果と今後の進め方について(議事2)
- ●しょうゆ中の3-MCPDについて、原料が丸大豆の場合と脱脂大豆の場合では濃度に差がでないのか。
→塩酸で加水分解するかどうかがポイント。アルカリ処理の特許を保有している企業が協力してくれたので、低減が進んだ。
(3) コメ中ヒ素の低減に向けた取組について(議事3)
- ●国民の健康保護のため、ヒ素、カドミウムの両方を出来るだけ低減できるよう地道に取り組むことが大切。
- ●カドミウム低吸収品種は現場に普及できるのか。
→低吸収性は単一の遺伝子によるため、色々な品種に低吸収性を付与することができる。しかも、従来の品種と食味の差がない。
2.次回リスク管理検討会について(令和元年10月頃を予定)
- 食品中の微生物に関する以下の議題について意見交換を予定
鶏肉中のカンピロバクター低減に向けた取組の進捗状況について
ノロウイルスの汚染防止に向けた今後の取組について
野菜の衛生管理指針の改訂について
お問合せ先
消費・安全局食品安全政策課
担当者:リスク管理企画班
代表:03-3502-8111(内線4459)
ダイヤルイン:03-3502-7674