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農林水産省

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1 第4次食育推進基本計画における位置付け等


「第4次食育推進基本計画」では、「生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進」として、妊産婦や乳幼児から高齢者に至るまで、ライフステージやライフスタイル、多様な暮らしに対応し、切れ目のない、生涯を通じた食育を推進すること、家庭、学校・保育所、職場、地域等の各場面において地域や関係団体の連携・協働を図りつつ生涯を通じた食育を推進することが示されています。

子供のうちに健全な食生活を確立することは、生涯にわたり健全な心身を培い、豊かな人間性を育んでいく基礎となることも示されており、子供の基本的な生活習慣づくりについて、個々の家庭や子供の問題として見過ごすことなく、社会全体の問題として捉えることが重要です。子供の基本的な生活習慣づくりや生活リズムの向上に向けては、地域、学校及び企業を含む民間団体等が家庭と連携・協働し、子供とその保護者が一緒に生活習慣づくりの意識を高め、行動するための取組を推進することが必要です。

また、第4次食育推進基本計画の目標である栄養バランスに配慮した食生活を実践する人の割合について、20~30歳代(以下「若い世代」という。)ではその他の世代よりも実践する人の割合が低い状況です。男性は将来の肥満が懸念されることや女性はやせの者が多いなど、食生活に起因する課題が多くあり、次世代の大切な担い手である若い世代が食に関する理解や関心を深められるように食育に取り組んでいくことが重要です。

くわえて、食に関する関心や理解の増進を図るためには、子供の頃から農林水産物の生産に関する体験をして農林水産業についての意識や理解を深めてもらうこと、伝承されてきた地域の食文化に親しむこと等も重要です。

さらに、令和5(2023)年4月1日にこども家庭庁が設置され、子供や子供のある家庭の福祉の増進及び保健の向上を図ることとされており、子供の食育についても、今後、一層の取組の推進が期待されています。

これらを踏まえ、本特集では、子供や若い世代における食育の取組に焦点を当て、食育に関する意識や実践の状況等を記述するとともに、取組の事例を紹介します。



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消費・安全局
消費者行政・食育課

担当者:食育計画班
代表:03-3502-8111(内線4551)
ダイヤルイン:03-3502-1320

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