3 食育推進の取組等に対する表彰の実施
食育に関する優れた取組を表彰し、その内容を広く情報提供することにより、食育が国民運動として一層推進されることが期待されます。
農林水産省では、令和5(2023)年度に、ボランティア活動、教育活動、農林漁業、食品製造・販売等その他の事業活動を通じた食育関係者の取組を対象として、その功績を称えるとともに、取組の内容を広く国民に周知し、食育を推進する優れた取組が全国に展開されていくことを目的として、「第7回食育活動表彰」を実施しました。ボランティア部門、教育関係者・事業者部門において、個人・団体を含む180件の応募があり、「第18回食育推進全国大会inとやま」において、農林水産大臣賞5件及び消費・安全局長賞13件、今回から新設した審査委員特別賞5件の表彰を行いました。受賞した取組については、事例集に加え動画での紹介も行いました。
また、自立した「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現に向けて、農山漁村が潜在的に有する地域資源を引き出すことにより地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良事例を選定する「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」を平成26(2014)年度から実施しています。令和5(2023)年度は、応募総数634件のうち29件を優良事例として選定し、また、第10回となることから、過去に選定された優良事例の中から、選定後に著しい発展性がみられ、全国の模範となる事例について、第10回記念賞として決定しました。選定された事例のうち、地産地消の取組は5件あり、その中で食育に関連する取組は4件ありました。
文部科学省では、学校給食の普及と充実に優秀な成果を上げた学校、共同調理場、学校給食関係者、学校給食関係団体について、文部科学大臣表彰を実施しています。令和5(2023)年度は、学校6校、共同調理場3場及び13人の学校給食関係者が表彰されました。
厚生労働省では、栄養改善と食生活改善事業の普及向上等に功労のあった個人、地区組織等について、栄養関係功労者厚生労働大臣表彰を実施しています。令和5(2023)年度は、功労者として239人、功労団体として26団体、特定給食施設の17施設が表彰されました。また、国民の生活習慣を改善し、健康寿命を延ばすための運動「スマート・ライフ・プロジェクト」が掲げる4つのテーマ(適度な運動、適切な食生活、禁煙、健診・検診の受診)を中心に、従業員や職員、住民に対して、生活習慣病予防の啓発、健康増進のための優れた取組等をしている企業、団体、地方公共団体を表彰する「第12回 健康寿命をのばそう!アワード」の生活習慣病予防分野では、応募のあった85件の中から20の企業、団体、地方公共団体が表彰されました。
こども家庭庁では、成育過程にある者の心身の健やかな成育並びに妊産婦の健康の保持及び増進に寄与する取組を推進している個人・団体・地方公共団体・企業について、健やか親子21内閣府特命担当大臣表彰を実施しています。令和5(2023)年度は、功労者として45人、功労団体として5団体が表彰されました。また、国及び地方公共団体が講ずる成育医療等の提供に関する施策に協力し、先駆的な取組を行っている者を表彰する健やか親子表彰として3の団体、地方公共団体が表彰されました。
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