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農林水産省

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1 グリーン・ツーリズム等を通じた都市住民と農林漁業者の交流の促進


グリーン・ツーリズム(*1)を始めとする都市住民と農林漁業者との交流を促進することにより、農山漁村の活性化や、農林漁業・農山漁村に対する国民の理解の増進が図られるなどの効果が期待されています。第3次基本計画においては、グリーン・ツーリズムを通じた都市住民と農林漁業者との交流を促進するため、都市住民への農山漁村の情報提供と農山漁村での受入体制の整備等を推進することが定められています。

このため、農林水産省は、農山漁村において行う地域の食と農や農村環境の魅力を生かした体験プログラム作りや地域内関係者等の受入体制構築、農山漁村を訪問する旅行者の満足度を高める取組に対して支援を行っています。また、都市住民に対し農山漁村の理解の増進を図り、地域資源を活かした地域の創意工夫ある取組を進めていくため、地元の食材を取り扱う農林水産物加工体験施設、林業への関心の醸成を行う木材加工実習施設、漁業・漁村の伝統文化の伝承等を行う教養文化・知識習得施設など、都市住民と農林漁業者との交流を促進する地域間交流拠点の整備等を行っています。さらに、総務省、内閣官房、文部科学省、農林水産省、環境省は、子供の農山漁村での宿泊による農林漁業体験や自然体験活動等を行う「子ども農山漁村交流プロジェクト」を通じ、食育等に資する都市農村交流の取組を推進しています。

農山漁村において日本ならではの伝統的な生活体験や農山漁村地域の人々との交流を楽しむ滞在である「農泊」を推進するため、ビジネスとして実施できる体制の整備、取組地域への人材派遣、地域に眠っている資源の魅力ある観光コンテンツとしての磨き上げ、古民家等を活用した滞在施設等の整備、優良地域の国内外へのプロモーション等を支援するための枠組みを構築しました。平成29(2017)年度は、「農山漁村振興交付金」により、206地域に対し支援しました。

このほか、観光庁は平成27(2015)年度から地域資源の掘り起こしと磨き上げによる観光地域づくりを目的とした「地域資源を活用した観光地魅力創造事業」を実施しています。平成29(2017)年度には全国で33地域を選定しており、その中で地域の食を基軸としたモニターツアーの実施など、グリーン・ツーリズムに関する取組についても支援しています。

*1 農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動のこと。以下、農林水産省ホームページ参照。(https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/kyose_tairyu/k_gt/



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