1 第4次食育推進基本計画における位置付け
令和3(2021)年度から開始した第4次基本計画では、「「新たな日常」やデジタル化に対応した食育の推進」が重点事項の1つとして掲げられています。
新型コロナウイルス感染症は、人々の生命や生活のみならず、行動・意識・価値観にまで影響を与えました。人と人との接触機会低減のためのテレワークの増加、出張機会の減少等により、在宅時間が増加するとともに、外出の自粛等により飲食業が甚大な影響を受けるなど、我が国の農林水産業や食品産業にも様々な影響がありました。また、在宅時間が増え、家族で食を考える機会が増えることで、食を見つめ直す契機ともなっており、家庭での食育の重要性が高まっています。こうした「新たな日常」の中でも、食育がより多くの国民による主体的な運動となるためにはICT(情報通信技術)や社会のデジタル化の進展を踏まえ、デジタルツールやインターネットも積極的に活用していくことが必要です。新型コロナウイルス感染症の感染拡大前から、生活を支える多くの分野でICTやAI(人工知能)の活用等デジタル技術の進展・普及が加速していましたが、当該感染症の拡大により、デジタル技術の活用が一層進められています。
このような状況を踏まえ、本特集では、「新たな日常」やデジタル化に対応した食育の取組に焦点を当て、デジタル技術を活用した食育に関する現状等を記述するとともに、取組の事例を紹介します。
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