実践食育ナビ
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日本の野菜をおいしく食べる! 野菜、麺、ぎょうざの主材料は すべて100%国産です。 ![]() |
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小麦粉も、ぎょうざ主材料も国産に
2006年からの2年間、JF(日本フードサービス協会)の会長をしていた代表取締役会長兼CEOの米濵和英は、数多くの産地を訪れました。そこで、各地の野菜を試食する度に「やはり、新鮮な野菜は美味しい。この野菜でリンガーハットのちゃんぽんを作ったら、どんなに美味しいちゃんぽんができるだろう」と常々感じていました。 2008年、JFの会長任期を終え、リンガーハットの業務へ復帰しましたが「使用しているすべての野菜を国産化に」という大きな目標を掲げ、各地で徐々にテストを行いながら、1年かけて2009年10月より全店で、野菜を100%国産化しました。その後、麺に使う小麦粉も2010年に国産化、米粉を皮へ使用したぎょうざ主原料も2013年には全て国産へ切り替えました。 今後も国産化を進め、お客様が美味しく、安心して食べられる商品を追求してまいります。 |
![]() 国産化、健康への配慮 |
コストやリスクよりも、おいしさ、安心を提供したいという思いで
「当社でキャベツの契約栽培がほぼ30年間続いているのは、生産者の皆さんとの信頼関係があるからです。企業と生産者の信頼関係、そしてその先のお客様との信頼関係が生まれるまでには長い時間がかかります。でも、国産の食材を使うということは日本が元気になること。食料自給率アップに貢献し、食育や国民の健康にもつながることなので、コストやリスクよりも、おいしさ、安心を提供したいという思いがありました。社内では「国産となると、コストや調達面で大きなリスクが出てくるのでは?」という声も出ましたが、それでも全ての野菜を国産にしようと決めたのは、現会長兼CEO・米濵和英の「日本の農業と連携して、日本の新鮮なおいしい野菜を食べよう」という思いと、「食育における安全安心な食の提供は企業経営の根幹」というグループ全社の思いからでした。 |
全国に産地を確保し新鮮な野菜を通年供給
こうして始まった「国産化推進」という事業改革。一部の地域が自然災害などに見舞われても、変わらぬ価格と品質の野菜を常に安定的に確保するため、契約農家の所在地を全国にしたのですが、体制を整えるのに大変な苦労が伴いました。タマネギ、長ネギ、枝豆、トウモロコシ、ニンジンの生産農家、一軒一軒と信頼関係を築くところから始めました。次にいかに早く新鮮に店舗に届けるか?という問題。それは、関東と九州にあるセントラルキッチンへ納入することで解決しました。さらに、その日に収穫した野菜を新鮮なうちに加工して毎日店舗へ納入する「デイリー配送(当日出荷)」を実現させました。これは、国産野菜を使用しているからこそ実現した取組といえます。 |
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家族向け食育イベントも定期的に実施
「日本の野菜を食べる」という事業は、スタートして丸5年が経過しました。最近では、食育活動の一環として、「親子で作ろう!『myちゃんぽん』教室」と題したイベントを行っています。これは、普段店舗で提供しているちゃんぽんの材料はどこからきて、どのように作られているかを親子で楽しく調理しながら学んでいただくものです。そのイベントを通じ、子供たちに野菜の大切さを感じ、好きになっていただけたらと思っております。今後も定期的な開催として「食育活動」を推進していきます。 |
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食の安全安心が問われる時代 原料の情報開示も徹底
これまで自社メニューに関わる原料の情報開示とトレーサビリティの管理強化に取り組み、店頭とホームページで原産地情報、アレルギー情報、栄養情報を公開しています。「トレーサビリティは都道府県を表示していますが、生産者まで開示することが目標です。今後、生産された市町村まで明らかにし、ゆくゆくはニンジンなら、どの品種がちゃんぽんに合うのかというところまで追究したいと考えています。 本当に安全なものだけを、本当に納得できるおいしさをお届けするために、リンガーハットグループでは、すべて生い立ちがはっきりとした食材だけを使用しています。 |
![]() 主要野菜の原産地表示 |
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2015年1月現在 |