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農林水産省

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第2回野生イノシシ豚熱対策検討会

日時及び場所

日時:令和4年3月29日(火曜日)14時00分~17時00分
場所:農林水産省共用第2会議室オンライン会議

議事次第


1.開会
2.議事

(1)豚熱発生の経過及び野生イノシシ豚熱対策の概要
(2)令和3年度における野生イノシシ対策の取り組み状況
(3)野生イノシシの豚熱検査結果の分析概要
(4)山口県及び広島県における野生イノシシでの豚熱発生について
(5)今後の野生イノシシ豚熱発生について
(6)農林水産省及び関係機関の野生イノシシ豚熱対策に係る取り組み

1,新たな経口ワクチン散布方法の検証について
2,豚熱野外株・ワクチン株の鑑別qPCR法の導入について
3,野外散布指針の改正案について
4,農村振興局における野生イノシシ対策について
5,環境省における豚熱の対応(農林水産省との連携)について
6,経口ワクチンの国産化について

(7)野生イノシシにおけるアフリカ豚熱対策について

1,アフリカ豚熱を想定した演習の結果報告・今後の対応について
2,アフリカ豚熱対策マニュアル項目案について

(8)野生イノシシの死体処理における制度的整理及び関係部局間の連携強化について

3.閉会

出席者

青木委員、呉委員、國保委員、迫田委員、津田委員、早山委員、江口委員、小寺委員、鈴木委員、
平田委員、鴨川委員、小出委員、杉下委員、則久委員、阿部委員代理

概要

PDF版はこちらから(PDF : 131KB)
概要 :議事次第に基づき進行。野外散布指針の改訂案、野生イノシシにおける豚熱対策の対応方向、
アフリカ豚熱の今後の対応等について了承された。主な論点は、以下のとおり。
  • 野生イノシシにおいては令和4年3月にこれまでの発生地点より西に280kmも離れている山口県及
    び広島県で確認されている。このような状況の中、山陽地方、四国地方、九州地方の一部の県でサー
    ベイランス検査数が不足していることから、経口ワクチン散布等の野生イノシシにおける豚熱対策に
    関する戦略等を立てる上で、早急にこれらの検査数が十分ではない地域の検査数を増加させることが
    必要。
  • サーベイランス結果については、対策を検討する上で重要な情報であり、検査の強化とともに、引
    き続き詳細な分析を行うことが必要。一方で、タイムリーな情報を都道府県、生産者、獣医師等の関
    係者に分かりやすい形で提供し、生産者自身が自らの農場周囲等の感染状況を正確に認識することも
    重要。
  • 山口県の野生イノシシで確認された豚熱ウイルスの遺伝子解析の結果、紀伊半島東部で確認されて
    いるウイルスと遺伝的に近縁であることが確認された。野生イノシシにおける豚熱の遠方への拡大に
    ついては、野生イノシシだけでなく、狩猟者や旅行者といった人や物を介した運搬による拡大も疑わ
    れる。狩猟者の交差汚染防止に加え、一般旅行者、入山者等への情報提供や注意喚起をより強化して
    いくことが必要。
  • 野生イノシシにおいては、直近の山口県での豚熱の発生でもそうであったように、死亡個体を検査
    した方が捕獲個体を検査した場合より陽性となる場合が多く、死亡個体の積極的な検査が重要。アフ
    リカ豚熱についても同様であることから、死亡個体の通報体制については、通報への協力の呼びかけ
    や連絡先窓口の周知徹底が非常に重要。国・自治体において、関係部局がより連携を強化することが
    必要。
  • 経口ワクチンについては、感染減少地域においても一定割合の免疫獲得個体が維持できているとサ
    ーベイランスデータからも示唆される。この割合を維持し、さらに上げていくためにも、散布方法に
    ついて、引き続き実証試験等を継続しつつ、効果的なものについては積極的かつ迅速に現場に実装し
    ていくことが重要。また、経口ワクチンの内製化についても推進が必要。
  • アフリカ豚熱については、現在国内での発生は確認されていないが、万一の侵入時には、早期発見
    及び初動対応が非常に重要となる。野生イノシシの死体処理や関係部局間の連携強化に関する通知等
    を通じて、国と県の関係部局の連携をさらに強化し、発生確認時の初動対応について演習等を実施し、
    確実に整備しておくことで、必要時に迅速に対応できる体制を構築することが必要。海外の事例も参
    考に、具体的な措置について今後検討が必要。

配布資料

会議資料(PDF : 12,783KB)
分割版
議事次第(PDF : 72KB)
出席者一覧(PDF : 105KB)
配付資料一覧(PDF : 90KB)
タイムテーブル(PDF : 332KB)
資料1.日本における豚熱発生の経過及び野生イノシシ豚熱対策の概要(PDF : 1,472KB)
資料2.令和3年度における野生イノシシ豚熱対策の取組状況(PDF : 849KB)
資料3.イノシシのCSF検査結果の分析概要(PDF : 258KB)
資料4.山口県及び広島県の野生イノシシ豚熱発生を受けた豚熱ワクチン推奨地域の設定等について(PDF : 701KB)
資料5.今後の野生イノシシ豚熱対策の対応方向(PDF : 254KB)
資料6-1.豚熱対策等の効率化を目指したイノシシの誘引と経口ワクチン散布の実証(PDF : 1,844KB)
資料6-2.豚熱対策等の効率化を目指したイノシシの誘引と経口ワクチン散布の実証(PDF : 1,857KB)
資料7.豚熱野外株・ワクチン株の鑑別qPCRの導入(PDF : 524KB)
資料8.経口ワクチン野外散布指針の改正案について(PDF : 219KB)
資料9.野生イノシシの捕獲強化とジビエ利用に向けた取組(PDF : 2,097KB)
資料10.環境省における豚熱の対応(農林水産省との連携)(PDF : 358KB)
資料11.アフリカ豚熱(ASF)を想定したイノシシ埋却及び運搬の実地演習の結果報告と今後の対応(PDF : 1,929KB)
資料12.アフリカ豚熱対策マニュアル項目案(PDF : 564KB)
資料13.野生イノシシの死体処理における制度的整理及び関係部局間の連携強化について(PDF : 432KB)
参考1.令和3年度野生イノシシ経口ワクチン前期散布状況(PDF : 681KB)
参考2-1.イノシシのCSF検査結果の分析_県別(PDF : 1,985KB)
参考2-2.イノシシのCSF検査結果の分析_市町村別(PDF : 1,709KB)
参考2-2.イノシシのCSF検査結果の分析_市町村別(PDF : 1,633KB)
参考2-2.イノシシのCSF検査結果の分析_市町村別(PDF : 1,010KB)
参考3.(新旧対照表)CSF野生イノシシ経口ワクチン散布空中散布の準備と実施の手引き(PDF : 234KB)
参考4.(新旧対照表)豚熱経口ワクチンの野外散布実施に係る指針(PDF : 391KB)
参考5.令和4年度ALIC事業(PR版)(PDF : 429KB)
参考6.第1回野生イノシシ豚熱対策検討会概要
当日配布資料.いのしし用国産CSF経口ワクチンの開発(PDF : 154KB)

お問合せ先

消費・安全局動物衛生課

代表:03-3502-8111(内線4583)
ダイヤルイン:03-3502-5994

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