WOAHが行う特定疾病のステータスの公式認定
担当:消費・安全局動物衛生課
WOAHが行う特定疾病のステータスの公式認定
WOAH が特定の疾病(口蹄疫、BSE、牛肺疫、アフリカ馬疫、豚熱及び小反芻獣疫)について、各国又はその一部地域の状況を評価するものです。
加盟国の申請に応じ、提出された資料を専門家(アドホックグループ及び科学委員会)が評価し、加盟国にコメントを求めた上で、総会で採択し、その国又はその一部地域にステータスの認定証が交付されます。ステータスの認定を得た国又は地域は、そのステータスの維持のため、毎年11 月にコードに規定されている条件を継続的に満たしている旨をWOAH事務局に連絡する必要があります。
第80回及び第81回総会において、ステータスの公式認定を行う疾病として新たにアフリカ馬疫(2012年5月)、豚熱及び小反芻獣疫(2013年5月)を各々追加することが決議されました。
WOAHコードでは、疾病のステータスによって、動物や動物製品について異なる貿易条件が規定されています。
ステータス評価の区分
口蹄疫
- ワクチン非接種清浄国又は地域
- ワクチン接種清浄国又は地域
現在のステータス(英文)[外部リンク]
BSE
- 無視できるリスク国又は地域
- 管理されたリスク国又は地域
現在のステータス(英文)[外部リンク]
牛肺疫
- 清浄国又は地域
現在のステータス(英文)[外部リンク]
アフリカ馬疫
- 清浄国又は地域
日本のステータス
口蹄疫
1996年にWOAHが公式認定を開始した当時から「ワクチン非接種清浄国」に認定されています。2000年3月に口蹄疫が発生しましたが、2000年9月26日に「ワクチン非接種清浄国」に復帰しました。また、2010年4月の口蹄疫の発生により、一時期「ワクチン非接種清浄国」のステータスが停止されておりましたが、2011年2月に日本は「ワクチン非接種清浄国」に復帰しました。
BSE
2013年5月に「無視できるリスク国」に認定されました。
アフリカ馬疫
2014年5月に「清浄国」に認定されました。
豚熱
2015年5月に「清浄国」に認定されました。
2015年にWOAHが公式認定を開始した当時から「清浄国」に認定されています。
2018年9月に豚熱が発生したことにより、我が国の豚熱の清浄国ステータスは一時停止され、2020年9月に消失しました。
お問合せ先
消費・安全局動物衛生課
代表:03-3502-8111(内線4584)
ダイヤルイン:03-3502-8295