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農林水産省

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アクリルアミドの一般情報

  • アクリルアミド構造式モノマーのアクリルアミド(CH2=CH-CO-NH2)は、アクリル基(CH2=CH-CO-)とアミド基(-CO-NH-)をもつ有機化合物です。常温では無臭白色の結晶で、水に極めて溶けやすい性質を持っています。
  • アクリルアミドのCAS登録番号は79-06-1、分子量は71.08、融点は84.5℃、沸点は0.2 kPaでは87℃ 、0.7 kPaでは103℃です。
  • 加熱や紫外線の影響により、多数のアクリルアミドモノマーが互いにつながり、大きな構造を持つ化合物のポリアクリルアミド(重合体)になることがあります。ポリアクリルアミド自体の毒性は低いのですが、アクリルアミドモノマーが不純物として混入している場合があります。
  • アクリルアミドは、1950年代から商業的な製造が行われ、我が国では主に紙力増強剤、凝集剤の重合原料(凝集剤は、ポリアクリルアミド等として主に産業排水の固液分離や汚泥の脱水に用いられる。)として使用されています。他には繊維加工や接着剤の性能向上のための加工材としての用途もあります。また、化粧品原料やアクリル系熱硬化性塗料の合成原料、土壌改良材など様々な分野で用いられています。日本は、工業用のアクリルアミドモノマーの世界有数の製造国(2003年の製造量73,000トン、輸出量15,500トン)です。
  • 海外では、アクリルアミドは食品の包装紙、下水管等のシーリング材の原料としても用いられているとの報告があります。
  • 日本では、アクリルアミドは化学物質排出把握管理促進法(通称PRTR法)の第一種指定化学物質に指定されており、毒劇物取締法では劇物に指定されています。

[参考文献]
財団法人化学物質評価研究機構、独立行政法人製品評価技術基盤機構(2007)化学物質の初期リスク評価書有害性評価書  No.35 アクリルアミド(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 委託事業)