終了した試験研究課題(大腸菌症(豚及び鶏)に関する研究)
動物用抗菌剤の使用によるリスクを低減するための研究(小課題:家畜の下痢性大腸菌の特性解明と迅速検出技術の開発)
- 研究期間
平成29年度~令和3年度 - 研究概要
大腸菌症の下痢は新生期や離乳後に多発し、死亡や発育不良を引き起こします。しかしながら、現状では国内の豚や牛における下痢性大腸菌の分布や性状は十分に解明されておらず、本菌による農場汚染の拡散を効果的に防止できていません。
そのため、こくないで分離された下痢性大腸菌の特性を解析することにより、家畜に広がる下痢性大腸菌の遺伝学的系統と各特性の関連を明らかにしました。また、代表的な分離株について全ゲノム解析を行い、菌の系統と薬剤耐性の関連を整理し、マルチプレックスPCRを用いて薬剤耐性リスクの高い大腸菌を迅速かつ簡便に判別する検査法を開発しました。 - 研究成果の概要(PDF:63KB)
- 研究成果報告書(PDF:468KB)
大腸菌症(豚及び鶏)に関する研究については、令和4年度~令和8年度まで「環境への抗菌剤・薬剤耐性菌の拡散量低減を目指したワンヘルス推進プロジェクト」を実施中です。
お問合せ先
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