このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

終了した試験研究課題(牛伝染性リンパ腫(EBL)に関する研究)

牛白血病ウイルス(BLV)の感染拡大防止のための総合的衛生管理手法の確立

  • 研究期間
    平成22年度~平成24年度
  • 研究概要
    近年我が国では、牛白血病の発生が増加傾向にあり、原因ウイルスの特性から、ワクチンはなく、有効な治療法も存在しないため、本病の対策には、的確な衛生管理手法を確立し、感染拡大を防止することが重要となります。
    そこで、本研究では、感染牛と非感染牛の分離飼育等の飼養管理による感染低減効果の評価、乳汁による感染伝播リスクの評価等を行い、その評価結果をとりまとめました。
  • 研究成果の概要等(PDF:63KB)

牛白血病の感染リスクの低減及び発症予防に関する研究

  • 研究期間
    平成25年度~平成27年度
  • 研究概要
    地方病性牛白血病(EBL)は、牛白血病ウイルス(BLV)が感染した牛のうち数パーセントが発症し、リンパ節の腫大など様々な症状を呈し、畜産経営への影響が大きい伝染性疾病であす。近年、発生頭数が増加しており、家畜衛生上、大きな問題となっていることから、より効果的な対策の実践が求められています。本病の防疫対策では、農場内において新たな感染を防ぐことが重要であるため、伝播経路の効果的な遮断方法及び感染源となるリスクの高い牛を早期に摘発する方法を確立することが求められています。
    そこで、本研究では、感染試験により感染成立に必要なウイルス量の検証を行うとともに、牛舎内及び放牧場における吸血昆虫等による感染リスク評価と効果的な防疫措置の検討を行いました。また、発症に関するバイオマーカーの探索及び発症に関連する遺伝子を調査し、リスクの高い牛を早期に摘発する方法を検討しました。
  • 研究成果の概要等(PDF:72KB)
  • 研究成果報告書(PDF:1,253KB)

簡便かつ頻回採取が可能な検体を用いた家畜疾病の検査方法の開発

  • 研究期間
    平成26年度~平成28年度
  • 研究概要
    家畜の伝染性疾病を早期に摘発し、そのまん延防止を図るためには、サーベイランスの頻度を増やすことで摘発率を高めることが効果的です。しかしながら、サーベイランスの検体として血液(血清)を採取する際、獣医師・農家の労力及び金銭的コストの負担、家畜へのストレス等による生産性低下等の問題があり、サーベイランスの頻度を増やす場合には、これらの問題を改善することが切望されています。
    そこで、牛ブルセラ病、牛白血病、オーエスキー病、牛ヨーネ病の血液(血清)を検体とする検査方法(エライザ法)について、乳汁、唾液、糞便等の採取が簡便な材料を検体とすることの可能性を検証し、薬事法上の承認に必要なデータを収集するための研究を実施しました。
  • 研究成果の概要等(PDF:65KB)
  • 研究成果報告書(PDF:1,465KB)

抗菌剤に頼らない常在疾病防除技術の開発(小課題:細胞性免疫を誘導可能なサルモネラワクチンの研究開発)

  • 研究期間
    平成29年度~令和3年度
  • 研究概要
    牛伝染性リンパ腫の発生予防や病原体まん延防止のため、EBL発症に関連するウイルス遺伝子、宿主遺伝子・タンパク質、免疫担当細胞を解析し、EBLの発症・伝播リスク牛の摘発技術を開発しました。
  • 研究成果の概要等(PDF:347KB)
  • 研究成果報告書(PDF:946KB)


牛伝染性リンパ腫に関する研究については、令和3年度~令和4年度まで「牛伝染性リンパ腫の伝播リスクの高い牛を摘発するための多検体処理診断法の開発」を実施中です。

お問合せ先

消費・安全局食品安全政策課食品安全科学室

代表:03-3502-8111(内線4451)
ダイヤルイン:03-3502-5722

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader