ソラニンやチャコニンとは
ソラニンやチャコニンってどんな化学物質?
- ソラニンやチャコニン(カコニンとも呼ばれています)は、ナス科の植物のジャガイモ、ツルナス、イヌホオズキなどに含まれる天然毒素です。
- グルコースやガラクトースなどの「糖」と、植物由来の窒素を含んだアルカリ性(塩基性)物質である「アルカロイド」からできている「グリコアルカロイド(糖アルカロイド)」の一種です。じゃがいもに含まれるグリコアルカロイドの約95%はα-ソラニン注やα-チャコニン注です。
注 ソラニンやチャコニンは、それぞれ化学構造の違いによって、「α(アルファ)型」、「β(ベータ)型」、「γ(ガンマ)型」という3つの種類に分けられます。
- じゃがいもに含まれるグリコアルカロイドのうち、特にα-ソラニンやα-チャコニンはじゃがいもに苦味を与えます。
- ソラニンやチャコニンについて、化学構造などの詳しい情報をお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
コラム~なぜじゃがいもが有害な物質を含むの?~
私たちが食べるじゃがいもは、地下の茎が肥大した「塊茎」です。じゃがいもはソラニンやチャコニンなどの有害な物質を含んでいますが、サトイモ科の植物の塊茎がシュウ酸を含んでいるなど、塊茎に有害な物質を含む植物は少なくありません。
自らが繁殖するために栄養をためた塊茎が、外敵に食べられないように、有害な物質も含むようになったという説があります。
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