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農林水産省

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我が国のメチル水銀のリスク評価(耐容摂取量等)について

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  • ハイリスクグループ

胎児

  • 耐容週間摂取量

メチル水銀 2.0マイクログラム/キログラム体重/週(水銀として)

  • 耐容摂取量の対象者

妊娠している方もしくは妊娠している可能性のある方

解説

平成16年7月、厚生労働省は、魚介類等に含まれるメチル水銀に係る妊婦等を対象とした摂食に関する注意事項の見直しについて検討するため、食品安全委員会に対して、「魚介類等に含まれるメチル水銀について」の食品健康影響評価を依頼(諮問)しました。
具体的には、(1)メチル水銀の耐容摂取量の設定と(2)胎児、乳幼児等がハイリスクグループに含まれるかという内容です。

これを受け、食品安全委員会は、汚染物質専門調査会において審議を行った結果、上記の内容を含む結果を得て、平成17年8月4日、厚生労働省に対して回答しました。

評価の経緯は食品安全委員会のホームページに詳細が掲載されていますが、上記内容の根拠概要は以下のとおりです。

  1. ハイリスクグループ(胎児)
    • メチル水銀は胎盤を介して容易に胎児に移行する
    • 胎児は発達過程にあり、特にメチル水銀に最も弱い臓器である中枢神経系に影響が及ぶ
  2. 評価方法
    • フェロー諸島の追跡調査研究及びセーシェル小児発達研究の結果に基づく
    • JECFAで用いられた代謝モデルを用いて耐容摂取量を算出
    • 不確実係数を適用し、安全性を高める
  3. 耐容摂取量の算定
    • 体内の水銀量の指標は毛髪水銀濃度を用いる
    • 毛髪水銀濃度の01月25日0を血中水銀濃度とする
    • 血中水銀濃度から毎日の摂取量の算出式を使用
    • 不確実係数を4とする
      毛髪水銀濃度/血中水銀濃度の比の変動(2)×メチル水銀の排出係数の変動(2)

詳しくは、食品安全委員会ホームページ内の「魚介類に含まれるメチル水銀について」(リスク評価)をご参照下さい。

お問合せ先

消費・安全局畜水産安全管理課水産安全室
ダイヤルイン:03-6744-2105