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農林水産省

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更新日:令和5年6月29日
担当:農林水産省

令和4年産花きの作付(収穫)面積及び出荷量

― 切り花類の出荷量は31億3,900万本で、前年産に比べ3%減少 ―

調査結果の概要

  1. 切り花類
    作付面積(注1)は1万2,970ha、出荷量は31億3,900万本で、前年産に比べそれぞれ310ha(2%)、1億1,000万本(3%)減少した。

  2. 球根類
    収穫面積(注2)は234ha、出荷量は7,050万球で、前年産に比べそれぞれ5ha(2%)、370万球(5%)減少した。

  3. 鉢もの類
    収穫面積は1,452ha、出荷量は1億8,130万鉢で、前年産に比べそれぞれ22ha(1%)、730万鉢(4%)減少した。

  4. 花壇用苗もの類
    作付面積は1,253ha、出荷量は5億3,510万本で、前年産に比べそれぞれ24ha(2%)、1,930万本(3%)減少した。

図1 花きの作付(収穫)面積及び出荷量(全国)

注釈

  1. 作付面積とは、販売を意図して、花き栽培のために利用することを目的に作付けした面積をいう。
  2. 収穫面積とは、球根類及び鉢もの類の作付面積のうち、収穫した花きの利用面積をいい、育成中の利用面積を除いたものをいう。

表1 令和4年産花きの作付(収穫)面積及び出荷量(全国)


累年データ

花きの類別作付(収穫)面積及び出荷量(全国)

調査結果

1 切り花類
(1)計
ア 作付面積は1万2,970haで、前年産に比べ310ha(2%)減少した。
これは、生産者の高齢化等の労力事情により規模縮小等があったためである。

イ 出荷量は31億3,900万本で、前年産に比べ1億1,000万本(3%)減少した。
これは、作付面積の減少等があったためである。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が19%で最も高く、次いで沖縄県が8%、静岡県が6%、福岡県及び長野県がそれぞれ5%となっている。

図2 切り花類の都道府県別出荷量割合

表2 令和4年産切り花類の作付面積及び出荷量(全国)

(2)きく
ア 作付面積は4,092haで、前年産に比べ166ha(4%)減少した。

イ 出荷量は12億2,700万本で、前年産に比べ7,100万本(5%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が36%で最も高く、次いで沖縄県が18%、福岡県が6%、鹿児島県が5%、長崎県が4%となっており、この5県で全国の約7割を占めている。

図3 きくの都道府県別出荷量割合

表3 令和4年産きくの作付面積及び出荷量(全国)

(3)カーネーション
ア 作付面積は237haで、前年産に比べ15ha(6%)減少した。

イ 出荷量は1億9,150万本で、前年産に比べ1,000万本(5%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、長野県が22%で最も高く、次いで愛知県が18%、千葉県、兵庫県及び北海道がそれぞれ9%となっており、この5道県で全国の約7割を占めている。

図4 カーネーションの都道府県別出荷量割合

表4 令和4年産カーネーションの作付面積及び出荷量(全国)

(4)ばら
ア 作付面積は269haで、前年産に比べ15ha(5%)減少した。

イ 出荷量は1億8,870万本で、前年産に比べ570万本(3%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が19%で最も高く、次いで静岡県が9%、福岡県及び山形県がそれぞれ7%、群馬県が5%となっている。

図5 ばらの都道府県別出荷量割合

表5 令和4年産ばらの作付面積及び出荷量(全国)

(5)りんどう
ア 作付面積は396haで、前年産に比べ17ha(4%)減少した。

イ 出荷量は7,310万本で、前年産に比べ230万本(3%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、岩手県が58%で最も高く、次いで秋田県が13%、山形県が10%となっており、この3県で全国の約8割を占めている。

図6 りんどうの都道府県別出荷量割合

表6 令和4年産りんどうの作付面積及び出荷量(全国)

(6)宿根かすみそう
ア 作付面積は195haで、前年産に比べ6ha(3%)減少した。

イ 出荷量は4,580万本で、前年産に比べ500万本(10%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、熊本県が39%で最も高く、次いで和歌山県が20%、福島県が18%となっており、この3県で全国の約8割を占めている。

図7 宿根かすみそうの都道府県別出荷量割合

表7 令和4年産宿根かすみそうの作付面積及び出荷量(全国)

(7)スターチス
ア 作付面積は166haで、前年産に比べ1ha(1%)減少した。

イ 出荷量は1億1,610万本で、前年産に比べ630万本(5%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、和歌山県が54%で最も高く、次いで北海道が26%となっており、この2道県で全国の8割を占めている。

図8 スターチスの都道府県別出荷量割合

表8 令和4年産スターチスの作付面積及び出荷量(全国)

(8)ガーベラ
ア 作付面積は75haで、前年産に比べ3ha(3%)減少した。

イ 出荷量は1億2,180万本で、前年産に比べ80万本(1%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、静岡県が42%で最も高く、次いで福岡県が14%、和歌山県が9%、愛知県が7%、千葉県が5% となっており、この5県で全国の約8割を占めている。

図9 ガーベラの都道府県別出荷量割合

表9 令和4年産ガーベラの作付面積及び出荷量(全国)

(9)トルコギキョウ
ア 作付面積は392haで、前年産に比べ10ha(2%)減少した。

イ 出荷量は8,450万本で、前年産に比べ90万本(1%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、長野県が16%で最も高く、次いで熊本県が12%、福岡県が8%、静岡県が5%、山形県が4%となっている。

図10 トルコギキョウの都道府県別出荷量割合

表10 令和4年産トルコギキョウの作付面積及び出荷量(全国)

(10)ゆり
ア 作付面積は635haで、前年産に比べ24ha(4%)減少した。

イ 出荷量は1億990万本で、前年産に比べ490万本(4%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、埼玉県が21%で最も高く、次いで新潟県及び高知県がそれぞれ10%、宮崎県及び千葉県が6%となっており、この5県で全国の約5割を占めている。

図11 ゆりの都道府県別出荷量割合

表11 令和4年産ゆりの作付面積及び出荷量(全国)

(11)アルストロメリア
ア 作付面積は81haで、前年産に比べ1ha(1%)増加した。

イ 出荷量は5,680万本で、前年産に比べ60万本(1%)増加した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、長野県が38%で最も高く、次いで愛知県が21%、山形県及び北海道がそれぞれ10%、大分県が4%となっており、この5道県で全国の約8割を占めている。

図12 アルストロメリアの都道府県別出荷量割合

表12 令和4年産アルストロメリアの作付面積及び出荷量(全国)

(12)切り葉
ア 作付面積は564haで、前年産に比べ9ha(2%)減少した。

イ 出荷量は8,620万本で、前年産に比べ540万本(6%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、東京都が31%で最も高く、次いで沖縄県が21%、鹿児島県が14%、静岡県が8%、千葉県が5%となっており、この5都県で全国の約8割を占めている。

図13 切り葉の都道府県別出荷量割合

表13 令和4年産切り葉の作付面積及び出荷量(全国)

(13)切り枝
ア 作付面積は3,589haで、前年産に比べ32ha(1%)減少した。

イ 出荷量は2億210万本で、前年産並みとなった。

ウ 都道府県別出荷量割合は、静岡県が16%で最も高く、次いで茨城県が15%、和歌山県が7%、愛媛県及び宮崎県がそれぞれ5%となっている。

図14 切り枝の都道府県別出荷量割合

表14 令和4年産切り枝の作付面積及び出荷量(全国)

2 球根類
(1)収穫面積は234haで、前年産に比べ5ha(2%)減少した。
これは、生産者の高齢化等の労力事情により規模縮小等があったためである。

(2)出荷量は7,050万球で、前年産に比べ370万球(5%)減少した。
これは、天候不順の影響により球根の生育がやや悪かったためである。

(3)都道府県別出荷量割合は、鹿児島県が24%で最も高く、次いで新潟県及び富山県がそれぞれ18%、宮崎県が9%となっており、この4県で全国の約7割を占めている。

図15 球根類の都道府県別出荷量割合

表15 令和4年産球根類の収穫面積及び出荷量(全国)

3 鉢もの類
(1)計
ア 収穫面積は1,452haで、前年産に比べ22ha(1%)減少した。
これは、生産者の高齢化等の労力事情により規模縮小等があったためである。

イ 出荷量は1億8,130万鉢で、前年産に比べ730万鉢(4%)減少した。
これは、作付面積の減少や一部で病害の発生があったためである。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が26%で最も高く、次いで埼玉県が9%、静岡県が7%、岐阜県が6%、茨城県が4%となっており、この5県で全国の約5割を占めている。

図16 鉢もの類の都道府県別出荷量割合

表16 令和4年産鉢もの類の収穫面積及び出荷量(全国)

(2)シクラメン
ア 収穫面積は156haで、前年産に比べ4ha(2%)減少した。

イ 出荷量は1,480万鉢で、前年産に比べ40万鉢(3%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、長野県が14%で最も高く、次いで愛知県が11%、千葉県が6%、茨城県及び福島県がそれぞれ5%となっている。

図17 シクラメンの都道府県別出荷量割合

表17 令和4年産シクラメンの収穫面積及び出荷量(全国)

(3)洋ラン類
ア 収穫面積は168haで、前年産に比べ2ha(1%)減少した。

イ 出荷量は1,190万鉢で前年産並みとなった。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が26%で最も高く、次いで熊本県が10%、福岡県が9%、千葉県が7%、山梨県が6%となっており、この5県で全国の約6割を占めている。

図18 洋ラン類の都道府県別出荷量割合

表18 令和4年産洋ラン類の収穫面積及び出荷量(全国)

(4)観葉植物
ア 収穫面積は257haで、前年産に比べ8ha(3%)減少した。

イ 出荷量は4,080万鉢で、前年産に比べ210万鉢(5%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が49%で最も高く、次いで静岡県が13%、三重県が8%、鹿児島県が4%、千葉県が3%となっており、この5県で全国の約8割を占めている。

図19 観葉植物の都道府県別出荷量割合

表19 令和4年産観葉植物の収穫面積及び出荷量(全国)

(5)花木類
ア 収穫面積は290haで、前年産に比べ11ha(4%)減少した。

イ 出荷量は3,120万鉢で、前年産に比べ230万鉢(7%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が22%で最も高く、次いで新潟県が17%、岐阜県が14%、埼玉県及び静岡県がそれぞれ7%となっており、この5県で全国の約7割を占めている。

図20 花木類の都道府県別出荷量割合

表20 令和4年産花木類の収穫面積及び出荷量(全国)

4 花壇用苗もの類
(1)計
ア 作付面積は1,253haで、前年産に比べ24ha(2%)減少した。
これは、生産者の高齢化等の労力事情により規模縮小等があったためである。

イ 出荷量は5億3,510万本で、前年産に比べ1,930万本(3%)減少した。
これは、作付面積の減少等があったためである。

ウ 都道府県別出荷量割合は、埼玉県が10%で最も高く、次いで愛知県が7%、千葉県が6%、茨城県、福岡県及び奈良県がそれぞれ5%となっている。

図21 花壇用苗もの類の都道府県別出荷量割合

表21 令和4年産花壇用苗もの類の作付面積及び出荷量(全国)

(2)パンジー
ア 作付面積は236haで、前年産に比べ3ha(1%)減少した。

イ 出荷量は1億350万本で、前年産に比べ550万本(5%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は埼玉県が8%で最も高く、次いで愛知県、神奈川県及び奈良県がそれぞれ6%、福岡県が5%となっている。

図22 パンジーの都道府県別出荷量割合

表22 令和4年産パンジーの作付面積及び出荷量(全国)

統計表〔e-Stat〕

調査の概要

調査結果の主な利活用

  • 花きの振興に関する法律(平成26年法律第102号)に基づき策定された「花き産業及び花きの文化の振興に関する基本方針」において推進される各種対策のための資料

お問合せ先

大臣官房統計部生産流通消費統計課

担当者:園芸統計班
代表:03-3502-8111(内線3680)
ダイヤルイン:03-6744-2044