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農林水産省

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更新日:令和7年6月27日
担当:農林水産省

令和6年産花きの作付(収穫)面積及び出荷量

― 切り花類の出荷量は28億4,600万本で、前年産に比べ6%減少 ―

調査結果の概要

  1. 切り花類
    作付面積は1万2,360ha、出荷量は28億4,600万本で、前年産に比べそれぞれ350ha(3%)、1億8,200万本(6%)減少した。

  2. 球根類
    収穫面積は204ha、出荷量は5,810万球で、前年産に比べそれぞれ25ha(11%)、1,000万球(15%)減少した。

  3. 鉢もの類
    収穫面積は1,364ha、出荷量は1億6,330万鉢で、前年産に比べそれぞれ36ha(3%)、1,210万鉢(7%)減少した。

  4. 花壇用苗もの類
    作付面積は1,193ha、出荷量は4億9,710万本で、前年産に比べそれぞれ30ha(2%)、1,830万本(4%)減少した。

図1 花きの作付(収穫)面積及び出荷量(全国)

注釈

  • 作付面積とは、販売を意図して、花き栽培のために利用することを目的に作付けした面積をいう。
  • 収穫面積とは、球根類及び鉢もの類の作付面積のうち、収穫した花きの利用面積をいい、育成中の利用面積を除いたものをいう。
  • 本年産は主産県を対象に調査を実施しており、全国値については主産県の結果を基に推計した。

表1 令和6年産花きの作付(収穫)面積及び出荷量(全国)


累年データ

花きの類別作付(収穫)面積及び出荷量(全国)

調査結果

1 切り花類
(1)計
ア 作付面積は1万2,360haで、前年産に比べ350ha(3%)減少した。

イ 出荷量は28億4,600万本で、前年産に比べ1億8,200万本(6%)減少した。
  これは、作付面積の減少に加え、夏期の高温の影響により生育不良がみられたこと等による。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が19%で最も高く、次いで沖縄県が7%、静岡県が6%、福岡県及び長野県がそれぞれ5%となっている。

図2 切り花類の都道府県別出荷量割合

表2 令和6年産切り花類の作付面積及び出荷量(全国)

(2)きく
ア 作付面積は3,821haで、前年産に比べ158ha(4%)減少した。

イ 出荷量は11億1,100万本で、前年産に比べ7,600万本(6%)減少した。
  これは、作付面積の減少に加え、夏期の高温の影響により葉焼けや芽焼けが発生したこと等による。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が36%で最も高く、次いで沖縄県が16%、福岡県が6%、鹿児島県が5%、長崎県が4%となっており、この5県で全国の約7割を占めている。

図3 きくの都道府県別出荷量割合

表3 令和6年産きくの作付面積及び出荷量(全国)

(3)カーネーション
ア 作付面積は215haで、前年産に比べ14ha(6%)減少した。
  これは、生産者の高齢化等の労力事情により規模縮小があったこと等による。

イ 出荷量は1億7,080万本で、前年産に比べ1,180万本(6%)減少した。
  これは、作付面積が減少したこと等による。

ウ 都道府県別出荷量割合は、長野県が21%で最も高く、次いで愛知県が19%、千葉県が10%、兵庫県及び北海道がそれぞれ9%となっており、この5道県で全国の約7割を占めている。

図4 カーネーションの都道府県別出荷量割合

表4 令和6年産カーネーションの作付面積及び出荷量(全国)

(4)ばら
ア 作付面積は254haで、前年産に比べ8ha(3%)減少した。

イ 出荷量は1億7,130万本で、前年産に比べ1,230万本(7%)減少した。
  これは、作付面積の減少に加え、夏期の高温の影響により生育不良がみられたこと等による。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が17%で最も高く、次いで静岡県が9%、山形県が7%、福岡県及び群馬県がそれぞれ6%となっている。

図5 ばらの都道府県別出荷量割合

表5 令和6年産ばらの作付面積及び出荷量(全国)

(5)りんどう
ア 作付面積は383haで、前年産に比べ6ha(2%)減少した。

イ 出荷量は6,830万本で、前年産に比べ70万本(1%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、岩手県が60%で最も高く、次いで秋田県及び山形県がそれぞれ11%となっており、この3県で全国の約8割を占めている。

図6 りんどうの都道府県別出荷量割合

表6 令和6年産りんどうの作付面積及び出荷量(全国)

(6)宿根かすみそう
ア 作付面積は198haで、前年産に比べ2ha(1%)増加した。

イ 出荷量は4,760万本で、前年産に比べ40万本(1%)増加した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、熊本県が38%で最も高く、次いで福島県及び和歌山県がそれぞれ20%、北海道が5%となっており、この4道県で全国の約8割を占めている。

図7 宿根かすみそうの都道府県別出荷量割合

表7 令和6年産宿根かすみそうの作付面積及び出荷量(全国)

(7)スターチス
ア 作付面積は164haで、前年産に比べ2ha(1%)減少した。

イ 出荷量は1億1,220万本で、前年産に比べ110万本(1%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、和歌山県が57%で最も高く、次いで北海道が24%となっており、この2道県で全国の約8割を占めている。

図8 スターチスの都道府県別出荷量割合

表8 令和6年産スターチスの作付面積及び出荷量(全国)

(8)ガーベラ
ア 作付面積は70haで、前年産に比べ4ha(5%)減少した。

イ 出荷量は1億1,610万本で、前年産に比べ380万本(3%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、静岡県が39%で最も高く、次いで福岡県が16%、和歌山県が9%、愛知県が7%、千葉県が6%となっており、この5県で全国の約8割を占めている。

図9 ガーベラの都道府県別出荷量割合

表9 令和6年産ガーベラの作付面積及び出荷量(全国)

(9)トルコギキョウ
ア 作付面積は380haで、前年産に比べ7ha(2%)減少した。

イ 出荷量は7,830万本で、前年産に比べ600万本(7%)減少した。
  これは、作付面積の減少に加え、夏期の高温の影響により葉焼けや花焼けが発生したこと等による。

ウ 都道府県別出荷量割合は、長野県が14%で最も高く、次いで熊本県が12%、福岡県が10%、静岡県が5%、高知県が4%となっている。

図10 トルコギキョウの都道府県別出荷量割合

表10 令和6年産トルコギキョウの作付面積及び出荷量(全国)

(10)ゆり
ア 作付面積は586haで、前年産に比べ23ha(4%)減少した。

イ 出荷量は9,800万本で、前年産に比べ380万本(4%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、埼玉県が22%で最も高く、次いで新潟県及び高知県がそれぞれ10%、宮崎県及び北海道がそれぞれ6%となっており、この5道県で全国の約5割を占めている。

図11 ゆりの都道府県別出荷量割合

表11 令和6年産ゆりの作付面積及び出荷量(全国)

(11)アルストロメリア
ア 作付面積は81haで、前年産に比べ1ha(1%)増加した。

イ 出荷量は5,360万本で、前年産に比べ90万本(2%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、長野県が41%で最も高く、次いで愛知県が20%、山形県が10%、北海道が9%となっており、この4道県で全国の約8割を占めている。

図12 アルストロメリアの都道府県別出荷量割合

表12 令和6年産アルストロメリアの作付面積及び出荷量(全国)

(12)切り葉
ア 作付面積は542haで、前年産に比べ8ha(1%)減少した。

イ 出荷量は7,400万本で、前年産に比べ710万本(9%)減少した。
  これは、夏期の高温の影響や9月以降の長雨による日照不足により、生育不良がみられたこと等による。

ウ 都道府県別出荷量割合は、東京都が30%で最も高く、次いで沖縄県が21%、鹿児島県が15%、静岡県が8%、千葉県が5%となっており、この5都県で全国の約8割を占めている。

図13 切り葉の都道府県別出荷量割合

表13 令和6年産切り葉の作付面積及び出荷量(全国)

(13)切り枝
ア 作付面積は3,500haで、前年産に比べ75ha(2%)減少した。

イ 出荷量は1億9,460万本で、前年産に比べ1,090万本(5%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、静岡県及び茨城県がそれぞれ16%で最も高く、次いで宮崎県及び愛媛県がそれぞれ5%、和歌山県が4%となっている。

図14 切り枝の都道府県別出荷量割合

表14 令和6年産切り枝の作付面積及び出荷量(全国)

2 球根類
(1)収穫面積は204haで、前年産に比べ25ha(11%)減少した。
    これは、生産者の高齢化等の労力事情により規模縮小があったこと等による。

(2)出荷量は5,810万球で、前年産に比べ1,000万球(15%)減少した。
    これは、収穫面積の減少に加え、夏期の高温により早枯れが発生し、球根の肥大が低下したこと等による。

(3)都道府県別出荷量割合は、鹿児島県が24%で最も高く、次いで新潟県が17%、富山県が16%、宮崎県が11%となっており、この4県で全国の約7割を占めている。

図15 球根類の都道府県別出荷量割合

表15 令和6年産球根類の収穫面積及び出荷量(全国)

3 鉢もの類
(1)計
ア 収穫面積は1,364haで、前年産に比べ36ha(3%)減少した。

イ 出荷量は1億6,330万鉢で、前年産に比べ1,210万鉢(7%)減少した。
  これは、収穫面積の減少に加え、夏期の高温の影響により生育不良がみられたこと等による。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が26%で最も高く、次いで埼玉県及び静岡県がそれぞれ8%、岐阜県が6%、千葉県が5%となっており、この5県で全国の約5割を占めている。

図16 鉢もの類の都道府県別出荷量割合

表16 令和6年産鉢もの類の収穫面積及び出荷量(全国)

(2)シクラメン
ア 収穫面積は150haで、前年産に比べ1ha(1%)減少した。

イ 出荷量は1,350万鉢で、前年産に比べ80万鉢(6%)減少した。
  これは、収穫面積の減少に加え、夏期の高温の影響により生育不良がみられたこと等による。

ウ 都道府県別出荷量割合は、長野県が12%で最も高く、次いで愛知県が11%、群馬県が7%、千葉県及び福島県がそれぞれ6%となっている。

図17 シクラメンの都道府県別出荷量割合

表17 令和6年産シクラメンの収穫面積及び出荷量(全国)

(3)洋ラン類
ア 収穫面積は156haで、前年産に比べ7ha(4%)減少した。

イ 出荷量は1,090万鉢で、前年産に比べ50万本(4%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が23%で最も高く、次いで熊本県が11%、千葉県が9%、福岡県が8%、山梨県が6%となっており、この5県で全国の約6割を占めている。

図18 洋ラン類の都道府県別出荷量割合

表18 令和6年産洋ラン類の収穫面積及び出荷量(全国)

(4)観葉植物
ア 収穫面積は244haで、前年産に比べ10ha(4%)減少した。

イ 出荷量は3,790万鉢で、前年産に比べ300万鉢(7%)減少した。
  これは、収穫面積の減少に加え、夏期の高温の影響により葉焼けが発生したこと等による。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が48%で最も高く、次いで静岡県が13%、三重県が9%、鹿児島県が4%、千葉県が3%となっており、この5県で全国の約8割を占めている。

図19 観葉植物の都道府県別出荷量割合

表19 令和6年産観葉植物の収穫面積及び出荷量(全国)

(5)花木類
ア 収穫面積は270haで、前年産に比べ5ha(2%)減少した。

イ 出荷量は2,720万鉢で、前年産に比べ180万鉢(6%)減少した。
  これは、収穫面積の減少に加え、夏期の高温の影響により葉焼けが発生したこと等による。

ウ 都道府県別出荷量割合は、愛知県が22%で最も高く、次いで新潟県が15%、岐阜県が14%、埼玉県が8%、静岡県が7%となっており、この5県で全国の約7割を占めている。

図20 花木類の都道府県別出荷量割合

表20 令和6年産花木類の収穫面積及び出荷量(全国)

4 花壇用苗もの類
(1)計
ア 作付面積は1,193haで、前年産に比べ30ha(2%)減少した。

イ 出荷量は4億9,710万本で、前年産に比べ1,830万本(4%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は、埼玉県が10%で最も高く、次いで愛知県が7%、千葉県が6%、奈良県及び福岡県がそれぞれ5%となっている。

図21 花壇用苗もの類の都道府県別出荷量割合

表21 令和6年産花壇用苗もの類の作付面積及び出荷量(全国)

(2)パンジー
ア 作付面積は227haで、前年産に比べ2ha(1%)減少した。

イ 出荷量は9,690万本で、前年産に比べ170万本(2%)減少した。

ウ 都道府県別出荷量割合は埼玉県が8%で最も高く、次いで神奈川県、愛知県及び福岡県がそれぞれ6%、茨城県が5%となっている。

図22 パンジーの都道府県別出荷量割合

表22 令和6年産パンジーの作付面積及び出荷量(全国)

統計表〔Excel:e-Stat〕

調査の概要

調査結果の主な利活用

  • 花きの振興に関する法律(平成26年法律第102号)に基づき策定された「花き産業及び花きの文化の振興に関する基本方針」において推進される各種対策のための資料

お問合せ先

大臣官房統計部生産流通消費統計課

担当:園芸統計班
代表:03-3502-8111(内線3680)
ダイヤルイン:03-6744-2044