担当:農林水産省
令和7年産麦類(子実用)の作付面積及び収穫量
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令和7年産の収穫量は前年産に比べ、小麦は1%減少、 |
調査結果の概要
- 小麦(子実用)
作付面積は22万9,500ha、収穫量は102万2,000tで、前年産に比べそれぞれ2,300ha(1%)、7,000t(1%)減少した。
収穫量については、主に九州において、湿害等で作柄の悪かった前年産を上回ったものの、北海道において、高温及び少雨により細麦傾向となり前年産を下回ったためである。 - 二条大麦(子実用)
作付面積は4万300ha、収穫量は15万2,200tで、作付面積は前年産並み、収穫量は前年産に比べ3万3,100t(28%)増加した。
収穫量については、主に九州において、おおむね天候に恵まれ、生育が順調に推移したことから、湿害等で作柄の悪かった前年産を上回った。 - 六条大麦(子実用)
作付面積は1万8,600ha、収穫量は5万7,700tで、前年産に比べそれぞれ900ha(5%)減少、3,600t(7%)増加した。
収穫量については、主産地である福井県において、おおむね天候に恵まれ、生育が順調に推移したためである。 - はだか麦(子実用)
作付面積は5,180ha、収穫量は1万6,400tで、前年産に比べそれぞれ250ha(5%)減少、4,000t(32%)増加した。
収穫量については、主に四国・九州において、おおむね天候に恵まれ、生育が順調に推移したことから、湿害等で作柄の悪かった前年産を上回った。

注釈
- 麦類(子実用)とは、小麦、二条大麦、六条大麦及びはだか麦である。
- 子実用とは、主に食用にすること(子実生産)を目的とするものをいう。
累年データ
麦類(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量の推移



調査結果
1. 小麦(子実用)
(1)作付面積
作付面積は22万9,500haで、前年産に比べ2,300ha(1%)減少した。
(2)10a当たり収量
10a当たり収量は445kgで、前年産並みとなった。
これは、主に九州において、湿害等で作柄の悪かった前年産を上回ったものの、北海道において、高温及び少雨により細麦傾向となり前年産を下回ったためである。
なお、10a当たり平均収量対比は97%となった。
(3)収穫量
収穫量は102万2,000tで、前年産に比べ7,000t(1%)減少した。



2. 二条大麦(子実用)
(1)作付面積
作付面積は4万300haで、前年産並みとなった。
(2)10a当たり収量
10a当たり収量は378kgで、前年産を81kg(27%)上回った。
これは、主に九州において、おおむね天候に恵まれ、生育が順調に推移したことから、湿害等で作柄の悪かった前年産を上回ったためである。
なお、10a当たり平均収量対比は102%となった。
(3)収穫量
収穫量は15万2,200tで、前年産に比べ3万3,100t(28%)増加した。



3. 六条大麦(子実用)
(1)作付面積
作付面積は1万8,600haで、前年産に比べ900ha(5%)減少した。
(2)10a当たり収量
10a当たり収量は310kgで、前年産を33kg(12%)上回った。
これは、主産地である福井県において、おおむね天候に恵まれ、生育が順調に推移したためである。
なお、10a当たり平均収量対比は101%となった。
(3)収穫量
収穫量は5万7,700tで、前年産に比べ3,600t(7%)増加した。



4. はだか麦(子実用)
(1)作付面積
作付面積は5,180haで、前年産に比べ250ha(5%)減少した。
(2)10a当たり収量
10a当たり収量は317kgで、前年産を89kg(39%)上回った。
これは、主に四国・九州において、おおむね天候に恵まれ、生育が順調に推移したことから、湿害等で作柄の悪かった前年産を上回ったためである。
なお、10a当たり平均収量対比は106%となった。
(3)収穫量
収穫量は1万6,400tで、前年産に比べ4,000t(32%)増加した。



統計表〔Excel:e-Stat〕
調査の概要(面積調査/作況調査(水陸稲、麦類、大豆、そば、かんしょ、飼料作物、工芸農作物)
調査結果の主な利活用
- 食料・農業・農村基本計画における品目ごとの生産量や作付面積等のKPIの設定及び検証のための資料
- 麦類に関する生産振興に資する各種事業の推進のための資料
- 経営所得安定対策の交付金算定等のための資料
- 農業保険法(昭和22年法律第185号)に基づく農作物共済事業の適切な運営のための資料
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