更新日:令和5年7月31日
担当:農林水産省
担当:農林水産省
令和5年産水稲の西南暖地における早期栽培等の作柄概況(7月15日現在)
― 徳島県及び宮崎県における早期栽培並びに沖縄県第一期稲の作柄は、「平年並み」の見込み ―
作柄予測結果の概要
気象データ(降水量、気温、日照時間、風速等)及び人工衛星データ(降水量、地表面温度、日射量、植生指数等)から作成される予測式(重回帰式)に基づき予測した令和5年産水稲の西南暖地の早期栽培の作柄は、徳島県及び宮崎県で「平年並み」、高知県及び鹿児島県で「やや不良」が見込まれ、沖縄県の第一期稲の作柄は、「平年並み」が見込まれる。
これは、田植期から出穂期にかけて気温がおおむね平年並みで推移した一方で、6月から7月にかけての日照不足等の影響が見込まれるためである。
注釈
- 作柄概況(7月15日現在)は、その後の気象が平年並みに推移するものとして作柄予測を行ったものである。したがって、今後の気象条件により作柄は変動することがある。
- 作柄予測の対象は、西南暖地における早期栽培等の区域としている。
- 西南暖地における早期栽培等の区域は、8月中旬頃までに刈取りがおおむね終了する早期栽培の面積割合がおおむね3割以上を占める徳島県、高知県、宮崎県及び鹿児島県の早期栽培並びに二期作栽培のうちの沖縄県の第一期稲としている。
- 作柄の良否は、気象データ及び人工衛星データを説明変数、10a当たり予想収量を目的変数として予測式(重回帰式)を作成し、予測したものである。なお、10a当たり予想収量は、未確定の要素が多いことから公表していない。
- 本表における平年比較の表示区分は、「平年並み」が101~99%、「やや不良」が98~95%に相当する。
- 全国の水稲の収穫量に占める本表の5県における早期栽培等の割合は、令和4年産で1.3%となっている。
累年データ
統計表〔e-Stat〕
作柄予測の概要
水稲の作柄予測及び水稲調査結果の主な利活用
- 主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成6年法律第113号)に基づき毎年定めることとされている米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針の策定のための資料
- 食料・農業・農村基本計画における生産努力目標の策定及び達成状況検証のための資料
- 米・畑作物の収入減少影響緩和対策(ナラシ対策)の交付金算定のための資料
- 農業保険法(昭和22年法律第185号)に基づく農作物共済事業の適切な運営のための資料
お問合せ先
大臣官房統計部生産流通消費統計課
担当者:普通作物統計班
代表:03-3502-8111(内線3682)
ダイヤルイン:03-3502-5687