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農林水産省

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更新日:令和7年8月8日
担当:農林水産省

令和6年水産加工統計調査結果

水産加工品の生産量は年々減少している中、節製品は増加(対前年で4%増)

調査結果の概要

令和6年の食用加工品の生産量(焼・味付のりを除く。以下同じ。)は128万5,605tで、前年に比べ4%減少した。
主な加工種類別にみると、ねり製品は40万8,262t、冷凍食品は25万1,715t、塩蔵品は13万574t、塩干品は8万9,579t、煮干し品は4万3,982tで、前年に比べそれぞれ3%、5%、8%、8%、23%減少した。節製品は6万8,638tで前年に比べ4%増加した。
生鮮冷凍水産物の生産量は88万5,721tで、前年に比べ10%減少した。

図1 食用加工品生産量の主要加工種類別構成割合(全国)

表1 主要加工種類別食用加工品及び生鮮冷凍水産物の生産量(全国)

注釈

  • 加工種類とは、製造方法や保存方法により水産加工品を分類したものである。
    なお、水産加工品とは、水産動植物を主原料(原料割合で50%以上)として製造された、食用加工品及び生鮮冷凍水産物をいう。
  • 食用加工品の計には焼・味付のりは含まれていない。
  • 令和5年値は2023年漁業センサス結果である(以下同じ。)。

累年データ

水産加工品生産量の推移(全国)

調査結果

1. 食用加工品の主な品目別生産量

(1)ねり製品
ねり製品の生産量は40万8,262tで、前年に比べ3%減少した。
品目別にみると、かまぼこ類は35万8,146t、魚肉ハム・ソーセージ類は5万116tで、前年に比べそれぞれ2%、9%減少した。

図2 ねり製品生産量の品目別構成割合 (全国)

表2 ねり製品の品目別生産量(全国)

(2)冷凍食品
冷凍食品の生産量は25万1,715tで、前年に比べ5%減少した。
品目別にみると、魚介類(切り身、むきえび等の加工品)は13万9,445t、水産物調理食品は11万2,270tで、前年に比べそれぞれ3%、6%減少した。

図3 冷凍食品生産量の品目別構成割合(全国)

表3 冷凍食品の品目別生産量(全国)

(3)塩蔵品
塩蔵品の生産量は13万574tで、前年に比べ8%減少した。
主な品目別にみると、さけ・ますは7万6,565t、さばは1万9,618t、たら・すけとうだらは3,044tで前年に比べそれぞれ12%、13%、18%減少した。

図4 塩蔵品生産量の主要品目別構成割合 (全国)

表4 塩蔵品の主要品目別生産量(全国)

(4)塩干品
塩干品の生産量は8万9,579tで、前年に比べ8%減少した。
主な品目別にみると、ほっけは3万1,865t、あじは1万6,659t、さばは9,469t、かれいは3,212tで、前年に比べそれぞれ5%、12%、12%、6%減少した。いわしは7,276tで、1%増加した。

図5 塩干品生産量の主要品目別構成割合 (全国)

表5 塩干品の主要品目別生産量(全国)

2. 生鮮冷凍水産物

生鮮冷凍水産物の生産量は88万5,721tで、前年に比べ10%減少した。
主な品目別にみると、いわし類は33万8,364t、さば類は17万434t、ほたてがいは6万8,240t、さけ・ます類は4万7,417t、かつお類は2万180tで、前年に比べそれぞれ4%、10%、38%、20%、4%減少した。

図6 生鮮冷凍水産物生産量の主要品目別 構成割合(全国)

表6 生鮮冷凍水産物の主要品目別生産量(全国)

統計表、調査の概要〔e-Stat〕

調査結果の主な利活用

  • 「水産加工業施設改良資金融通臨時措置法」(昭和52年法律第93号)に基づき、融資を行う水産加工施設で取り扱う水産加工品の生産動向を把握するための資料
  • 水産物等の輸入割当制度(IQ制度)の対象となっている品目の輸入割当枠設定の際の協議資料

お問合せ先

大臣官房統計部生産流通消費統計課消費統計室

担当:食品産業動向班
代表:03-3502-8111(内線3716)
ダイヤルイン:03-6744-2048