食料・農業・農村白書にビジネスチャンスあり！

トピックス1では、農林水産物・食品の輸出額が過去最高を更新したことについて紹介しています。
外食向け需要が新型コロナウイルス感染症の影響による落ち込みから回復したこと、小売店向けやEC販売等が引き続き堅調だったことに加えて、円安による海外市場での競争環境の改善も寄与したものと考えられます。
品目別では、ホタテ貝やウイスキー、青果物の輸出額が増加し、国・地域別では中国向けが最も多くなりました。

1章4節では、フードテックの推進について紹介しています。
農林水産省が立ち上げた「フードテック官民協議会」において、「フードテック推進ビジョン」及び「ロードマップ」が策定され、農林水産省では、これらに沿って新たな市場を創り出すための環境整備を進め、フードテックを積極的に推進していくこととしています。
コラムでは、フードテックの市場規模推計や植物由来原料を使用した商品を紹介しています。

2章8節ではイノベーションの創出や技術開発等について紹介しています。
「知」の集積と活用の場は、農林水産・食品分野の成長産業化を図るため、様々な分野の知識・技術を・アイデアを導入し、オープンイノベーションを促進する仕組みとして運営・活用されています。幅広い分野から4,500以上の法人・個人が会員として参加し、海面養殖のサクラマス等、新たな技術や商品が創出されています。

3章4節では、6次産業化やそれを更に発展させた農山漁村発イノベーションの取組、加えて再生可能エネルギーや農福連携など、農村において所得と雇用機会を確保する取組を紹介しています。
この4節だけでなく、第3章では農村の抱える課題や地域資源を活かすための取組など幅広く紹介しています。異分野のノウハウや新たなアイディアなどを携えて、農村にチャンスを見出してみませんか。