赤ちゃんを守るために
調製粉乳からミルクを作るときは
- 赤ちゃんにとって栄養たっぷりのミルクは、細菌にとっても大好物!ミルクの作りおきはやめて、そのときに飲ませる分だけ作りましょう。
- 容器に入っている調製粉乳は、清潔なスプーンで上からすくいましょう。また、スプーンを容器の中に入れておくのはやめましょう。
- 表示されている方法をしっかり守ってミルクを作りましょう。
- ミルクを作るときは、殺菌されていない井戸水や湧き水を使わないようにしましょう。
母乳を保存するときは
- 母乳を冷蔵庫に保存するときは、24時間以内に飲ませるようにしましょう。
- 24時間以上保存したい場合は、専用の袋を使って冷凍保存しましょう。家の冷凍庫は温度変化が大きいのでできるだけ早めに使うようにしましょう。
- 冷凍保存した母乳は、ぬるま湯で解凍してから哺乳びんにうつし、湯せんで適温に温めましょう。
- 搾乳するときは雑菌が入らないよう手はよく洗い、搾乳器具を使う場合はよく洗って消毒したものを使いましょう。
清潔な哺乳びんを使いましょう
- 哺乳びんは使ったらすぐ洗いましょう。特に乳首は汚れがたまりやすいので専用ブラシでよく洗い、十分すすぎましょう。
- 哺乳びんは必ず消毒しましょう。煮沸や専用の消毒薬、電子レンジを使って消毒する方法があります。
- 煮沸するときは、ガラス製なら7分程度(樹脂製の場合は、説明書に従いましょう)、乳首とキャップは3分程度鍋で煮立てます。熱いうちに取り出し清潔なふきんの上で水切りしましょう。
- 消毒薬や電子レンジを使う場合は、説明書の方法に従いましょう。
- 消毒後はよく乾燥して、清潔なフタ付きの容器で保管しましょう。
離乳食や食材で気をつけたいこと
- 離乳食を作るときは、まな板、包丁、鍋などの調理器具は清潔にしましょう。
- 離乳食を作るときは、殺菌されていない井戸水や湧き水を使わないようにしましょう。
- 赤ちゃんのスプーンは清潔なものを使い、大人のものと別にしましょう。
- 離乳食は食べさせるだけ作るのが基本ですが、冷凍保存する場合は、十分再加熱してから食べさせるようにしましょう。 大人の食品と同じように、取り扱い方に注意しましょう。
- ハチミツや、ハチミツ入りの離乳食、飲料、お菓子は1歳未満の赤ちゃんには食べさせないようにしましょう。 ボツリヌス菌による食中毒になることがあります。
- 離乳食の期間は、刺身などの生ものは食べさせるのは控えましょう。
こんなことにも気をつけましょう
- 部屋はきれいに片付けて、床にあるものを赤ちゃんが口にしないように気を付けましょう。また、赤ちゃんが口に入れたら危ないものは、赤ちゃんの手の届かないところに置きましょう。
- よだれかけ、口拭きタオルは清潔なものを使いましょう。
- おむつ交換の後の手は見た目はきれいでも、細菌やウイルスが付いていることもあるのでよく手を洗いましょう。
- 赤ちゃんのお世話をする人が具合悪いときは、他の人に替わってもらうか、もし替わってもらえる人がいないときは、赤ちゃんに病気がうつらないようよく手を洗ってからお世話しましょう。
赤ちゃんの様子がおかしいな!?と思ったら
- 下痢やおう吐が続く場合は早めにお医者さんにみてもらいましょう。便の付いたおむつを病院に持っていくと参考になる場合もあります。
- 乳児ボツリヌス症になると、数日にわたって便秘の症状を示し、その後、母乳やミルクを吸う力が弱くなったり、泣き声が小さくなったり、無表情になったり、首や手足の筋力が落ちたりすることが知られています。このような症状が見られた場合はすぐにお医者さんに見てもらいましょう。
- 赤ちゃんの病気が家族の方にうつらないよう、十分に手洗いをしましょう。
関連情報リンク
赤ちゃんとお母さんの食事については、食中毒予防のポイントに加えて、バランスの良い食事のとり方など、他にも気をつけていただきたいことがあります。詳しくは下記リンク先をご覧ください。
- 食中毒に関する情報:妊産婦の方への情報提供について[外部リンク](厚生労働省)
お問合せ先
消費・安全局食品安全政策課
担当者:情報発信企画・評価班
代表:03-3502-8111(内線4474)
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