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コイヘルペスウイルス病に関するQ&A

最近、我が国において、コイ特有の病気であるコイヘルペスウイルス病による養殖コイの大量死があり、養殖や野生のコイに大きな影響を与えかねないことから、農林水産省は、全国において、同病の早期発見と発見された場合のまん延防止措置の的確な実施など、その対応に努めております。国民の皆様にわかりやすい情報を提供する観点から、次のようなQ&Aを作成しましたので、御活用下さい。
なお、このQ&Aは独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所病害防除部飯田貴次先生の監修を受けています。



問1  コイヘルペスウイルス病とはどんな病気ですか。
(答)
1.コイヘルペスウイルス病は、マゴイとニシキゴイに発生する病気です。発病すると行動が緩慢になったり餌を食べなくなりますが、目立った外部症状は少なく、鰓の退色やびらん(ただれ)などが見られます。幼魚から成魚までに発生し、死亡率が高い病気です。現在、コイヘルペスウイルス病に対する有効な治療法はありません。
2.コイヘルペスウイルス(KHV)は、感染したコイから水を介する接触により別のコイに感染しますが、コイ以外の魚やヒトには感染しません。


問2  コイヘルペスウイルス病は、ヒトに感染しないのですか。
(答)
1.KHVは、30℃以上では増殖することができないため、ヒト(体温:36~37℃)では感染は成立しません。
2.このため、仮に感染しているコイの肉を食べたとしても人体に全く影響はありません。


問3  KHVが発見された場合、その池や湖に生息する魚を食べても大丈夫ですか?
(答)
1.KHVは、マゴイとニシキゴイ以外の魚には感染しないとされています。
2.元々、KHVはヒトには感染せず、KHVが発生した池や湖の魚を食べたとしても、人体には全く影響がありません。


問4  コイヘルペスウイルス病はなぜ日本で発生したのですか。
(答)
1.1998年にイスラエルやアメリカでコイの大量死があり、2000年にこれが新しいウイルス(KHV)が原因であると発表されました。その後、ヨーロッパやインドネシアなどでもコイヘルペスウイルス病の発生が確認されました。
2.そのため、KHVは、海外から持ち込まれた可能性が強いと考えられますが、現時点では「どの時点で、どの国から、どのようなルートで」日本に持ち込まれたのかは分かっていません。
問5  コイヘルペスウイルス病の国内でのまん延を防ぐために、農林水産省はどのような対策を取っているのですか。
(答)
1.専門家による技術検討会を設置し、都道府県に対し、的確なまん延防止策について技術的な指導を行っています。
  また、2005年10月20日に持続的養殖生産確保法を改正施行し、新たに養殖業者などに、コイヘルペスウイルス病の発生時には都道府県知事への届出を義務付けるとともに、届出を受けた都道府県知事は検査を命ずることができることとしたほか、所有者などに対し、移動の制限や禁止を命ずることができることとし、まん延防止措置を拡充しました。このほか、都道府県による調査や持続的養殖生産確保法に基づく感染コイ処分命令に係る助成措置を講じています。
2.さらに感染魚からのウイルス検出や養殖・加工施設からのまん延防止等、同病のまん延防止技術の研究・開発を独立行政法人水産総合研究センターを中心に産・学・官の協力を図り、推進してまいりました。
3.今後も、都道府県や関係者と連携・協力を密にし、まん延防止措置、全国的な調査を進めていきます。

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