このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

消費者の部屋

消費者相談

今年は貝毒の発生が多いと新聞で読みました。貝毒はどのようなものですか。貝を食べても大丈夫でしょうか。

回答

主に二枚貝(ホタテガイ、カキ及びアサリなど)が、ある種の毒素を持った植物プランクトン(渦鞭毛藻類:うずべんもうそうるい)を餌として食べ、ヒトに有害な毒素を体内に蓄積させ貝毒をもつようになることがあります。国内では、手足のしびれや頭痛などの症状を起こす麻痺性貝毒と、嘔吐や下痢の症状を起こす下痢性貝毒が知られています。
    これら貝毒の成分は熱に強く、加熱しても毒性は弱くなりません。貝毒による食中毒を防ぐために、二枚貝等の可食部に含まれる毒量の規制値※が食品衛生法で定められています。

麻痺性貝毒の症状としては、食後約30分で舌、唇などがしびれ、重症の場合は体が思うように動かなくなります。最悪の場合には、12時間以内に呼吸困難などで死亡に至る場合がありますが、12時間を超えれば回復に向かいます。体重60キログラムの人で、規制値の750倍から5000倍の毒力でヒトの致死量に達すると言われています。
    一方、下痢性貝毒の場合は食後約30分から4時間以内に発症しますが、約3日ほどで全快します。下痢性貝毒による死亡例はありません。

    貝類の生産海域では、これらの貝毒による食中毒の発生を防ぐために、都道府県や生産者等が定期的に貝毒の検査を実施しており、食品衛生法の規制値を超える貝毒が検出された場合は、自主的に貝毒発生地域からの出荷を規制するようにしています。このため、市場に出回っている貝類を食べても、貝毒による食中毒が発生する心配はないので安心してください。

【参考:農林水産省「健康に悪影響を与える可能性のある魚介類中に含まれる物質」貝毒情報】↓
http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/gyokai/g_kenko/busitu/index.html
  二枚貝の可食部(貝殻を除いた軟体部)の貝毒の規制値
麻痺性貝毒で4マウスユニット/g 以下
下痢性貝毒で0.16mg オカダ酸当量/kg以下
  1マウスユニットとは、次のように定められています。
麻痺性貝毒:体重20グラムのマウスが15分で死亡する毒力

 

参考資料

回答日

お問合せ先

消費・安全局消費者行政・食育課消費者の部屋

ダイヤルイン:03-3591-6529