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消費者相談

地震発生時等の防災備蓄用の水として、5年保存や7年保存、15年保存などの長期保存水が販売されていますが、これは通常販売されているペットボトル容器のミネラルウォーターとはどのように違うのですか。

回答

 【長期保存水とペットボトル容器のミネラルウォーターの品質の違いは?】
食品衛生法では、「水のみを原料とする清涼飲料水をミネラルウォーター」と定義し、清涼飲料水の個別の成分規格や製造基準が定められています。 国産のミネラルウォーター類の一般的な製造方法は、特定水源から採取された地下水や水道水を原水として使用し、この原水をろ過した後、殺菌し、ペットボトルなどの容器に充填しています。殺菌方法は、加熱殺菌(中心部85℃・30分間若しくは同等以上)、ろ過除菌、紫外線殺菌、オゾン殺菌などがあります。
(※) 通常販売されているペットボトル容器のミネラルウォーターと備蓄用の長期保存水で品質に変わりはありません。

【長期保存水の賞味期限が長い理由は?】
国産のミネラルウォーターの多くは、製造工程で加熱殺菌等が行われていますので、品質の劣化が起こりにくく、食品表示法では、ガラス瓶入りのもの(紙栓をつけたものを除く)やポリエチレン容器入りのミネラルウォーターの賞味期限や保存方法は、省略できることになっています。 一方、ペットボトルの素材であるポリエチレンテレフタレートには「わずかな気体透過性」があるので、ペットボトル容器は、液体は通しませんが、気体をごくわずかですが通します。この性質により、
1. 水がペットボトルの素材を通して蒸発するので、徐々に中身の量が減っていく、
2. 外部の臭いがペットボトルの素材を通して水に移る、
という2つの問題が起きます。
表示と実際の容量が許容の誤差(500mlの場合は1%、2リットルの場合は2%)を超えた商品を販売すると計量法違反になります。

ペットボトル容器のミネラルウォーターの賞味期限は、「水の賞味期限」ではなく、「計量法違反にならない期限」を示しています。

備蓄用の長期保存水のペットボトルは、通常のミネラルウォーターのペットボトルより厚いものが使われ、気体透過性が低くなっていることから、賞味期限が長く設定できるのです。 また、長期保存水のボトルを入れる段ボール箱は厚い物が使用され、箱の取手の切り込みを作らないなど、異臭などの原因となる外気が入り込むのを防ぐための工夫がされています。

大規模な災害に備えて、家庭備蓄の重要性が高まっています。特に水は不可欠なものとして、一人一日3リットルを目途に、最低3日分~1週間分の備蓄が望ましいといわれています。普段から少し多めに買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足して、使いながら備蓄を心がけることはもちろんですが、賞味期限が切れたからと慌てて処分しないで、いざというときに役立ててください。

(※)除菌殺菌していないミネラルウォーター類には、食品衛生法で個別の成分規格が定められており、「殺菌又は除菌を行っていない」等、殺菌又は除菌を行っていない旨を示す文言を表示することが食品表示基準が規定されています。

【参  考】

 


 

 

回答日

お問合せ先

消費・安全局消費者行政・食育課消費者の部屋
ダイヤルイン:03-3591-6529

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