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農林水産省

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国際標準化の取組み


国際標準化機構(ISO)等においては、農林水産業・食品産業や、これに関連する新市場の形成に係る国際標準の議論が進められています。
農林水産省では、日本の事業者が世界で活躍しやすい環境をつくるため、積極的かつ戦略的に本議論に参画していきます。

1. スマート農業に関する新たな専門委員会が設置されました

2023年10月に、「データ駆動型アグリフードシステム」に関する 専門委員会(TC347)がISOに設置されました。
我が国では、農林水産省基準認証室を国内審議団体(事務局)として、関係者の皆様の御意見も踏まえながら、本委員会における規格開発に参加する予定です。

(1)ISO/TC347情報ネットワーク

TC347国内審議団体は、ISO/TC347における国際議論への参加希望者を広く募集するとともに、国内審議団体と国内関係者間で知見を共有することを目的とした情報ネットワークを運営しております。
本ネットワークへの参加に御興味がございましたら、以下のメールアドレスまで御連絡下さい。
【事務局】
TC347国内審議団体(農林水産省基準認証室)
メールアドレス:jas_kokusai★maff.go.jp
お問い合わせの際は、上記メールアドレスの★を@に置き換えてください。

(2)ISO/TC347説明会

国内の皆様に本活動を周知するため、TC347国内審議団体主催により、説明会を開催いたしました。
資料はこちらからダウンロードいただけます。

(3)ISO/TC347の活動

アドバイザリーグループ(AG)・アドホックグループ(AHG)の設置

TC347では、規格開発の原則について議論するAGや、規格開発を視野に議論を進めるAHGを設置し、活動を行っています。具体的には、以下のようなテーマについて、議論が進められています。
(1)のISO/TC347情報ネットワークにおいては、今後、ISO/TC347における国際議論の進捗等も踏まえて、同議論への参加希望者の募集等を行う予定です。まずは、情報ネットワークにご参加ください。

 テーマ コンビーナ
AG1 Communications Mr Rafael Andres Ferreyra(米国)
AG2 Stakeholder engagement Dr Daniel Uyeh(米国)
AG3 Responsible Innovation Prof James Lowenberg-Deboer(英国)
AHG1 Strategic Business Plan Mr Rafael Andres Ferreyra(米国)
AHG2 Model and controlled vocabulary of crops Mr Stuart Rhea(米国)
AHG3 Greenhouse and controlled environment automation Dr Youngsun Kang(韓国)
AHG4 Integrated Pest Management (IPM) Dr Yuanyuan Zhuang(中国)
AHG5 Annotating agrifood data for AI Dr Christian Hennig (ドイツ)
AHG6 Livestock activities management Mr Graham Moore(ノルウェー)
AHG7 Enabling actionable insights from field operations date Mr Cale Boriack(米国)
AHG8 Didital land usage histories / field passports Mr Conny Graumans(フランス)

 

ISO/TC347総会

第1回総会
日時:2024年4月10日(水曜日)13時~17時(日本時間:20時~24時)
方法:完全オンライン
内容:2024年10月9日に第2回総会(オンライン)、2025年3月10日から14日にドイツ・ベルリン(DIN:ドイツの標準化機関)で対面総会を実施することが決議されました。

第2回総会
日時:
   2024年10月9日(水曜日)13時~17時(日本時間:20時~24時)
   2024年10月10日(木曜日)13時~17時(日本時間:20時~24時)
方法:完全オンライン
内容:TC347の各リエゾン、IWA等からの報告がありました。

第3回総会
日時:
2025年3月10日(月曜日)13時15分~16時30分(日本時間:21時15分~24時30分)
2025年3月13日(木曜日)13時15分~16時30分(日本時間:21時15分~24時30分)
方法:ハイブリット
内容:TC347の各AHG・AG、各リエゾン等からの報告がありました。

(4)TC347について、更に詳しく知りたい方向け

TC347について詳しく知りたい方はこちらのページを御覧ください。

2. 日本が提案した「災害食」の国際規格化に向けた議論がはじまりました

ISOにおいて、日本が提案した「災害食の品質要求事項」が規格検討の新作業項目として、2023年10月に承認されました。現在、「災害食の品質要求事項」の国際規格化に向けて、各国と議論が進められています。

災害食の品質要求事項のISO化についての概要

災害食ISO参考情報

3.日本発!食品・農林水産分野で制定された国際規格

近年制定された日本発の食品・農林水産分野における国際規格

●ISO規格

・ISO 22753【遺伝子組換え種子等の検査法について】

規格名:「Molecular biomarker analysis ‐ Method for the statistical evaluation of analytical results obtained in testing subsampled groups of genetically modified seeds and grains ‐ General requirements(仮和訳:分子生物指標分析-遺伝子組換えされた種子及び穀物のサブサンプリンググループテストにより得られた分析結果の統計的評価のための方法-一般要求事項)」(2021年8月発行)

概要:種子及び穀物の試験サンプルに含まれる遺伝子組換え体(GMO)をグループテスティング法で半定量的に検出するための手順及び一般要求事項を規定

・ISO 24583【定量核磁気共鳴分光分析法(qNMR法)について】

規格名:「Quantitative nuclear magnetic resonance spectroscopy ‐Purity determination of organic compounds used for foods and food products‐ General requirements for 1H NMR internal standard method(仮和訳:定量核磁気共鳴分光法-食品に利用される有機化合物の純度評価 ‐1HNMR 内標準法のための一般要求事項)」(2022年12月発行)

概要:食品中に使用される有機化合物の純度測定方法を規定

お問合せ先

新事業・食品産業部食品製造課基準認証室

代表:03-3502-8111(内線4482)
ダイヤルイン:03-6744-2098