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農林水産省

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夏秋トマト栽培の好適な施設内光環境を実現する自動調光システム

ポイント

  • 日射量に応じて遮光資材を自動的に開閉し、植物に最適な施設内光環境とする「自動調光システム」を開発。
  • 夏秋トマトの強日射による生育低下、裂果および尻腐れ果等の発生を軽減し、可販果収量が最大約15%向上。
  • 曇天と晴天の繰り返しが多い年は、増収等の効果が増大。
  • トマトの他にもネギ、イチゴ、軟弱野菜等で、各品目に適した日射量制御により、増収等の効果を確認。
  • 制御部「日射操作くん」は15~20万円/台(モーター2基10aを制御)。

「自動調光システム」のイメージ

「自動調光システム」のイメージ

「自動調光システム」の稼働動画

 

システムの構成

システムの構成図

左:実用化した制御盤

1)制御部と駆動部から構成される。 2)駆動部は、DC24V、AC200Vの駆動モーター、市販のカーテン装置が利用可能。 3)一般的なアーチ型パイプハウスや重装備なガラス施設にも設置可能。 4)制御部は、遮光資材の開閉を時間および日射量で制御可能。 5)日射量制御は、作目に応じた開閉時の日射量と感知間隔などを設定。 6)AC200V用の制御盤は1台で1基、DC24V用は2基のモーターを制御でき、増設器により多数のモーターが接続可能。 7)駆動部の導入コストは、アーチ型パイプハウス(駆動モーターDC24V)の場合、駆動部は市販品で約60万円/10a(遮光資材、カーテン装置、モーター、施工費別)、施設の装備に応じて必要資材のみ購入。

システムによる夏秋トマト栽培の増収および果実品質の向上効果

増収および果実品質の比較グラフ

1)図中の垂線は、総収量の標準誤差(n=4) 2)規格外品:尻腐れ果、乱形果、チャック果、窓空き果、10mm以上の放射状裂果、同心円3)状裂果の重量の合計値 4)耕種概要(2014年):播種;03月26日、定植;05月14日、収穫;06月27日~12月15日、遮光区の遮光と調光区の稼働期間;07月17日~08月31日 5)耕種概要(2015年):播種;03月25日、定植;05月11日、収穫;06月22日~11月30日、遮光区の遮光;07月19日~08月31日、調光区の稼働;05月11日~11月30日 6)遮光資材の遮光率:35% 7)調光区の使用装置:市販のカーテン装置(SHハンディ、(株)誠和)、自動調光制御盤(日射操作くん、(株)寿エンジニアリング) 8)調光区の制御方法:センサ設置位置;施設内中央部の高さ1.8 m、上限値と下限値:2014年;45と65 klx,2015年;50と67.5 klx、センサ感知間隔:2014;5分、2015年;10分。

夏秋トマト栽培において、強日射による生育低下、ならびに裂果および尻腐れ果等の発生軽減により、夏季の常時遮光と比較して可販果収量が約15%(約35万円/10a(収量12t/10a、平均単価210円/kg))増加。

農林水産省のコメント

既存の施設においても低コストに環境制御ができる装置として期待できる。
【生産局園芸作物課】

詳細情報

広島総合技術研究所農業技術センターHP[外部リンク]

園芸学研究.2019.上藤満宏・川口岳芳.着果促進剤および遮光がミニトマト夏秋栽培におけるつやなし果の発生に及ぼす影響.18(3)259-267[外部リンク]

川口、上藤「トマト栽培用自動調光制御方法およびその装置」特許6210384(2017年9月22日)[外部リンク]

川口、上藤、伊藤「ハウス栽培制御装置及び方法」特許6252959(2017年12月8日)[外部リンク]


問い合わせ先

広島県立総合技術研究所
農業技術センター栽培技術研究部
電話番号:082-429-3066


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お問合せ先

大臣官房政策課技術政策室

担当者:推進班
代表:03-3502-8111(内線3128)
ダイヤルイン:03-6744-0415
FAX番号:03-6744-0204

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