高速高精度汎用播種機
ポイント
- 作業速度5~10km/hでの高速播種が可能です。
- これまでは困難だった稲乾田直播での高速点播が可能です。
- 稲、麦、大豆、そば、トウモロコシ、牧草など、様々な作物の播種に適応可能で、不耕起栽培にも対応します。さらに、牧草の簡易更新にも利用できます。
開発機(8条仕様)の外観

開発機は、播種ユニットと施肥ユニットから構成されるトラクタ装着型の機械である。6条用と8条用があり、水稲、麦、大豆、そば、トウモロコシ、牧草などの作物に対応可能で、条間30cm(トウモロコシでは条間75cm)の栽培様式に対応する。種子繰出装置は、高速・高精度に種子を繰出すことが可能なダブルプレート式を採用しており、播種プレートを交換することで容易に様々な作物に適応が可能である。 播種ユニットは、接地荷重が変更可能(500~1,200N)であり、接地荷重を高めることで、不耕起ほ場にも適応可能である。
開発機の主要諸元

水稲乾田直播の作業速度と点播精度

(三重県農業研究所、耕起区)(品種:コシヒカリ)
開発機は、水稲では約5~10km/h、麦類では約7~9km/h、大豆では約5~7km/hの高速で播種することが可能である。水稲の乾田直播では作業速度5km/h程度で高精度な点播が可能であり、大豆では出芽後の株間のばらつきが従来機よりも小さく播種精度が高い。
大豆の播種精度の比較

(茨城県農業総合センター、不耕起区)(品種:里のほほえみ)
農林水産省のコメント
不耕起栽培でも使用ができ、作業速度は、稲、麦、そばでは慣行機よりも約2倍の速度で作業が可能。
【生産局技術普及課】
問い合わせ先国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 |
他の農業技術を探す
お問合せ先
大臣官房政策課技術政策室
担当者:推進班
代表:03-3502-8111(内線3127)
ダイヤルイン:03-6744-0408













