施設内環境測定値活用のための「週間環境データ自動計算シート」
ポイント
- 環境測定機器等の計測データや生育データを、1週間単位の変化をわかりやすい形に加工できる自動計算シートである。
- 自動計算シートは、宮城県内で使用されている主要な6種類の計測機器に対応している。
- 生育データのグラフの目盛り等を任意に変更可能としたことから、あらゆる品目に活用できる。
- 施設内環境制御における基本設定のグラフ化シートと併用することにより、生産者間の情報交換や、法人組織内での情報共有等におけるコミュニケーションツールとして利用範囲が広がる。
計算シート操作手順のイメージ図
計算シートの使用には、インターネットに接続されたパソコンが必要である。
計算シート及びマニュアルのファイル容量はそれぞれ4MB、3MB程度で、宮城県農業・園芸総合研究所企画調整部で入手可能である。
生育と環境のウィークリーレポート(例)
図はトマトの様式
環境測定機器のWebページからダウンロードした1週間分のデータ(気温・相対湿度・二酸化炭素濃度等)をコピーし、シート上で所定の操作を行うことで生育と環境の変化が把握できる「生育と環境のウィークリーレポート」を簡易に作成できる。
WR環境グラフ(例)
図はトマトの様式
環境測定機器のWebページからダウンロードした1週間分のデータ(気温・相対湿度・二酸化炭素濃度等)をコピーし、シート上で所定の操作を行うことで生育と環境の変化が把握できる「WR環境グラフ」を簡易に作成できる。
「週間環境データ自動計算シート」に対応する環境測定機器等
令和2年1月時点の情報のため、各機器の詳細は、各社のWebサイト等を参照すること。
計算シートに対応する環境測定機器は、開発当初4機種であったが生産現場での導入機種の増加に対応し、6機種に対応機種を広げた。
施設内環境制御における基本設定グラフ(例)
図はトマト栽培施設の設定例
必要な項目の基本設定値を入力することで、各種項目の基本設定値を24時間のグラフ形式で表すことができ、直感的な把握が可能である。
コミュニケーションツールとして活用できるだけでなく、記録として保存することで、振り返り資料としても活用可能である。
農林水産省のコメント
環境制御型の施設園芸への転換を推進しており、環境モニタリング結果を集計・見える化するための手段として期待できる。【農産局園芸作物課】
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