酸味が少なく糖度が高いニホンスモモ新品種「ハニービート」
ポイント
- 酸味が少なく糖度が高く食味が優れる
- 「ソルダム」より9日程度早く収穫できる
- 黒斑病の発生が他の主要品種よりも少ない
「ハニービート」の樹性
農研機構(つくば市)における2014~2016年の平均値
樹勢はやや強く、短果枝及び花芽の着生は中程度である。開花盛期は「ソルダム」、「サマーエンジェル」と同時期である。収穫盛期は「ソルダム」より9日程度、「サマーエンジェル」より11日程度早い。
「ハニービート」の果実特性
農研機構(つくば市)における2014~2016年の平均値
果実は円形である。果皮は赤紫色で、果肉は黄色である。果実重は120g程度である。糖度は15%程度と高く、酸味はpH4.4程度と少なく、食味良好である。
「ハニービート」の果実
果梗部を中心に輪紋が発生しやすいため、成熟期に降雨が多いと裂果の発生が多くなる可能性がある。
農林水産省のコメント
7月上中旬に収穫となる、酸味が少なく糖度が高いにほんすもも品種は限られており、にほんすもも振興上も期待が寄せられることに加え、果実全体の流通からも、もも流通前の国産果実の市場からの需要に応えうる期待の早生品種と考えられる。【農産局果樹・茶グループ】
詳細情報
2017年度普及成果情報 酸味が少なく糖度が高いニホンスモモ新品種「ハニービート」【外部リンク】
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