AIによる温州みかん糖度予測手法を開発
- 気象観測値を用いて予測した場合、従来法の約半分の誤差で予測可能。
- 長崎県のJAながさき西海のデータに適用した場合、収穫の3~5か月前である7月20日時点の気象予報値を用いた場合でも実用上十分な精度を実現。
- 多くの生産拠点で測定されている出荷時の糖度値を入力とし、測定コストが高くデータの少ない生育途中の糖度値は使わずに予測が可能。
研究成果の紹介動画
研究の背景
長崎県では糖度の高い高品質な温州みかんを生産していますが、近年気象変動の影響で品質の変動が大きくなっていることが課題の1つとなっています。
生産現場で糖度の予測値を栽培管理に生かし、安定生産と糖度で決まるハイブランド率の向上を目指してきましたが、気象変動の他、温州みかんの樹のゆらぎも糖度に影響するため高精度な予測が困難でした。
そこで本研究ではAIと気象予報値を用いて、温州みかんの出荷時の糖度を収穫の3~6か月前に高精度に予測する手法の開発に取り組みました。
成果の紹介
詳細情報
プレスリリース「AIによる温州みかん糖度予測手法を開発」[外部リンク]
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本実証課題は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号:果H09、課題名:温州みかんの生産から出荷をデータ駆動でつなぐスマート農業技術一貫体系の実証)」(事業主体:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)の支援により実施されました。
研究成果に関する問い合わせ先 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 |
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お問合せ先
大臣官房政策課技術政策室
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