ロボット・自動化農機の安全性検査の実施方法および基準
- 国際規格ISO18497:2018及び「農業機械の自動走行に関する安全性確保ガイドライン」等に基づき策定
- ロボット農機検査は、使用者がほ場内やほ場周辺から監視しながら無人でほ場内を自動運転させるトラクタ・田植機が対象
- 自動化農機検査は、ほ場内で使用する自動操舵機能を有し運転者の乗車を必要とする乗用型農業機械が対象
研究成果の紹介動画
研究の背景
ロボット農機の実用化を見据え、「農業機械の自動走行に関する安全性確保ガイドライン」が農林水産省により策定され、国際規格としては「Agricultural machinery and tractors ― Safety of highly automated agricultural machines ― Principles for design(ISO 18497:2018)」が制定されました。
また、国のスマート農業加速化実証プロジェクトが実施されるなか農研機構においてもSociety5.0の早期実現を目指し、ロボット等の先端基盤技術の社会実装を推進しています。
そこで、農研機構革新工学センターでは安全なロボット農機の開発・普及に貢献するために、安全性検査におけるロボット・自動化農機検査の評価試験方法を策定し実施していますので、その内容について紹介します。
成果の紹介
成果のポイント1
※1ロボット農機を前後進させた時に、警告領域に試験障害物が入った場合に警告を発する必要がある
※2ロボット農機を前後進させた時に、危険領域に試験障害物が入った場合に試験障害物と接触することなく停止し、同時に作業機も停止する必要がある
※3ロボット農機の側方も含め危険領域に試験障害物がある場合にロボット農機が発進してはいけない
警告領域と危険領域のイメージ
詳細情報
2018年普及成果「ロボット・自動化農機の安全性確保のための安全要件と安全性検査の実施方法及び基準」[外部リンク]
2019年農研機構技報No.2 「ロボット・自動化農機の安全性検査の実施方法および基準」(PDF : 13,470KB)[外部リンク]
農業技術革新工学研究センター「安全性検査」[外部リンク]
研究成果に関する問い合わせ先国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 |
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お問合せ先
大臣官房政策課技術政策室
担当者:推進班
代表:03-3502-8111(内線3127)
ダイヤルイン:03-6744-0408