このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

シェアリングによるスマート農業技術の導入コスト低減の取り組み ー 岡山県における広域シェアリング ー


成果の概要
  • 南北100km、標高差500mの県内広域シェアリングで、機械稼働率の向上は可能です。
  • シェアリング先は、高価なスマート農機を購入せずに利用できることを高く評価しています。
  • 料金設定、スケジュール調整、機械故障への対応など、第3者機関の調整が必要です。

研究成果の紹介動画





研究の背景


   スマート農業技術は高価であり、導入コストが大きくなることが普及上の課題になっています。機械の稼働率を上げることにより減価償却費は抑えられますが、近隣でのシェアリングは作業時期が競合します。

   岡山県では、南北約100km、標高差約500mでの広域で直進アシスト田植え機と食味・収量コンバインのシェアリングを行うことにより、競合せずに稼働率を向上させ導入コストを低減させる取り組みを実証しましたので、その結果をご紹介します。


成果の紹介


成果のポイント1

ポイント1

南北約100km、標高差約500mの広域で、水稲の極早生から晩生品種の田植え、収穫を行うことで、作業競合せずにスマート農業機械をシェアリングできます。

成果のポイント2

ポイント1

広域シェアリングのメリット、デメリットを生産組織から聞き取りました。メリットは、高価なスマート農機を購入せずにコストを抑えて利用できること、デメリットは、スケジュール調整や機械損傷への対応、などの意見が挙げられました。

成果のポイント3

ポイント1

シェアリングに要する経費、とくに、機械利用経費(固定費分)を試算しました。地域の実態に合わせて生産組織間で十分に協議が必要です。

成果のポイント4

ポイント1

広域シェアリングの運用上の課題を列記しました。機械利用組織を作るとともに、シェアリングの運用を調整する第3者機関が必要です。


詳細情報

スマ農プロ「SDGs未来杜市・真庭スマート農業オープンラボ」の実証試験を基にとりまとめたものです。データを提供いただいたコンソーシアムの皆さんに深く感謝いたします。

研究成果に関する問い合わせ先

国立研究開発法人  農業・食品産業技術総合研究機構
西日本農業研究センター  研究推進室  広報チーム
www-warc@naro.affrc.go.jp



トップページに戻るときはこちらから

トップ写真

お問合せ先

大臣官房政策課技術政策室

担当者:推進班
代表:03-3502-8111(内線3127)
ダイヤルイン:03-6744-0408