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農林水産省

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50mメッシュ精密気象データを用いたキャベツの出荷予測システム


成果の概要
  • 50mメッシュ精密気象データを利用したキャベツの葉齢予測情報を提供します。
  • 収穫作業や出荷計画の策定等を支援するキャベツ出荷予測システムを開発しました。

研究成果の紹介動画





研究の背景


   水稲から収益性の高い園芸作物への転換が進むとともに、規模拡大で作付圃場の増加と作期や作業分散のための作付地域の広域化が見られます。中山間地域は地形が複雑で近距離においても気象条件の違いが大きいことから、圃場毎に生育状況を把握して収穫時期を見極める必要があります。
   
   そこで、中山間地域の複雑な地形下で圃場ごとに対応が取れる50m解像度のメッシュ精密気象データとキャベツの葉齢増加モデルを組み合わせることで、圃場毎に収穫・出荷時期を的確に把握でき、この情報をスマートフォン等で簡易に利用できるWebアプリを開発しましたので、その研究成果を紹介します。

成果の紹介


50mメッシュ精密気象データ

ポイント1

12月の月平均最低気温の例、白線は圃場区画

中山間地域の複雑な地形においても圃場単位の対応付けが可能な50m解像度のメッシュ精密気象データが利用可能です。

葉齢増加モデルによる予測

ポイント2

日平均気温を用いた葉齢増加モデルを活用します。モデルは結球開始期を境にパラメータを切り替えます。

キャベツ出荷予測システムのWebアプリ画面

ポイント3

Webアプリにより栽培記録(写真・メモ)を簡易に記録・蓄積でき、葉齢予測をグラフで簡易に比較・参照が可能です。


詳細情報


2014年普及成果「農業支援情報の基盤となる50mメッシュ気温データの作成手法」[外部リンク]

2015年普及成果「レタスの安定的な契約取引を支援する作付計画策定・出荷予測アプリケーション」[外部リンク]

令和元年度スマート農業実証プロジェクト(株)vegeta(広島県庄原市)

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本研究成果の一部は、農林水産省 「スマート農業加速化実証プロジェクト(広島型キャベツ100ha経営スマート農業化プロジェクト)」の⽀援を受けて得られたものです。

研究成果に関する問い合わせ先

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
西日本農業研究センター  研究推進室  広報チーム
www-warc@naro.affrc.go.jp



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お問合せ先

大臣官房政策課技術政策室

担当者:推進班
代表:03-3502-8111(内線3127)
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