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食卓のもう1品に!お手軽乾物メニュー

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3月のテーマ

和ごはん×保存食

昆布やかつお節などの乾物は、旨みをギュッと閉じ込めた日本の伝統的な保存食。日々の料理に使う野菜や肉類、魚介類も、保存の仕方次第で鮮度とおいしさを保つことができます。今月は「保存」をキーワードに、おいしくて、食品ロス削減にもつながるコツを伝授します。

保存食2食卓のもう1品に!お手軽乾物メニュー

数ある乾物の中でも、リーズナブルに手に入るうえ、下準備に比較的時間がかからない食材に、高野豆腐や乾燥わかめなどがあります。今回はそんな乾物を使った、お手軽アイデアレシピを作家&料理研究家の樋口直哉さんが提案します。

揚げ高野豆腐の卵とじ

高野豆腐は肉や魚に負けない食べ応えがある食材で、揚げることで油のコクが加わり、さらに食べ応えがアップします。さらに味が染みやすくなり、煮込み時間が短縮できるのもメリットのひとつ。おかずの1品としてはもちろん、ごはんにのせて丼にするのもおすすめです。

揚げ高野豆腐の卵とじ

調理時間約10分 (戻し時間は含まない)

材料2人分

高野豆腐 ・・・ 2枚(乾燥時約33グラム)
玉ねぎ ・・・ 4分の1個
しょうゆ ・・・ 30cc
みりん ・・・ 30cc
砂糖 ・・・ 大さじ1
・・・ 200cc
昆布 ・・・ 5cm角1枚
たまご ・・・ 2個
[丼にする場合]
ごはん ・・・ 2膳分
もみ海苔 ・・・ 適量

作り方

  • 玉ねぎは薄切りにする。高野豆腐は水で戻し、両手で挟んでしっかり水気を絞る。6等分に切り、170℃の油で表面がカリッとして、角がかたくなる状態まで揚げる。揚げ網などで油を切る。
  • 小鍋にしょうゆ、みりん、砂糖、水、昆布を入れて中火にかけ、沸いたら弱火に落とし(1)の高野豆腐を加え、2~3分煮たあと、昆布を取り出す。
  • 卵を溶き、(2)に加える。火を中火に強め、フタをして30秒煮たあと、火を止めて3分蒸らす。
  • 茶碗にごはんを盛り、(3)を盛り付け、好みでもみ海苔を散らす。

干し椎茸とじゃがいものオイル焼き

油と相性のよい、干し椎茸を使ったオイル焼きです。干し椎茸は温度の低いところで水からゆっくりと戻すことで旨みが増すので、水に浸したら冷蔵庫に入れておくのがおいしさを引き出すコツです。戻し汁は、だし汁として別の料理に活用しましょう。

干し椎茸とじゃがいものオイル焼き

調理時間約10分(戻し時間は含まない)

材料2人分

干し椎茸 ・・・ 6枚
じゃがいも ・・・ 1個
にんにく ・・・ 1片
オリーブオイル ・・・ 大さじ2
・・・ 小さじ4分の1
黒こしょう ・・・ 適量

作り方

  • 干し椎茸は、洗ってから水(分量外)を入れたボウルに浸し、冷蔵庫に入れて戻す。水で戻した椎茸は、両手で水気を絞る。じゃがいもは洗ってから、皮つきのまま7~8ミリの厚さに切り、耐熱ボウルに入れてふんわりとラップを被せ、電子レンジ(600W)で1分加熱する。にんにくはスライスにする。
  • フライパンにオリーブオイルをひき、傘を下にした干し椎茸とじゃがいもを並べ、中火にかける。焦げ目がついたら裏返し、弱火にしてニンニクのスライスを加え、さらに焼く。
  • 裏側にも焦げ目がついたら、塩、こしょうを振り、油を切りながら器に盛り付ける。

鯛とわかめの和風カルパッチョサラダ

わかめは「海の野菜」ともいわれ、手軽に食物繊維をたっぷり摂ることができる食材です。水で戻してから時間を置いてしまうと、ふやけて食感が損なわれるため、使う直前に戻すことでシャキシャキ食感を残すようにしましょう。

鯛とわかめの和風カルパッチョサラダ

調理時間約5分(戻し時間は含まない)

材料2人分

鯛(刺身用) ・・・ 100グラム
カットわかめ ・・・ 4グラム
ミニトマト ・・・ 4個
オリーブオイル ・・・ 大さじ1
米酢 ・・・ 小さじ1
しょうゆ ・・・ 小さじ1
柚子胡椒 ・・・ 好みで少々

作り方

  • カットわかめは水で戻し、ザルなどでよく水気を切る。ミニトマトは8等分に切る。鯛は薄くそぎ切りにして皿に並べ、塩(分量外)を薄く振る。
  • 鯛の上に水気を切ったわかめ、ミニトマトを散らす。オリーブオイル、米酢、しょうゆ、柚子胡椒を混ぜたドレッシングをかける。

レシピ作成

料理研究家 樋口直哉さん

料理研究家 樋口直哉さん

第48回群像新人文学賞を受賞し、作家デビュー。二足のわらじをはく。今までの料理の構造や調理プロセスを検証し、新しいレシピを提案。雑誌やウェブで活躍中。『大人ドロップ』(小学館)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『ぼくのおいしいは3でつくる』(辰巳出版)など著書多数。

第48回群像新人文学賞を受賞し、作家デビュー。二足のわらじをはく。今までの料理の構造や調理プロセスを検証し、新しいレシピを提案。雑誌やウェブで活躍中。『大人ドロップ』(小学館)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『ぼくのおいしいは3でつくる』(辰巳出版)など著書多数。

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外食・食文化課食文化室

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