子どもがよろこぶカラフルお弁当
4月のテーマ
和ごはん×親子
食は命の源であり、食をきっかけに、親が子どもたちに教えられることもたくさんあります。一緒につくり、楽しみながら、子どもたちに食の大切さを教えてみませんか?今月のキーワードは「親子」。共同作業のコツや子どもがよろこぶお弁当づくりについてご紹介します。
親子3子どもがよろこぶカラフルお弁当
「おいしくて、栄養があって、子どもがよろこぶお弁当をつくりたい!」……。そんな思いはあっても、毎日のこととなると、変化のあるメニューを考えるのはちょっと大変なもの。 しかし、つくるポイントをおさえてしまえば、お弁当づくりは意外と簡単だと思えるようになります。そこで今回ご紹介するのは、“これだけ知っておけば大丈夫、楽々お弁当づくり”の3つのポイントです。
色とりどりの食材で栄養アップ!
彩りのあるお弁当は、栄養バランスの偏り防止にもなります。お弁当が茶系になってしまいがちという方は、下記の色別食材を参考に、おかずで足りない色はないかをチェックしましょう。赤、緑、黄、黒の食材を使ったおかずを組み合わせ、そのほかの食材で色を足すのもおすすめです。
【赤色】にんじん、パプリカ、トマト、エビ、ウインナ、ハム
【緑色】ブロッコリー、ほうれん草、アスパラ、オクラ、キュウリ、レタス
【黄色】たまご、コーン、かぼちゃ、黄色ミニトマト、さつまいも
【そのほか】ふりかけ、小梅、青のり、でんぶ、黒白ゴマ、桜えび、かつお節
お弁当の割合と詰め方
お子さんは、その日の体調や環境の変化などによって、食べられる量が変わってきます。お弁当の全体量は、「無理なく」が基本です。最初は家庭(食卓)でいつも食べる分量より少なめにし、お弁当に慣れてきたらふだん食べている量まで増やしていくようにしましょう。
お弁当の中身の割合は、通常のごはんと同じです。
おおまかに、主食5(ごはん、パン、うどん)、主菜2(肉や魚類)、副菜3(野菜や海藻を使ったメニュー)を基本として考えてください。
そしてお弁当を詰める順番は、「大きなものから」がポイントです。
(1)主食(ごはん)、(2)大きなおかず、(3)小さなおかず、(4)すき間メニューや彩り野菜、この順で詰めていきます。ポロポロこぼす原因になる小さなおかずは、カップにまとめて入れるとよいでしょう。
お弁当づくりお役立ちアドバイス
お弁当づくりで大切なのは、「食中毒の予防をしっかり」することです。夏場は特に気をつけましょう。 いたみ防止に有効なのは、おかずはしっかり中心まで熱を加え、汁気がある場合はよく切ること、さめてから詰めてフタをすること。そして保冷シートなどの市販グッズを有効活用するのも一案です。
また、食べる意欲が出るようにしてあげることも忘れずに。 例えば食材はもちろんですが、カラフルな色の調味料入れや仕切り、カップなどを使い、フタを開けたときに、お子さんが「楽しい!」と思える工夫をしましょう。 特に小さいお子さんの場合は、ごはんやおかずをかわいい形にしてあげると喜びます。その代表例が、タコさん・カニさんウインナや、うさぎりんごなどの「飾り切りおかず」。いきなり飾り切りはハードルが高いという方は、市販の型抜きを使ってアレンジすることからはじめてみてはいかがでしょう。昨今は、いわゆる「キャラ弁」も簡単にできる型抜きなど、お弁当づくりが楽しくなるアイテムが多数ありますので上手に取り入れてみてください。
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大臣官房新事業・食品産業部
外食・食文化課食文化室
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