夏バテを防止するには?
7月のテーマ
夏野菜
旬の野菜は味が濃厚でおいしいだけでなく、栄養価も高く、入手しやすいです。特に夏野菜には疲労回復や食欲増進効果もあるので、暑い日々には積極的にとりたいものです。今月のキーワードは「夏バテ防止」と「夏野菜」。旬の夏野菜のレシピをご紹介します。
夏野菜ネバネバ料理で夏バテ防止!
オクラやモロヘイヤ、ツルムラサキ、ヤマイモなどの粘り気のある野菜は、昔から滋養強壮効果が期待でき、夏バテ防止に良いとされています。粘り気のもとは食物繊維のペクチン。便通を促し、腸内環境を整えてくれるだけでなく、ネバネバ成分が胃の粘膜を保護してくれたり、つるんとした口当たりが食欲増進を助けてくれたりと、暑い日々の救世主のような存在です。簡単な調理方法で食べられるものが多いので、積極的に取り入れてみましょう。
モロヘイヤの冷やし鉢
冷蔵庫に作り置きがおすすめ!たっぷりのだしにしてスープ代わりにも。
調理時間約5分 (冷蔵庫で10分程度冷やす)
材料2人分
モロヘイヤ | ・・・ | 1/2束 | ||
---|---|---|---|---|
白だし | ・・・ | 100~150cc(目安) | ||
ミニトマト | ・・・ | 30cc | ||
オクラ | ・・・ | 2本 |
作り方
- 白だしを容器に記載された分量を参考に水で薄めておく。
- ミニトマトのお尻に爪楊枝で穴を開け、沸騰したお湯に数秒入れ、冷水に取る。冷えたら皮を剥く(湯剥き)。
- 沸騰したお湯に塩をひとつまみ入れ、オクラを1分茹でる。冷水にとり、縦に半分に切る。
- 沸騰したお湯に塩をひとつまみ入れ、モロヘイヤを茎から入れて1分茹でる。冷水に取って一口大に切る。
- (1)に(2)(3)(4)を浸け、冷蔵庫で冷やしておく。
ポイント
白だしに加える水の分量は、飲んでみて塩辛くなく、美味しく飲める程度が目安。味見しながら加えてみましょう。薄味に仕上げるとたくさん飲むことができ、水分補給にもなります。冷蔵庫で数日保存できます。
モロヘイヤのインスタント味噌汁
暑い日は火を使わずに料理したい!
調理時間約5分
材料1人分
茹でて刻んだモロヘイヤ | ・・・ | 約大さじ1 |
---|---|---|
刻んだ長ねぎ | ・・・ | 大さじ1 |
かつお節 | ・・・ | 大さじ1 |
みそ | ・・・ | 大さじ1 |
作り方
- 材料全てをお椀に入れる。
- 沸騰したお湯を8~9分目まで注ぐ。
- みそをよく溶かすように混ぜて出来上がり。
ポイント
モロヘイヤはまとめて茹でて、叩くように細かく刻みます。それを冷蔵庫に用意しておくと、すぐに食べられて便利です。みそはお好きな種類で。長ねぎとかつお節はお好みでたくさん入れても。お椀の大きさによって味の濃さが変わるので、飲んでみて塩辛かったらお湯を、薄かったらみそを足してお好みの味に調整しましょう。
ツルムラサキのシンプル酢の物
お酢との相性抜群!夏のサラダ代わりに。
調理時間約5分
材料2人分
ツルムラサキ | ・・・ | 1/2束 |
---|---|---|
掛けだれ | ||
好みの種類の酢 | ・・・ | 大さじ2 |
しょうゆ | ・・・ | 大さじ1 |
作り方
- ツルムラサキを沸騰したお湯で1分茹でる。
- 冷水に取り、一口大に切る。
- 掛けだれを作り、(2)にかける。
ポイント
酸っぱいのが苦手な方はしょうゆと酢の割合を1:1(二杯酢)にしても。掛けだれは、少し甘い三杯酢やポン酢にしてもおいしくいただけます。
ツルムラサキの和風ナムル
子どもたちも好きな味。塩でうま味を引き出すことで、ビールもごはんも進む一品です!
調理時間約5分
材料2人分
ツルムラサキ | ・・・ | 1/2束 | ||
---|---|---|---|---|
白ごま | ・・・ | 小さじ1/2 | ||
ごま油 | ・・・ | 小さじ1 | ||
塩 | ・・・ | 2つまみ | ||
しょうゆ | ・・・ | 小さじ1/2 |
作り方
- ツルムラサキを沸騰したお湯で1分茹でる。
- 冷水に取り、一口大に切る。
- ごま油、白ごま、塩、しょうゆをツルムラサキと和える。
- ちりめんじゃこまたはシラスを乗せる。
ポイント
調味料は少なめに入れてみて、味見しながら調整しましょう。ちりめんじゃこ(またはシラス)は、あらかじめ和えても。
お問合せ先
大臣官房新事業・食品産業部
外食・食文化課食文化室
代表:03-3502-8111(内線3085)
ダイヤルイン:03-3502-5516