金婚漬け(きんこづけ)|にっぽん伝統食図鑑
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金婚漬け(きんこづけ)

岩手県金婚漬け(きんこづけ)
分類(大)
農産
分類(小)
漬物
主な使用食材
しろうり、にんじん、ごぼう、昆布、味噌
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出典:農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」
画像提供元:〇〇〇
主な伝承地域
花巻市
食品概要(特徴・種類)
味噌や漬物の消費量が全国屈指の岩手県を代表する漬物。わたをくりぬいたしろうりに昆布で巻いたにんじんやごぼうなどを詰め、味噌やもろみに漬け込んで作る。輪切りにすると、つややかなべっこう色に漬かったしろうりと赤いにんじん、茶色のごぼう、黒い昆布との調和が花や家紋のように美しく、漬物の芸術品と呼ばれることもある。
歴史・文化、関連行事
県内全域が豪雪地帯に指定されている岩手県では、昔は凶作に見舞われることもあり、その備えとして各家庭で様々な保存食が作られてきた。金婚漬けもその一つと考えられており、長く厳しい冬の保存食として江戸時代の終わりごろから親しまれてきた。 味噌を作る時に熟成や発酵を促すため、あるいは野菜を保存するために、味噌に野菜を入れたことが始まりといわれ、長く漬け込み熟成する程に味に深みが増し美味しくなることが、金婚式を迎えるような長年連れ添った夫婦に例えられて、「金婚漬け」と名づけられたとされる。見た目が岩手県沿岸部で取れる「キンコ」というナマコの一種に似ていることが名前の由来という説もある。
製造方法
7~8月頃に収穫されたしろうりの両端を切り落とし、わたをくり抜いて筒状にしてから塩で下漬けする。同様に塩で下漬けにし、水分やあくを抜いたにんじん、ごぼう、きゅうりなどを、洗って水気をきった昆布で緩まないようにきつく巻き、しろうりに詰めて樽に並べ、その上に味噌を仕込む。しそや唐辛子を詰めたり、もろみ醤油に漬けたりすることもある。
保護・継承の取り組み
健康志向の高まりを受け、減塩商品も開発された。代表的な郷土料理の一つとして、観光客が多く訪れる飲食店で提供されたり、土産物として販売されたりしている他、ふるさと納税の返礼品にも採用されている。
主な食べ方
そのまま酒の肴などとして食される他、刻んでお茶漬けやおにぎりの具材にもする。焼きうどんに加えたり、お弁当のおかずにしたりしてもよい。切り口の美しさが華やぎやめでたさの演出にも役立つため、その名前の由来となった金婚式や結婚式といった祝いの席で供されることや、贈答品に使われることもある。




