和歌山の梅干し(わかやまのうめぼし)|にっぽん伝統食図鑑
- TOP
- ABOUT
- 伝統食の分類
- エリア検索
- "発酵文化"について
- English
和歌山の梅干し(わかやまのうめぼし)

和歌山県和歌山の梅干し(わかやまのうめぼし)
分類(大)
農産
分類(小)
漬物
主な使用食材
梅、塩
ダウンロード可能な画像を使用する場合は「リンクについて・著作権」をご一読の上、
出典を農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」と明記し、ご利用ください。
なお、画像提供元の記載がある場合は画像提供元も併せてご記載ください。
画像提供元の記載例
【画像提供元の記載がない場合の記載例】
出典:農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」 【画像提供元の記載がある場合の記載例】
出典:農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」
画像提供元:〇〇〇
画像提供元:(株)トノハタ
この画像はダウンロードできません
主な伝承地域
日高郡みなべ町、田辺市
食品概要(特徴・種類)
梅は和歌山県の特産品の一つで、全国の梅の収穫量のうち、約6割を和歌山産が占めている。梅の生産が盛んな県中部および南部は、年間を通して気温差が小さく温暖なこと、水はけの良い土壌条件に恵まれていたことが、産地としての発展につながった。
和歌山県では様々な品種の梅が栽培されているが、代表的なものに「南高(なんこう)梅」「古城(ごじろ)梅」があり、中でも全国的に有名なのが「南高梅」である。大粒の「南高梅」は、その実は果肉がたっぷりで柔らかく、梅干しにするととけるような食感になり、食する人を魅了する。
梅には疲労回復などに効果のあるクエン酸や、リンゴ酸などの有機酸が含まれている。他にもカリウムやマグネシウムなどのミネラルも豊富で、美容や健康維持に適した食品である。
歴史・文化、関連行事
江戸時代、紀州藩田辺領下において、竹や梅の生えていた痩せ地は年貢が免除されていた。そこに梅を栽培したのが、本格的な梅栽培の始まりと伝えられている。また17世紀初頭に入り、城代家老の安藤直次が奨励・保護政策に乗り出したため、梅栽培は田辺南部地方へと広がっていった。
明治時代に入り、 コレラや赤痢など伝染病の流行があったことから免疫力を高める梅干しの需要が高まった。また、日清・日露戦争が起こると軍用食としても梅干しの需要が増していった。
その後、「南高梅」や「古城梅」などの優良品種が発見されると、日常食で梅を食べる機会が増え、栽培面積も広がることとなった。1980年代に入ると自然食品や健康食品ブームによって、梅干しへの注目は全国的に高まっていった。
製造方法
収穫後、選果した梅はその日のうちに塩で30日間程漬け込む。その後、夏場の日光に、3~4日間程度干す。干し上がった梅を洗浄、選別し、好みの味で漬け込む。近年は減塩志向の高まりにより、塩分10%以下の甘みのある梅干しが多く生産されている。
保護・継承の取り組み
和歌山県の梅干しは、地域のスーパーや土産物店などはもちろん、全国の食料品店や商業施設、通信販売などで広く販売されている。
梅の町として知られるみなべ町では、2019年に梅を使ったレシピ本「まいにち元気31日の梅レシピ」を発行。同書は、若い女性や子育て中の主婦などに日本の伝統食である梅料理をもっと身近に感じてもらいたいという思いから、みなべ町の梅農家や南部高校などが協力・考案したレシピを紹介している。
主な食べ方
梅干しの食べ方は多岐に渡る。ご飯のお供やおにぎりの具材、お茶請けなどで日常的に食されることが多い。他にも梅和えや梅煮など、様々な料理の調味食材として使用されることが増えている。また、おかゆに加えた滋養食やお酒に割り入れるなど、好みに応じた食し方ができる。




