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農林水産省

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錦絵

明治150年 イメージ画像

明治時代、養蚕の奨励や生糸の輸出拡大を図るために盛んに描かれた、養蚕や製糸をテーマとした錦絵をご紹介します。

養蚕手びき草(こがいてびきぐさ)(明治5年(1872))

蚕の孵化から、成長に合わせた桑の葉の与え方から繭の収穫、揚返し、生糸括までの一連の作業が図解されている。

生糸製法一覧(きいとせいほういちらん)(明治6年(1873))

牛首(うしくび)から数々の座繰り器、揚返し器が描かれている。明治3年にイタリアから導入されたケンネル式より掛けによる座繰り器も見られる。

教草第六 野蚕一覧(おしえぐさだいろく やままゆいちらん)(明治5年(1872))

ヤママユガ(天蚕(てんさん))の飼育法について書かれている。天蚕の飼育は天明年間(1781~89)に長野県穂高有明地区で始められたとされる。

東京築地舶来 ぜんまい大仕かけ きぬ糸を取る図(とうきょうつきじはくらい ぜんまいおおじかけ きぬいとをとるず)(明治5年(1872))

明治3(1870)年、実業家の小野善助が築地に開設した小野組築地製糸場の図。イタリア式繰糸機による60人挽きの製糸工場。繰糸機械は木製で、ケンネル式より掛け、3条繰り、煮繰分業、大枠へ直接生糸を巻き取る直繰式(じきそうしき)となっている。当時のイタリア式繰糸法を知る唯一の貴重な図である。

上州富岡製絲場(じょうしゅうとみおかせいしじょう)(明治5年(1872))

明治5年に創業した官営富岡製糸場の全景を描いた錦絵。フランス人技師を招き、フランス式繰糸機による生糸生産を行った。現在もなお残る繭倉庫、繰糸場の様子などが詳しく描かれている。また左下にはフランスの国旗を掲げた「フランス人館」も見られる。

上州富岡製糸場之図(じょうしゅうとみおかせいしじょうのず)(明治6年(1873))

官営富岡製糸場には300釜のフランス式繰糸機が150釜2列に設置された。全国から集まった工女たちが最新技術を学んで郷里へ持ち帰った。レンガ造りの建物の様子と、屋根を支えるトラス構造が鮮やかに描かれている。フランス式繰糸機の姿を今に伝える貴重な図である。

富岡製絲工場女勉強之圖 富岡製絲場全縮圖(とみおかせいしじょうこうじょべんきょうのず とみおかせいしじょうぜんしゅくず)(明治6年(1873))

上段は富岡製糸場の外観、下段は工場で働く工女の姿を描いている。中央に立つ女性の赤い襷(たすき)と下駄の高さは一等工女のしるしで、工女たちの憧れの的であったという。

勧業博覧会之内 器械場乃略図(かんぎょうはくらんかいのうち きかいじょうのりゃくず)(明治10年(1877))

明治10年(1877)に上野で開催された第1回 内国勧業博覧会に、工部省工作局が出品したフランス式繰糸機を描いた図。 2緒繰りで、共より式のより掛けまで詳細に描かれている。繰糸と、煮繭・索緒(しゃけん・さくちょ)を行う者が分かれる煮繰分業式。

内国勧業博覧会 機械館の図(ないこくかんぎょうはくらんかい きかいかんのず)(明治10年(1877))

明治10年(1877)上野で開催された第1回 内国勧業博覧会に、工部省工作局が出品したフランス式繰糸機を描いた図。動力の蒸気機関も描かれている。繰糸と、煮繭・索緒(しゃけん・さくちょ)を行う者が分かれる煮繰分業式。左端には天皇皇后両陛下による視察の様子、遠景には「美術館」や「農業館」など会場の様子も見られる。

養蚕展覧之図(ようさんてんらんのず)(明治13年(1880))

繭や生糸を天皇皇后両陛下の天覧に供する様子を描いている。画面奥には養蚕の作業や、昔ながらの牛首で糸とりをする様子も見られる。

女官養蚕之図(にょかんようさんのず)(明治17年(1884))

宮中でのご養蚕の様子を描いた錦絵。こうした画題はこの時期盛んに描かれた。生糸の輸出拡大を図るなかで、養蚕を奨励する目的があったとされる。蚕の掃立てから、包丁で桑の葉を刻んでいる様子、藁蔟(わらまぶし)から収繭(しゅうけん)する作業などが詳細に描かれている。

帝国蚕業歴史画(ていこくさんぎょうれきしが)(明治37年(1904))

日本に養蚕が広まっていった歴史を、神話の時代から明治期まで概略的に表したもの。上段左の「仲哀天皇の時、秦、功満王、蚕種珍宝を献ず」から始まり、雄略天皇による養蚕の奨励、画面のほぼ中央には富岡製糸場の開設について記されている。

新版 本場養蠶壽語録(しんぱん ほんばようさんすごろく)(明治時代)

養蚕が奨励されるなかで、一般の人々にもその内容をわかりやすく伝えるために出版された。すごろく遊びをしながら養蚕の過程を学ぶことができる。すごろくの振り出しは、下段中央の「かいこたねとり(蚕種取り)」。エサの桑の葉をとる「桑つみ」、繭をあつめる「まゆかき」などの工程を進み、最後は繭や生糸を宮中へ「献上」して上りとなる。


お問合せ先

農産局果樹・茶グループ

代表:03-3502-8111(内線4996)
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(掲載画像の使用許可申請について)
岡谷蚕糸博物館-シルクファクトおかや-

電話:電話:0266-23-3489

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