このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

水のものがたり

「ビジュアルパンフレット~水のものがたり~」についてはお気軽に農村振興局設計課広報Gまでお問合せください。

山からの恵み「源兵衛川(静岡県三島市)」

源兵衛川(静岡県)位置図(源兵衛川)
源兵衛川[げんべえがわ](静岡県三島市)
室町時代に地元有力者であった寺尾源兵衛によって建設。水源が富士山からの冷たい湧水であることから、農業用水として利用できるよう
太陽光で水温を上昇させるため、水路幅を広く、水深を浅くするといった工夫がなされている。現在も地域農業を支えるかんがい施設であり、
平成28年に世界かんがい施設遺産に登録された。

地域の水がめ「御射鹿池(長野県茅野市)」

御射鹿池(長野県)位置図(御射鹿池)
御射鹿池[みしゃかいけ](長野県茅野市)
八ヶ岳中信高原国定公園内の風致を維持するための特別地域に属している。この地域は、かつて3年に1度米がとれればよいといわれた冷害常習地で、更に水源の渋川の水は冷たい上に強酸性であったが、昭和8年に完成したこのため池で、水を希釈し温めることによって農業用水として使えるようになり、水稲の収穫量や作柄は大きく改善された。東山魁夷の有名な作品「緑響く」のモチーフになったことでも知られる。

まちへむらへ「通潤橋(熊本県上益城郡山都町)」

通潤橋(熊本県)位置図(通潤橋)
通潤橋[つうじゅんきょう](熊本県上益城郡山都町)
干ばつに苦しむ白糸台地に水を引くため、嘉永7年に築造された水路橋。
熊本城の石垣と同じ堅固な石積み技法、逆サイホン水路方式(連通管の原理)の採用、橋上中央に設置された土砂抜きの放水口など、当時の技術の粋を集めて築造。平成26年に通潤橋を含む「通潤用水」が国内初代の世界かんがい施設遺産として選定された。

実りを運ぶ「田園風景(長野県大町市)」

田園風景(長野県)位置図(田園風景)
田園風景(長野県大町市)
北アルプス山岳地にあり、北アルプスより流れ出る豊富な水により米作を中心に営農されている。典型的な内陸性の気候で、北アルプスの山々を映す仁科三湖やダム湖があり、豊富な温泉にも恵まれ、四季を通じて山岳観光都市としての地勢を備えている。

暮らしととともに「砺波平野(富山県)」

砺波平野(富山県)位置図(砺波平野)
砺波平野[となみへいや](富山県)
飛騨山地を源とする庄川及び小矢部川によって形成された複合扇状地であり、豊かなかんがい用水を背景に古くから穀倉地帯として栄え、屋敷林に囲まれた農家が点在し、日本を代表する散居村を形成している。洪水のたびに流失する取水堰や干ばつの被害への対策として、昭和15年に庄川合口ダムが完成し、安定した水の供給が行われるようになった。


農業農村整備(NN)とは

NN表紙NN裏表紙 
NNは農業農村整備の略称。農業農村整備は水や土を相手に、自然との共生を図りながら営まれる農業を支援するため、必要な農業用水を確保するためのダムやため池の建設、営農条件を改善するための水田・畑の整備、農村の環境整備などを行っている事業の総称。
令和3年3月に、今後5年間の方向性を示した新たな土地改良長期計画が策定された。> 新たな土地改良長期計画についてはこちら

写真は上から「昔の新潟平野」「豊稔池(香川県)」「雨乞い神事(島根県吉賀町:第19回しまねの農村景観フォトコンテスト入賞作品)」「調整池(富山県)」「新潟平野」

お問合せ先

農村振興局整備部設計課広報G

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338